2024/2 バンコク旅行記 ep1:永遠も半ばを過ぎて

タイへのイメージは、暑そう。そして料理が辛く、とにかくパクチー味。さらに衛生面や治安などの心配があったが、それは杞憂だった。YouTubeで動画を見ていると、バンコクはもはや東京よりも都会にも見える。それに、「パクチー抜き」や「辛くしないで」と注文できるようで、それなら行けそうだと思った。

そんなこんなで出発の日。飛行機は日本時間深夜の便だ。荷物は、リュックが1人1つ、さらにスーツケースが1個。2023年11月にスペインへ行ったときは同じ泊数でリュック1つずつに荷物が収まったのに、いざスーツケースも持っていこうとなるとしっかりスーツケースもいっぱいになるから不思議なものだ。

14時くらいに家を出る。品川から京急線。時間が良かったのか、座席に座れた。毎回、この羽田までの京急がそこそこ長くて混むので座れるか座れないかでだいぶ違う。空港に着いたら、適当にぶらぶらしたり仕事をしたり。所用があってまず第1ターミナルに行ったのだが、出発は第3。無料のターミナル間バスを使う。

このバスで「これって第3に行きますか?」と運転席の方に向かって大声で質問している人がいた。何回も聞いても答えが来ないので、いたたまれなくなってイヤホンを外して「行きますよ」と教えた。車内の多くの人が、ヘンな人を見る目でその人を見ていて、不気味だと思った。黙って見ていないで教えてあげればいいのに。何か事故とか、事件があった際、周りにいるたくさんの人が黙ってカメラを向けている映像を目にすることがある。そういう映像を見たときの、まるでカメラを向ける人たちが感情のない無数の虫に見えるような、気持ち悪い感覚。

で、善人ぶって「第3に行きますよ」と教えたはいいものの、困りごとが発生。第1ターミナルを出たそのバスは第2ターミナルに着くと、今度は第1に行くとか車内アナウンスでいいやがる。メンツをつぶされた形である。うーむどうしよう。さっきの人に謝ろうか。黙って降りようか。とか悩んでいたら、どうやらこのバスは1→2→1→3というルートを走るらしいことが分かった。なんでそんなに変則的なんだ。まあよかったけど。

第3ターミナルに着き、展望デッキなどを物見したあと休憩しようと店探し。飯はまだ食わないので、CAFE CARDINALとかいう店でビール。もう気分は旅行モードで、金銭感覚がゆるんでもちろん大サイズを注文した。外国人も多い中で、ノートパソコンを開いて面接を受けている人(日本人)がいるのにはたまげた。しかもハイソな感じ。もっといい場所あるでしょう、アンタ。

19時前に、仕事を終えた妻と合流。さてここで悩むのが、晩飯である。第3ターミナルは国際線メインなので、外国人向けのぼったくり・・・とまではいかないが、安いうまい店を探すのが趣味の自分にとっては我慢ならない。先ほど「金銭感覚がゆるんで」と書いたが、それとこれとは別話だ。ビールはたいがい、どこで飲んでも大外れすることはない。食事は大外れする。

何を食おうかなあと考えて、最初に思い付いたのは寿司。寿司は寿司を食べた直後以外、いつでも食べたい中毒性の高い食べ物である。これから日本を発つというタイミングにも適している。どうせなら和食が良い。調べると、どうやら第1ターミナルにあるらしい。そこに行こう! とまたバスに乗り込んだものの、どうやら20時で営業終了。時刻はもう20時前。ダメだこりゃ。

はてどうしよう。そんなときに重宝するのが、我らがチェーン店である。第1ターミナルにはサブウェイや吉野家、リンガーハットなどいくつかのチェーン店がある。その中で選んだのは、銀座ライオン。これが結構よかった。ブーツ型のグラスに入ったビール、ソーセージ、フィッシュアンドチップス、ピザ。全く和食でもなんでもないものを楽しんだ。もう十分楽しんだので帰ってもいいくらいだ。

長くなってきたので今回はここまで。一体いつになったらバンコクに着くのでしょうか。


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