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私が安心できる場所

ひとの痛みを知っている人に惹かれる。
ひとの痛みを知っている人は、自らが傷付いた経験のある人か、よっぽど感受性の豊かな人の二択だと思うから。

私は、ひとの痛みを知っている人と傷をなめ合いたいのでも、その人に自分の痛みを理解してほしいのでもない。他人の痛みなんて全てを分かりきってあげられるはずがないと思っているから。

私にとって誰かを信じたり、他人に期待したり、自分のテリトリーに他人を入れるのってかなりハードルが高いことで。でも、独りは苦手だから、絶対に私を傷つけないであろう人たちとの安全な空間でしかまともに息も吸えなくて。

ひとの痛みを知っている人は優しい。
優しい人は距離感をわきまえている。
私は傷付けるのも傷付くのも怖い。
優しい人達の中で、ただ安心して過ごしていたい。
ただそれだけ。

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