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政治の話・・・。
「政治とは言っても、真っ向、政治の話はしませんよ。面倒だから・・・。」
「最近は、いろいろ事件が多くて、言及しにくいしな。」
「昔の政治家さんは、ふてぶてしくて、でも味がありましたよね。」
「角栄さんとか、大平さんなんかでも、『アーウー』言ってるだけでもなんか、愛嬌もあったし。」
「金丸信さんなんて、カタカナ言葉を使おうとすると大抵、間違ってて、でも、なんか面白かったでよね。」
「あーそうそう、『先ずは、党内のコンセントをとる』とか言ってて。」
「記者さんたちが、”うっ”ってなってるのまで伝わってきますよね。」
「突っ込むに突っ込めず、笑うに笑えず、一瞬、”間”があって、結局、そのまま流して次に行く。」
「場の雰囲気に、”コンセンサス”だよなー!ってみんな思ってるのが、光速で伝わってるのまで、伝わってくる。」
「リニアモーターカーの話だと、『リビアは、うち(山梨)を通してもらわにゃ』とか言ってて、記者さんたち、例によってスルーだけど、夕刊紙なんかとか、スポニチとかに、”金丸カダフィ!”とか出てて、なんのことかと思うけど、単なる言い間違い。」
「なんつーか、平気だったよね、昔のおじさん政治家。」
「平気でしたね、学者さんたちは、専門家としての知見に従ってなんかいうけど、聞くだけ聞いて、平気で無視してた。」
「この頃は、”言われたくないメンタリティ”が気になるといえば、気になりますね。」
「気に入らんこと言う奴は、潰してしまえ!的なの、よくないよな。」
「政治家は、学者集団とか、官僚とか、諮問集団とか、なんでもいいけど、いろいろな人の意見を聞いて、調整して、何かを決めるのが仕事だから、無視するときは、平気で無視すればいいんですよね。ただし、説明責任や結果責任は問われるけど。」
「年末の”村上ラジオ”にゲスト参加していた、元京大総長の山極寿一先生(ゴリラ学の世界的研究者)もそう言われていたな。」
「学者集団は、政治家ではないんで、聞かれたら、”専門的知見からはこれが正しい”と言うことを提言する。」
「ただし、政治は、もう少し違う立場からの知見も考慮することも必要だから・・・・・。」
「結果的に何かを捨て、何かを決める、と!」
「ただし、質問されたら、何かを言うべきだし、結果には一定の責任を負わないと、そのための選挙なわけだし。」
「ま、そう言うことじゃな。」
「このノートでも、何回か言いましたが、安倍さんは、緊縮財政なのに、金融緩和して、インフレターゲット設定、そして、財政政策とは少し、矛盾した産業振興をやろうとして、行き詰まった面がありましたね。」
「で、コロナがトドメさしたけどな。まあ、しかし、経済が少しわかるだけでも、これは無理筋ってわかる。」
「緊縮というのは、要するに、財政支出をやめる、実際に、7年少しで、財政赤字を25兆円近く、解消していた。」
「まあ、わかりやすくいうと、松平定信の”寛政の改革”みたいなものだな。」
「これは、当然、(マスコミを含む)大企業に評判が悪いはずなんだよな、本当は。そう、寛政の改革やりながら、インフレになれー!って祈ってるのは、矛盾なんじゃよ。」
「みんな、ガンガン赤字国債発行して、ばらまいて欲しいわけだから。。。」
「そこで、反政権キャンペーン!」
「となってたんですね。」
「みんな本当は、”田沼の政治”の方がよかったよな!って本当は思ってるわけです。」
「日本史の教科書には、そうは書いてないですけど、後は野となれ山となれ!今、ガンガン、使ってくれよ!ってことですよね。」
「やることが、巧妙になって、批判もすり替えが巧みになってきてな。変に関わると利用されるだけになる。で、というわけじゃけど、妾、今日の題は気が進まんなぁ。」
「姫は、政治についてはあんまり話したがらないですよね。」
「ヒトという生物が、こんなにひ弱で、儚い存在なのに、ここまで繁栄しているのは、”集団で暮らす”ことにしたからじゃよな。」
「だから、政治は必然!?」
「そう。先史の時代から、集団で生活することで、虎だのクマだのから身を守り、狩猟・栽培、その後、農業を発明して、より多くのヒトがなるべく安心して、暮らせるようにしてきた。」
「ふむ、そうすると、原理的に、集団内部での調整や集団同士での調整は、必然的に必要になりますね。」
「まあ、それが政治というものの始まりじゃな・・・。」
「なら、むしろみんなが参加して、思うところを述べ合うべきではないですか?」
「ま、そうじゃな。」
「シンプルな少人数集団なら、いいんですけど、ってことですかね。」
「大きく、複雑になればなるほど、やらされてることが目的に合致していないけど、気がつかないってことになりがちなんだな、これが・・・。」
「まあ、仕方ないですかね?」
「ま、そういうことじゃ。ガースーさんを見てるとわかるように、安倍さんは、真面目すぎたけど、昭恵ねーさんは、ヤンチャ過ぎて、で、コロナまできて、投げ出した!」
「菅さんはどうするんでしょうか?」
「最初は、妙に強気だったけど、安倍さんほど、各方面に気を使ってないので、支持率急落は、見えていたな。」
「しかし、真面目すぎると、自分の方が潰れてしまうから、」
「だから、最初に戻るけど、『アーウー』とかいうてみたり、コンセントとったり、リビアでカダフィになってみたり、とかして、ふてぶてしくしていた方が政治家らしかった!みたいな話になるんじゃな、これが。」
「ふむ、政治の話はつまんないですね。」
「じゃろ、もう、しばらくはせん!!」
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