感想「アデル、ブルーは熱い色」
見よう見ようと思って全然見れて無かった映画。
なんせ3時間あるのでなかなか。
コロナ休暇期間に見る事ができてよかった。
この映画も前記事の感想に似てくる。
同性愛が綺麗に描かれた映画ではあるけど、やっぱりこれも芸術家と一般人の溝、そして破滅が描かれている。
エマが芸術にのめり込む事でアデルにも何か表現してほしい言うけれど、一般人にそれは難しいし、プレッシャーになってしまう。
嫌な言葉だと思う。強要みたいで。
だから一緒にいるのは難しい。
一緒にいるのに孤独を感じる。
住む世界が違う。
距離を感じる。
エマとアデルが出会うレズビアンのバーが、お酒を覚え初めて先輩にいろいろ教えてもらうあの雰囲気に酷似していて凄くよかった。
懐かしい。
レア・セドゥ演じるエマの美しさ。
あんな顔に産まれたい。
そしてあの青髪。
日本人とかけ離れすぎてわからないけど、あの感じがレズビアンっぽいって事なのね。
フランス映画を初めてちゃんと見たかもしれません。
アデルとエマのカフェで最後の話をする所、号泣してしまった。
もうこの人の中に自分はいない、この人はもう別の人。
そんな事がわかってしまうあのシーン、本当に辛いよね。
そして最後の最後のシーン。
美術展で疎外されたアデルの立ち振る舞い方もそう。何にも集中できてない感じ。
できればあんな思い誰もしたくないもんね。
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