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Suno AIでCM作成完結編

1.今回やる事

今回は音楽生成AIを使って、オリジナルCMを作って見よう企画の第3弾です。第2回のこの企画の時に、Suno AIの1回で作れる楽曲の制限、1分20秒の壁にぶち当たり、ちょっと長い歌詞を準備したら、1曲に収まりきらなくなって途中で切れる結果になりました(以下投稿記事)。

それが逆に功を奏して、不足分を自分の手で楽曲演奏することで、丸々1曲を完成させて、気分的にも大変満足して終える事が出来ました。

ただ、あの投稿記事を書いた後に、Suno AIのメニューに「Continue From This Clip」みたいな選択肢があって、どうやら1回生成した楽曲に追加作成が出来るようなことに気がついたのです!つまり1分20秒の続きが作れるわけか…。

でも追加するには、新たに続きの歌詞を書かなくては、今度は歌詞が逆に足りない…。前回は1分20秒を意識して、歌詞についてはこれでも短めに作りました(あふれたのは‘Always’の1単語だけ)。

前回歌詞を書いたのはClaude2というチャット型のAIで、追加の歌詞を書くにしても、あいつはそのことは忘れてんだろうなぁ…、なんて考えて、どうしようか迷ってたんです。ChatGPTでも何でも良いけど、前回のClaudeの作詞が良かったので今回も追加をお願いしてみることにします。

今回はそういうことが可能なのかをチャレンジしてみる企画です!結果は最後にお見せします(YouTubeなんで…)。

さて、ここで大事なことに触れなくてはいけません。AIはものすごいスピードで日々進歩しています。私はSuno AIで1分20秒の壁に当たり、さらに完成した音を聴いて、音質の悪さに多少なりともガッカリしたんです。

しかし、続編のこれを書いているその時、なんとSuno AIのV3(alpha版)がリリースされたとの情報が耳に入りました。有料プランでしか使えないようですが、それでもその機能にびっくりしたんです!
※Claudeも3になってる!わぁ~💦

どうやらV3の改良点はこんな感じらしい…

・オーディオ品質の改善(不満だった音が改善!)

・1クリップの長さが最長で2分までに(1分20秒ストレスが多少軽減される!)

・作曲の時間を短縮(早いことは良いなぁ)

・表現力の向上(作曲の幅が広がったかな?)

・インストゥルメンタル曲(ボーカルなし)指定が可能に(歌詞いらずでも試せる)

・カバーする言語を拡大(なるほど)

こうなると以下のこれからの努力も少しは軽減されるはずだけど、これを書き始めた時はそんな事実はありませんでした。ということで知らないと言う前提で以下まとめます。

2.追加の歌詞を依頼しよう(Claude2)

前回Claudeの書いた歌詞の構成は、

▶Aメロ-Bメロ-サビ(パターン1)

と言う単純な構成です。

前回はこの歌詞をそのまま、Suno AI(音楽生成AI)に渡したんだけど、曲として完成させる作業の中で、私が構成を前後させて変えてしまったんです。サビ部分を先頭に移動させて、その構成を繰り返しました(間奏も追加)。以下のようにね。

▶サビ-Aメロ-Bメロ-間奏-サビ-Aメロ-Bメロ-サビ(パターン2)

ですから、今回も同じやり方にするため、大元の単純な構成の歌詞(パターン1)からスタートします。これに新たに歌詞を追加してもらうんです。パターン2のような構成変更は、最終のレコーディング作業で調整することにします(前回同様)。

前回は作品の音量が小さかったのと、音質面が気になったので、今回も最後は自分の手で仕上げることにしますよ(V3で改善されてるらしいが…)。

まずは丁重にClaudeに前回の歌詞(パターン1)を示して、この続きを書いて下さいと頼んでみました。とりあえず日本語で以下の構成の追加歌詞が書けました。

▶Cメロ-Dメロ-サビ2-エンディング(パターン3)

そう!今回は曲の締めにエンディングパートを作ってみたんです。その結果、なんだか前回の歌詞をかなり引用してて似た作りだけど、まあ、メッセージ的にはその方が好都合なのかも知れません。

前回は英語の歌詞で曲を作ったから、やはり英語にして合わせなきゃ!って言うことで、その場で英訳してもらいました。

3.作曲家のSuno AI先生

やることは簡単で、前回作ったSuno AIの楽曲はそこのライブラリに履歴として残っているので、まずはその中から前回の該当の曲を探してみます。

目的の楽曲を見つけました!一応頭から終わりまで聴いて確認しました。そうそう、最後のサビの歌詞の途中でブツっと切れてる(1分20秒の限界)。

今回の追加発注をしたら、切れてしまった幻の「Always」の歌詞部分が復活するのかな?なんだか楽しみです(結果は後ほど)。※以下失われたAlways

該当の楽曲のメニューから「Continue From This Clip」を選択します。するといつもの歌詞入力やジャンルを選択するページに来ました。

すかさずClaudeの歌詞(パターン3)をペースト…。ジャンルも前回のをそのまま使い、[CREATE]をポチっ!

前回も書きましたが1度の依頼に対して2曲上がって来ます。最初のトライで繋がりが良さそうな楽曲が出力されました(2曲共に)。

ところで前回消えてしまった、肝心の幻の歌詞「Always」は?

