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結婚式の準備とポイント

結婚式準備はとにかく時間勝負。
迫る式、なくなる時間、焦る気持ちよく分かります。
やることは沢山ありますが、一つ一つ整理していけば大丈夫です。

1番大切なことは、「初めから完璧を狙わないこと」だと思います。
そのために先回りで準備を進めて、時間と心のバッファを持つようにしましょう。

これから式をあげる皆様へ、少しでも参考になればと思います。


1、式前のスケジュール

一般的なスケジュールはネットで見てみてください。
以下、自分の時のリアルなスケジュールを記載します。

1年前
会場決め。ポイントは下述の通りで選定しました。4−5会場ほど見て回ったと思います。都内でも1日に3件回ると結構疲れるので注意です。なお、この頃はまだまだ先のことだし、と特に具体的な準備は何もしていませんでした。

6ヶ月前
参列者選定開始。コロナ禍でもあったので、会社はどこまで呼ぶのか友達はどうするのか、迷いに迷いました。また、夫婦のゲストバランスも考慮した方が良いため、この調整に難儀しました(なお、その後のコロナ情勢による欠席地獄で最後までドタバタすることになりました)
・参列者選定

3ヶ月前
上記で決めたゲスト構成に合わせて席順決めをしました。「この人の隣は仲の良いこの人で」「あの人とこの人は関係あまり良くないからちょっと離して」「テーブル的にこのグループとこのグループはくっつけて」など永遠に調整が続きます。動画作成などもちらほらやり始めますが、まだそこまで焦っていませんでした。
・ドレス決め
・席順
・余興依頼

2ヶ月前
このあたりから急に焦り始めます。ようやくTODOの全貌が見えてきて、時間のなさ、自分の計画性の低さに絶望しながら準備を進めました。
・動画作成(写真集め、音楽決定、自作)
・ロゴ作り
・ペーパーアイテム作成
・ウェルカムスペース準備(構想決め、アイテム収集)
・余興準備
・音楽決め

1ヶ月
いよいよ焦りがピークに近づきます。しかしTODOは増える一方でなかなか減りません。もっと早くから準備をしておけば、、、と毎日5−6回後悔していました。
・余興準備
・引き出物準備
・プチギフト準備
・御礼準備(お車代、余興、受付)
・両親へのギフト準備
・招待状準備。 ※通常は3ヶ月前くらいですが、コロナにより開催有無を迷いまくっていたので、ぎりぎりになりました。そのため事前に招待者には連絡をして出欠有無まで確認をしていました。(それでも、招待状送った後に欠席もありましたが)。

1週間前
もう全く余裕はありません。仕事も手につかず、睡眠時間を削り準備に明け暮れました。なお月初だったので仕事も鬼忙しかったです。心に余裕はありませんでしたが、無情にも押し寄せるコロナ影響に怯え、早くこれが終われ!と心から叫んでました。
・余興の詰め
・手紙(花嫁、新郎)作成
・CD準備
・ゲストへ1週間前の連絡(当日はよろしくお願いしますの趣旨)

前日
地獄の追い込みを済ませ、ある程度すっきりした気持ちで前日を迎えました。最後の砦、コメント記載もここまでこれば割とスムーズです。が、コメントを考えるのが意外と大変!早めがおすすめです。
・ネームプレート裏へのコメント記載
・ゲストへ前日の連絡

ご覧いただいたようにとんでもない無計画スケジュールです笑。ぜひ皆様は早め早めの行動をされることを強くお勧めします。

とはいえ、何からしたらわからないから、結局後回しになるのだと思います。そこでおすすめは、「小さくてもいいので、とにかく一歩前に進めてみる」ことです。

動画作成なんかも、とにかく一歩やってみて「あ、この写真が足りない」「音楽どうしよう、サビでうまいこと切り替えたい」など、TODOが無限に出てきます。

「とにかく一歩進めてみる」 ぜひ実践してみてください。


2、式場決め


まずはここから。
式場だけでも大量に情報があるのですが、ポイントを決めて選ぶことが重要です。
大切なことは「テーマ」です。

私たちは「ゲストへの感謝」という点を最大のテーマとしました。
自分達が楽しいことも重要ですが、来てくれるゲストに最大限楽しんでもらえるよう、気を悪くすることが無いよう、最大限の配慮をしたいと考えました。

1、人数
  大体の人数を決めておくことが重要です。
  私の場合は会社関係(40%)、友達(50%)、親族(10%)といった
  割合で合計80名ほどにしました。
  また、夫婦のゲスト割合はおおよそ半々になるように調整しました。

