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ラジオ、愛してます。


昨年の暮れも押し迫ったある日、
自分の携帯から、ラジオ番組が流れてきました。

何の操作もしていないのに。

そして、
流れてくるままに聴いているうち、

その番組が
とても好きになりました。


そんな嘘みたいな本当のことを
此処に書きたくて、
その日のことを思い返しています。


偶然流れてきた音との、
ラジオがもたらした
素晴らしい出会いについて。


それは、
暮れも押し迫ったある日に起きました。

昨年末、おかげさまでいそがしく、
帰宅後は疲れから、
なかなか動けない日々でした。

その日も洗濯しようかな、
と思いながら

サブスクで音楽を聴いていたところ、

イヤホンを耳に挿したまま、
うたた寝してしまいました。


どのくらいか…
たぶん1〜2時間です。

不意に人の話し声で目が覚めました。


声の主は、講談師の神田伯山先生。
『問わず語りの神田伯山』という、
ラジオ番組でした。


自分がサブスクで聴くのは
音楽のみで、しかも好きな曲ばかりです。

ポッドキャストを利用したことは
いままでに只の一度もなく、

検索したことはもちろん、
機能があることを知ってはいても、

タブを開いたことさえ
ありませんでした。

それなのに

自分の耳には、

伯山先生の声が聴こえていました。



戸惑ったのはほんの一瞬。

その一瞬を越えたら、
とにかく話が面白くって、

その後、

番組の過去のアーカイブを
数日かけて、

松之丞時代から、
聴けるだけ全部聴きました。


寝ている自分の手がどこか、

無意識で触れて操作され、

起こった、偶然の出会い。


以来、欠かさずに聴くラジオ番組の、
ひとつになりました。

古い言い方で表すと、"文明の利器"

スマートフォンがもたらした、
素晴らしい出会いでした。


ラジオは自分の人生において、
特別な存在です。



『人の心に寄り添い、自分の感覚の、
外へ連れ出してくれる。』


『新しい曲や人、
素晴らしい世界があることを教えてくれる。』

『孤独を愛することができる。』

わたしにとって、

そのすべて叶えてくれるのが、
ラジオです。

今この時も思うのは、

ラジオがくれた、たくさんの出会いに対する
心からの感謝のきもちです。



もともと中学生の頃から、
とても大好きだったけど、

この数年はとくに、


楽しませてくれて、

苦しい時には、助けてくれる。



ラジオ、愛してます。


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