見出し画像

生まれ育った場所への想い

毎週火曜日の
集落支援員の移動事務所は
西宇集会所の日


入り口で
わいわいとお話する
地域のみなさん


「あの谷が、テンジンダニよだぁ。ハッソウに行くには、あの稜線まで上がって行かんといかんかっつろ?」

木頭で生まれ育った
90代の地域の方々のお話

「昔は山によう入りよったでぇ。懐かしいのぉ。」


今ではもう
使わなくなった道
普段の暮らしで
山にもはいることはなくなった
地域の方からはいつも
山を歩いていたからこそ分かるお話を
してくださいます

「今度地図持ってきて、みんなでわいわい山の話してみよかぁ?」

なんだかおもしろくなってきました^ ^

「色々変わっていくけんどの、昔の大事なことは残していって欲しいのぉ。何か決めるんも、みんなで集まって、よう話して決めよったけんどの。最近は、やんだのうなってしもうて、わぁも歳だけとって、置き去りにされた気分になる時あるのぉ。」

私でも感じる
時代の流れや変化が
速すぎる感覚

私がはじめて木頭に入ってきた時の
仕事だった、地域おこし協力隊
地方創生や地域づくりなどと
色々な仕事がありますが
木頭で暮らして7年

昔から土地を守り
引き継いできたという
木頭で生まれて育った方の想いなくしては
できないことだと


そのためには
まずはその土地のことを知ること
その土地のあたりまえを知ること
今だけでなく歴史や文化も含めて
そして、今をみること
そのことなくしては
本当の『地域おこし』は
できないんじゃないかと

きっと時間がかかることであり
持続させ、続けることが大事
きっとコミュニケーションもとても大事
直接会って話をすることもとっても大事

めんどくさいと言われたりするけど
そのめんどくさいを
めんどくさいといって
やらなければ
もっとめんどくさいことになるか
もう、戻せなくなったり、失ったりする
最初のめんどくさいは
実はとっても大事

そんなお話を
90代の地域の方と
お話しました

集落支援員の移動事務所では
地域の方の想いに触れる時間があります
その想いを聴くと
背中を押されている気分になります

木頭で暮らす地域の方々が
もっと笑顔で元気に暮らせるように

そのためには
どうしたらいいのだろうか?
移動事務所で
地域の方々とのお話の中に
ヒントや答えがあるのではと思っています


まずは
その場所に行って
話をすることから

日替わりの
集落支援員の移動事務所は
木頭への想いや木頭の知恵が溢れる
毎日にぎやかな時間になっています

「サンショウの花が咲いとるぞぉ。」

帰り際、
地域の方が
教えてくださいました^ ^

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?