完走作品3.薄氷を破る
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『薄氷を破る』
「作詞・絵:きつね🦊」
冬が寒くて好きだつて
わたしと違うあなたは
路傍の氷をかち割って
薄いナイフを掲げた
うざつたく感じるその小言パラパラ
厚く張つたバリア突き刺さって
意味をなさないノイズとなって
路頭に迷うがいいとわたしを
過去と比べあなたは
負債が如く突き放すの
分かり合えると思つていても
分かり合えないoh違う生き物さ
完璧なんてない
勘所さぐりあつて
擦り合わせるしかない
あなたの不満の代償は
アルコール満たした脳の後遺症だけ
どうか怒りを鎮めてよ
つまらんことばつか見つけないでよ
いつか昔のようになんてもう
今だけ見つめてよ
冬来りなば春遠からじ
私はあなたと共に時を越えてゆくよ
労働に肩凝り我を忘れ
薄い笑みを貼り付け
うざつたく感じるその指摘チクチク
厚く張ったバリア突き破つて
スパイクしたノイズとなつて
スタイル変え出直すがいいとわたしを
誰かと比べあなた
また突き放すの
分かり合えると思つていても
分かり合えないoh違う生き物さ
同じ感情はない
同じチャネル探しあって
波長合わせるしかない
あなたの不満の代償は
アルコール満たした脳の後遺症だけ
どうか花咲くを愛でてよ
つまらんことばつか見つけないでよ
できないことばつか見つけないで
今だけ見つめてよ
いつそ2人が出会わなければすれ違う苦しみなんてなかつたはずでしょう
素知らぬ顔で世間の嫌味躱すだけのちからもあるでしょうでも孤独な獣でしょう
むしろ2人が1人に融合して良いとこ取りができたとしても無駄な機能詰め込み過ぎたガラパゴスそして孤独な獣でしょう
例えばあなたとわたしが凍てつく夜に冷め切っていても
おんなじ水槽で2人の間の薄氷を破る
砕けた氷の破片は何度も踏みつけて
2人を2度と傷つけないように
例えば世界が悲しみに染まり凍りついても
おんなじ水槽で2人の間の薄氷を破る
砕いた刃は朝日を彩るダイヤモンドダストに
2人をずつと祝福するように