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躁鬱(双極性障害)の人向け 気分安定を継続するためにできること

躁でも鬱でもなく気分が安定している時にわたしがしているのは、“セオリーを下敷きにして、自分なりの生活を組み立てる”ことです。

気分が安定していない時には、実現不可能な思いつきに流されがちですが、安定している時は、ある程度筋道を立てて考えられます。

なぜ、思いつきに流されるか考えてみると、将来の不安が大きいので、それを小さくしようと、「今何かしないと!」と焦ってしまうのが理由の1つです。

しかし、「こんなはずではない、もっと頑張らないと!」と思っても、上手く行かないんです、体に対するストレスが大きいのと、自分のことしか考えていなかったので。

“人の役に立ちたい”といった想いがあったとしても、順序があって、身近な人を飛び越えて、世の中の人を助けたり、喜ばせ続けるのは無理がある、と今は思っています。

順番は、自分の心身の健康→家族や身近な人→友人→世の中。自分の体を管理できない状態で世の中で活躍したとしても、それは、その間の人達に心配や悲しみを与えてしまうかもしれません。

話を最初に戻しますが、“自分なりの生活を組み立てる”ことが躁鬱を持っている人にとっては気分安定の継続に必須だと感じます。

自分で決めた生活をこなしていると、自然に体調が良くなってきて、家族とも冗談を言い合えたり、友人の誘いに乗ることもできるようになります。

生活に取り入れていること

・掃除機がけ
・ラジオ体操
・エアロビ
・植物の世話
・脳トレ
・お昼ご飯用意or片付け
・お灸
・洗濯物畳み
・子どもの絵本読み
など

同じ時間に就寝・起床なども守りつつ、今すぐ出来る簡単なことをいくつか生活に組み込んでいます。

以前、病院のデイケアに通ってみたのですが、デイケアの予定表をみると、運動、畑、料理、陶芸、瞑想、掃除、華道、心理教育、ソーシャルスキルトレーニングなどが曜日ごとに組まれています。

これらも参考にしながら、あまりお金がかからず、一人でできること、といった自分の決め事に沿って考えています。

やってみるとエアロビや脳トレは面白いです。最近は毎日4分ほどの曲を踊るのですが、3日くらいすると明らかに上達します。脳トレは、数独やまちがい探しなどのテキストを1ページずつ、無理なく楽しんでいます。

最初に“セオリーを下敷きにして、自分なりの生活を組み立てる”と書きました。一般的に躁鬱の安定を維持する方法として挙げられているのは、薬・心理教育・生活リズムとされてます(今のところ)

セオリーに従っているのは、以下のような部分です。
わたしは2ヶ月に1度通院し、薬は毎日飲んでいます。心理教育を受け、病識があり、再発のサインに気をつけています。生活リズムを一定にし、特に睡眠をしっかりとれるように心がけてます。

その上で、自分の生活に何を入れたらより健康状態がよくなり、また楽しく過ごせるのかを考えています。

躁鬱は再発を繰り返すほど、悪化しやすい側面があるようなので、安定を目指す、安定したら継続を目指す、といった日々の地道なケアが必要だと感じています。



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