聴いてみたら、Alwaysは復活しないで、なんか適当に誤魔化されていました。声とも楽器ともつかない‘oh~’みたいな音声で繋がれました。※以下復活しなかった‘Always’部分

仕方なく‘Always’の部分は前回と同じように、「keep smiling」の反復の歌声で被せて、誤魔化された部分は音を小さくミックスします。

それにしても、今回もまた…、今度は最終部分(エンディング)の歌が、ブチっと切れてます。1分20秒に満たないのに切れるんですね。ここは、後で考えよう…。※以下唐突に切れる歌声

4.構成変更と追加レコーディング

まずはiPhone GarageBandの前回の録音トラックから以下の横線部分を削除します。

▶サビ-Aメロ-Bメロ-間奏-サビ-Aメロ-Bメロ-サビ

そしてそこに今回の出力された音声を乗せてみます。以下Cメロから追加分です。

▶ サビ-Aメロ-Bメロ-間奏-サビ-Cメロ-Dメロ-サビ2-エンディング

テンポは全く一緒だからそのままで上手くハマりました。エンディングの途切れる歌は、そこの歌部分を切って貼って繋いで、声を長く伸ばして歌ってるかのように誤魔化します。リバーブ深めで粗を隠します。歌い上げてのエンディングです。

さて、打ち込み演奏の追加です。ここは前回打ち込んだ物(トラック)をコピペして、必要あればフレーズの追加を行うという作業になります。

Cメロは今回初めて出てきたコード進行なので、聴き取りながらピアノやブラスセクションを追加します。

Dメロは歌詞とメロディーは多少違うけど、コード進行は同じで行けそうです、ラッキー!

あと少しだ💦

ここで今までとちょっと違うアプローチを…。演奏は全て私が上書きして、元々の演奏を聞こえないように隠していましたが、初めて元々の演奏を全面に出した部分があります!エンディングに繋がる生ギター間奏部分です。ここはなんか雰囲気が良かったので使いました。

そして最後に、前回のAメロ、Bメロ、サビについても、気に入らなかった音の修正追加を少しだけ行い(ちょっとしたこだわり?)、遂に楽曲が全て完成しました!

5.映像編集

さて映像ですが、ここは手馴れたCapCutで、他の映像用に準備したAI画像や写真素材を使い回したりして、そこに新規WEBサイトの宣伝を入れて完成。

非常にスムーズなもんです。何度か試作サンプルを再生しながら、気になる箇所の画像を入れ替えたりして、最終版として磨き上げ、とうとう完成しました👏

完成作品はYouTubeに既に公開中ですので映像を貼ります。もし、画質が著しく悪い場合は、以下YouTubeをアプリで開いてもらうと、少しは改善されるかも知れません。

6.完成して…

何だか前回とやってることは同じですね。生成AIの不満な部分を自分なりに編集を入れることで、気分的にも作品的にも丸く収まった感じです。

もし、新たに出てきたSuno AIのV3を使ってたらどうなってたでしょう?音質は良いみたいだから再録音は要らないのかな?いや、それではつまらないです。自分の作品という感じがどうしてもしない。これは私の個人的なこだわりなんでしょうね。

単に音楽素材として、SNSや映像サイトに並べるだけなら多少納得するかな?でも作品として発表するなら、私個人的にはV3でも不満でしょう。

他の音楽生成AIで、MIDI出力も出来るのがあるとか?それなら発展性もあるのかな?

いやいや、これ書いてる間にもAIの進歩が早く進んでいそう。そんな不満を通り越して、いずれお年寄りから子供までが、好きに音楽を作って楽しむ時が来そうだし、そんな日もすぐそこだと思います。

それが楽しいかどうかは、人それぞれですもんね。私はここまで来ても、やはり自分がある程度手を入れたいな。それはAIの機能の向上に関係なくね。そう感じた楽曲追加作業でした。

7.おまけ(noteお勧め)

最後に今回CMのモデルとして使わせて頂いた「medibeauty」とその代表のご紹介です。私の知り合いでここnoteで定期的に記事を投稿しています。

medibeautyとは、代表(みさみさ)自身が従事している医療業界の分野に、メイクやファッションを取り入れる事で患者様の心のケアを目的として、そこから得られる効果から、生きがいと癒し、そして笑顔を引き出そうと言う試みです。それにより、症状の緩和や病状の進行を遅らせたりする事を目的としています。

▼medibeauty公式WEBサイト
https://medibeauty.my.canva.site/

それを「医療と美容の架け橋」と称して、それを先導して行く企業“medibeauty”を立ち上げるべく日夜努力しています。分かりにくいテーマですが、医療ではカバー出来ない、人間本来の生きる力を引き出す美容的アプローチです。

これは医療関係にとどまらず、介護にも同じ事が行え、認知症予防、進行の抑制、生きがい、に繋がる事になります。

誰もがいずれ通る事になる病気や老化。誰しもが健康で生きる権利があります。少しでもそう言った方々にお手伝い出来るのが“medibeauty”です。

ここnoteでも定期的に記事を投稿しています。ぜひ読者になって応援していただければ幸いです。

過去記事も遡ってご覧いただけると幸いです🙇‍♀️

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