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ちば先生の漫画など。


「姫は、漫画の古典といえば、どなたですか?」

「難しいこと聞くなよ。この国には、手塚先生以来、白土三平先生や横山光輝先生、石ノ森章太郎先生、など、もう、キラ星のごとく、じゃよな。」

「その中でもあえて?と聞けば。」

「妾、ちばてつや先生とちばあきお先生のご兄弟の漫画かなぁ。」

「お!渋いとこ来ましたね!w」

「てつや先生は、言わずと知れた”あしたのジョー”を始め、”おれは鉄平” ”あした天気になあれ” ”のたり松太郎” などね。スカッと落ちるっていうか、綺麗なカタルシスのある漫画がね。今でも好きだよね。」







「てつや先生の漫画は、主人公が、破天荒で型破りな天才!で、相撲や剣道、ゴルフといった、どっちかといったら、礼儀を重んじるような、『礼に始まり礼に終わる』的なスポーツを題材に、ちょっと外れモノだけど、才能だけは溢れるほどあるっていうタイプのワルガキみたいなのが活躍するものが多いですね!」

「で、外れモノなりに生長していくタイプの話が多いね!」

「”あしたのジョー”は少し違いますかね?」

「あれは、原作者(梶原一騎さん、名前が違うけど、同じ人です。)が別にいらっしゃるんじゃよ、最初のやつは特に!」

「あ、そうなんですね!w」

「でも、”あしたのジョー”をやったことが、のちの作品に大きく影響しているとは思うぞ。」

「なる・・・。ボクシングのようなハングリーていうよりは、もう少し、品行方正なスポーツの中での方が、破天荒な天才ってのは、目立つからなぁ・・・。」

「で、クラスの委員長タイプの女性が出て来て、越えられない壁のようなライバルがいる。」

「特に、好きなのは、”あした天気になあれ”ってやつじゃ!マガジンで連載された!w」

「なんとなく、聞いたことあります。」

「同じ高校のゴルフ部に久米くんっていう、お坊ちゃんで、ナヨナヨしたタイプの子がいて、彼を久米くんじゃなくて、クネくんって呼んだりするんだけど(なんか、クネクネしてるから!www)、彼にドライバーショットを教えるときにね、

『チャー、シュー、メ〜〜〜ン』

で打てとか、いうのね!」

「あー、テイクバックと、タメと、インパクトのタイミングを一定にするために!ですね!w」

「これ、(とんねるずの)タカさんが、年末年始のスポーツ王で、ゴルフの時に、よく真似するんだよね!」

「あー、見たことあります。あれって、それなんですね!」

「そうそう、チャーシューメーンで打つんだ!とか、女子プロに向かって言ったりして、笑いをとってるやつね!www」

「しかし、もう、見ている人たち、元ネタ、わかんないんじゃないですかね!?!?」



「↑調べて見たら、シーモアで無料だから、読んでおけwww」

「”のたり松太郎”では、委員長どころか、中学校の時の(年上の)先生と結婚するなぁ!松太郎!」

「そうそう、ヒロインの女性はイイ子なんだよね。てつや先生の漫画!wwww 」

「ていうか、昭和って感じですよね!」


「で、あきお先生は、キャプテンとかプレイボールですね!ジャンプ系!!」

「そうそう、魔球なんか出てこない、純青春系スポ根!野球漫画!っww」

「こっちは、ピッコマで読めますよ!w」


「あきお先生は、残念なことに早くに亡くなられて、いま、お弟子さん筋の方だかが、続編を連載されていますね!www」

「ほう、あの味は、なかなか他人ではだせんと思うが、しかし、追悼したい気持ちは、痛いほどわかる。」


「もう少し、何か描かれて欲しかったですよねー!w」

「どんな優れた描き手でも、長編だと、一生のうちに10編あたりしか残せないからなぁ・・・・。あきお先生の漫画も、もういくつか、読みたかったな!w」

「少年漫画のスポ根って、この兄弟が、ど真ん中、堂々と押し通って行っちゃって、その後の人たちは、どうしていくか?悩んで難しかったんでしょうねw」


「魔球、超常能力系にいくか、よりコアなウンチク系にいくか!?!?!」

「NHKでアニメやってた”メジャー”なんて、うまくやられてましたよね!!!」

「あ、あれ、イイよね。魔球系でもないし、かと行って、素朴すぎるスポ根でもなく、メジャーリーグが身近になって来た時期に、楽しくやられてた!野茂さん、イチローさんの功績でもあるな。メジャーで活躍する日本人がいても別にイイていうか!子供達は、普通に感じられるようになっててね!!!」

「今、サンデーで、息子編、やってますね!w」

「ウンチク系は、あれ!w 『Dreams』(ドリームス)は、七三太朗(原作)、川三番地(作画)」

「あー、覚えています。ツーシームだのクオーターだの、子供が覚えちゃって!www」

「皮を縫いつないで包んだボールに縫い目が残っていたことが、野球っていうスポーツをここまで微妙に複雑にしたんだなって、再発見しましたよ。」

「最初に、メジャーリーグでこのボールでやろうって決めた人は、それがここまで、野球を不思議なスポーツにするような内因を孕んでいたとは、全く、思ってなかったと思うぞ。」

「いや、あれもすごかったな!!」

「しかし、ちば御兄弟先生方の切り開いた道があってこそだよな。」

「日本人って、なんでも”道”にしちゃいますよね。」

「それが、文化ってものですぞよ。」

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