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入院4,5日目(退院)

入院3日目にリンパ腫の疑いがある部分の生検手術をしました。

手術翌日の入院4日目。
思ってた以上に術後のお腹がズキズキします。
上体を起こしてベットから立ち上がるのも一苦労。
ゆっくりゆっくり身体を動かします。
おトイレには自力でいけるけど、思わず前かがみになってトロトロと歩きます。

ふいに、クシャミをしたらお腹に激痛が!!
くぅぅ〜〜、ツラい。。
その後は咳もガマンガマン。
クシャミは出そうなったら口をモグモグ動かすと出さずにいける。
でも咳をガマンするのがこんなにキツいとは。。
喉が時々イガイガしたのは、手術の時に喉から肺に管を入れたせいかなと思ったり。

お腹は痛むけど、食欲はあって朝食も美味しくいただきました。
痛み止めの薬を食後に飲んで少し安心。
もう動けるから身体が鈍らないように、歩こうかと思って一階の売店に行ったり。
病室への食べ物の持ち込みは禁止だったけど、昼食から夕食までの間に小腹が減ったので、ミルクティーを買ってこっそり飲んじゃいました。
食事制限が無しだったの大丈夫と勝手に判断。

部屋でずっと寝てるのもよくなと思って、時々は共有スペースみたいなところへ行き、そこでスマホをいじったり。
おそらくコロナ前は面会スペースだったらしき場所。
今は少しの椅子と患者用のリハビリ用の機械が置いてあったけど、ほとんど使ってる人がいなくて、いつも私は1人で佇んでした。
そこから、エレベーターが見えるのですが、頻繁に患者さんがベットで運ばれてきます。
昨日の私も手術後にあんな風に運んでもらったんだな〜と。
だけど、毎日どれだけの手術が行われているのだろう。
ベットの行き来を見ていると、ほんとに多くの人が病気なのだといやでも感じる。
自分が健康な時は、世の中の病気の人のことはもちろん考える時もなく過ごしていたわけで。
自分が当事者になって改めて普通の生活が当たり前でなかったことに気づかされ。

手術をしたのはリンパ腫の疑いがあると言われてちょうど1週間後。
あれよあれよと入院となり、いろいろやらなきゃいけなことに追われていたせいか、自分の気持ちがどんな状況なのかまだ客観的に考えられていなかったかもしれません。
それは今もまだそうかも。

「なんで自分がリンパ腫に…ガンに…」とはその時はまだそんな感情にならずで。
生検の結果が出てないから、まだ確定と言われてないせいもあるのか。
いや、しかし、先生の言葉からしてリンパ腫であることを覚悟している自分もいる。
だけど、これからどんなことが始まるのか未知なことだらけだから何をどう思ってよいのか混乱している部分もある。

当初言われていた通り、翌日に退院できそうと言われホッとする。
あっという間といえば、あっという間の5日間であったけど、濃い〜時間でしたね。
でも、一応手術というものをしたけど5日間で退院できるとは医療の発展もこんなとこでも感じたり。
無事に手術してた先生や看護師さんたちに感謝しつつ退院の日を迎える。

退院の日は、雨模様で気温も低く外はとっても寒そうです。
10時ごろに看護師さんが入院時の請求書を持ってきてくれました。
それを持ち、自分で1階の入退院受付でお支払いして、また病室がある階に戻り看護師さんに精算完了の用紙を渡して、退院ができる状態になりました。

今回の入院では、多くの看護師さんやスタッフのみなさんにお世話になりました。
ほとんどの方が感じよく接してくれてありがたかったです。
(冷たい雰囲気の方も数名いましたけどね、苦笑)


5日間の中で、毎日ほぼ違う看護師さんが対応してくれたんです。
同じ看護師さんを連続でお見かけすることがあまりなかったから、どれだけ多くの方が働いているのだろうと考えたり。
シフトはどんな風になってるのかな〜とそんなことも気になりました。
余裕のある勤務体制だから、皆さん穏やかな対応ができる人が多いのかな。

でもほんとほんと医療に携わる方ってすごいと改めて感じた5日間でした。
他の大変な患者さんへの対応をたくさん見て、私には到底できないと思うことばかり。
決してきれいでない場面も多いはず。
なかなか出来ることではないですよね。

病院の皆さんに心から感謝しつつ病院を後にしました。
久しぶりの外の空気は、雨交じりで冷たいけどおいしい。
母親が迎えにきてくれて、まずは実家へ向かいます。

入院は12/4~8でした。
5日間のことはここまでにします。
もっといろいろありましたが、このへんにしておこうかな。

では、次回は退院後のことを書いてみます。

明日はどんな一日になるでしょうか。

おやすみなさ〜い。

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