2、費用
  人数が決まれば、おおよその予算を弾き出せます。貯金、ご祝儀、親からの
  支援(あれば)を含め、自分達の負担額を算出してみます。なお、式場から
  の提示額から100万円は上がるので、バッファを見ておく必要があります。
  大切なことは「上がるものだと初めから想定しておくこと」です。

3、日程
  次は日程です、人気の会場は2年待ちなどもザラになります。私たちは
  転勤の都合もあったので、1年前に決めました。
  会社員がゲストに多かったこともあり、以下のような点に留意しました。
  ・土曜日の昼(平日や日曜、連休も避けました)
  ・お盆・年末年始
  ・年度末は避ける(ゲストの転勤などがあるかもしれないので)
  ・大安(こちらはおまけですが、自分達のこだわりでした)

4、立地
  ゲストの所在地の多かった東京での開催にしました。また、配慮としては
  以下の点に留意しました。
  ・便利な駅であること
  ・駅から近いこと
  ・雨でも濡れずに来れること 

5、その他
  ・式当日が晴れるとは限らない、雨天でも問題ないか確認すべしです。
  ・先に式を挙げた知り合いなどの意見を聞く。私は美容師の方に相談し、
   そこからヒントを得ました。
  ・親や親族の意見はそこそこ聞く。重要な要素ですが、そこそこにしておくこ
   とが重要です。どこかで妥協をしてもらうことも必要です。
  ・一応ねごる。最初の契約時に10万円くらいは下がります。ただし、
   その後100万くらいは上がります笑。
  ・式場側の急かしに負けない。即決したら〇〇 に負けないことです。
   ネゴ次第で後日でもそのプラン使えたりします。

最後の決め手として、何より「担当が"ちゃんとしているか"どうか」が重要です。これによりストレスが全然違います。見学時には分かりにくいですが、違和感を感じたら立ち止まった方が良いです。私たちは運よく超気の利くベテランさんが担当で、全く負担はありませんでした。


3、招待状

通常2−3ヶ月前に発送し出欠をとるものですが、もはや今は出来レース化しています。というのも、大体の場合事前に打診をしその上で発送するからです。逆にいうと、誘う人には事前に打診が必要です。何も連絡なしに招待状がいきなり届く、というのは結構マナー違反なので注意です。

事前に打診をする際、住所の入力アプリ(サイト)などをうまく活用すると、住所集めも多少楽になると思います。

なお、招待状の大枠は式場で手配したのですが、私たちの場合はそれに追加アイテムを付けることにしたため、以下のような準備が必要になりました。

・トレーシングペーパーに文字を印刷し、金のペイントをしたおしゃれな飾り
・封筒におしゃれに封をするシーリングスタンプ
・ゲストの住所は手書きで、字の上手い人に有料で依頼

ここはこだわればこだわるほど手間ですが、いい思い出にはなりました。
なお、この準備に際しプリンターも購入しました(プリンターも種類がめちゃくちゃあるので、結構迷いましたが私はコスパ重視でブラザーにしました)。

ポイントは「こだわるかどうか」です。

4、動画

業者に頼んでもいいのですが、これだけで5万円程度するのは馬鹿馬鹿しいので、自作することにしました。Youtubeなどで色々紹介されているように、案外簡単に作成はできます(私はMACで作成しました)。

大変なのは、「写真集め」「写真選定」「音楽選定」です。
これはかなりの手間・時間を要するので、気合が必要です。

まず小さい時の写真を集めるのが一苦労です。親が几帳面に保管してくれていればいいですが、そうで無い場合には実家中を捜索する必要があります。
また、写真選定の際には「誰が来るのか」という点も重要で、複数人写っている写真を使用する場合、参加するゲストへの配慮があるべきです。
さらに音楽もイントロがどうの、サビがどうの、と考えるとキリがありません。

私は正月を利用して、一旦作りましたが、とにかく最後まで変更がありました。あまりの修正の多さだったので、逆に外注にしなくてよかったかもしれません。

ポイントは「修正ありきで作成する」ことです。どうせ後で変わります。

5、余興

余興は2つ、友人スピーチが1つ、余興動画が1つとと計4つのイベントがありかなりのタイトスケジュールでした。
余興の片方は会社関係メンバー参加の自分も参加するタイプのもので、会社の上司を筆頭にかなりの援助をもらいました。が、結局シナリオ作成や小物準備、メンバーへの依頼、動画撮影、リハーサルなど自分がやることはかなり多く、最後はこれに追われていました笑。
通常の方はここまでの余興はないと思うので詳細は割愛しますが、とにかく大変でした。ただ、当日の盛り上がりは半端なく、自分も非常に楽しめたのでやってよかったとは思います。

