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原稿用紙の魔力

 小1の次男が、ゲームのボスキャラを倒したという。ボス戦よりそれまでの攻略の方が困難で、肝心のボス戦の方はあっけなく終わってしまったらしい。全体の攻略までだいぶ時間かかったこともあり、よほど嬉しかったらしく「俺ゲームの天才」と言ってはしゃいでいた。
 このことを夏休みの宿題に書く!と、そのため作文の紙をくれと言ってきた。

 あの赤茶色の罫線の原稿用紙には、作文を進める効果があるのだろうか。次男は1学期に作文の練習をした原稿用紙を持ち帰ってきたが、何もない紙に書きつけるのではなく原稿用紙に書きたがった。あいにく自宅に置いていなかったので、作文用紙のプリントサービスを利用して出力した。

 国語の読み書きは好んでしない次男だが、さっさっと書き始めていた。成長したなあと思って見ていたら、タイトル、名前と、本文が三行ほどで終わってしまった。やり遂げた顔をしていた。

 一言日記のようになってしまったが、それだって書いたのはこの原稿用紙の体裁があったおかげかもしれない。

 柳の下のどじょうではないが、何枚か原稿用紙をプリントアウトして、置いておこうと思う。

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