ポイントは「本気であること」です。中途半端に準備し、適当にウケを狙うと絶妙に滑ります。やるからには本気で取り組みましょう。

6、ペーパーアイテム

招待状に加え、以下準備をしました。プリンターを購入したから作れるだろう、と安直に考えていましたが、これも想像以上に負担が大きく大変でした。
・プロフィールブック
・テーブルナンバー
・御礼の封筒につける、おしゃれな飾り
・プチギフトを入れる袋につける、おしゃれな飾り

特にプロフィールブックは、PPTで概要を作成しキンコーズで印刷をしましたが、
デザイン確定、写真選定、印刷紙の選定、など普通に仕事並みの精度が求められました。

おしゃれな飾り系はもはや負担でしかなかったですが、自己満足の世界に突入しているので、麻痺しながら作成していました。

こちらのポイントも「こだわるかどうか」です。

7、ウェルカムスペース

こちらはまず構想と、できることできないことの確認が大事です。スペースを確認し、机の大きさなどをみておきましょう。なお、当方の際には机2つ、立てるもの2つとだいぶ場所を取りました。
・小物集め
・パネル作成

IKEAや100均などに行き、おしゃれな物を買い漁りました。電飾や鏡、金色のスプレー、おしゃれな箱 など無数に買いました。
特に鏡はこだわりのものがあり、それを入手するのにメルカリなどフリマアプリを駆使し出品者と発送を巡って揉め、夫婦喧嘩もし、色々なイベントが起こりました。

こちらも「こだわるかどうか」によって全然負担は変わります。

8、ギフト関連

ゲストに対して、親に対して、手伝ってくれた友達に対して、、ここは結構気持ちを入れて選びました。
特に気にした点は、ゲストへの引き出物です。当日帰りに大きな荷物を持って帰るのは大変なので、後日郵送パターンにしました。これなら式の後で発注もできるので、突然のキャンセルにも対応できるし、当日は荷物軽いし、一石二鳥でした。

昔の人は当日の引き出物がないとなんちゃらかんちゃら、、という意見は無視です。プチギフトも渡すのでそれで良いでしょう。

プチギフトはおしゃれな紅茶パックとチョコレートにし、袋に入れ自作のペーパーアイテムで飾り付けをしました。

9、お車代、余興のお礼、受付のお礼

今まで自分がもらったものをベースに、それを下回ることの無いように設定しました。なお、お車代はいくら貰ったのか忘れてしまっていたので、気合いで一人2万円としました(これなら下回らないだろうという想定)。

お車代:2万円
余興お礼:5千円
受付お礼:5千円

ポイントは「不平等にならないこと」です。遺恨が残ります。

10、音楽選定

場面場面に合わせて選定します。また、選定した曲のCDを持参する必要があり、これの取集に一苦労しました(PCで焼いてもいいみたいです)。

好きな曲を使ったら良いと思いますが、夫婦で好みも違うのでお互い寄り添いましょう。

11、当日のご飯

正直ここが一番お金がかかります(衣装以外で)。お金をかければ美味しいものにできますが、ある程度妥協しないとお財布が持ちません。まあ、結局どれを食べてもある程度美味しいと思うので、そこそこにしておくのが良いと思います。

12、ゲスト

私たちの頃はコロナ禍だったので、ゲストの出欠が本当に最後までコロコロと変わりました。特に女性は、「友達がいないと」「この子とはあんまり仲が良くないけどこのグループ誘うならこの子も」とか色々とあり大変です。

「コロナを理由に式を欠席する割に、インスタでカフェとか行っているのを見る」とか、そんなこともありましたが、結論「友達ではなく知り合いだった」として割り切りましょう。

全ての人と仲良くやるのは無理です。割り切りましょう。

13、式後の手順

式が終わって一安心。。ではなく、ゲストへのお礼を含めやることは色々とあります。ここでしっかりしておけば、その後の人間関係もうまくいくと思います。

・ご祝儀(金額、人)整理
・引き出物(宅配)の発注
・電報いただいた方へのお礼連絡
・出席者へのお礼連絡

14、最後に

私たちの頃はコロナ禍でもあり、非常に先の見通しが立てづらい状況でした。そんな中でも延期ではなく、開催を進めました。コロナの感染波を読んでいたこともあり、「多分この頃にはピークアウトして、一旦落ち着いているに違いない」と考えていました。

2021年3月に開催しましたが、それを逃したらしばらくお酒の提供ができなくなるとことでしたので、開催をしておいて本当に良かったと思います。

人生はタイミングです。
皆様もぜひ機を逃すことなく、かといって無理するわけでもなく、
いいバランスで、いい塩梅で結婚式に向かって準備を進めらることをお勧めします。

皆様の式が良いものとなりますよう、お祈り申し上げます。

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