2024/2 バンコク旅行記 ep2:ものすごくだらだら書いているので、ありえないほどバンコクに着かない

近況報告

バンコク旅行記、第2話。前回を公開してから、1週間も空いてしまった。

この間、大阪へ取材旅行をしてきた。その旅行中にバンコク旅行記を書くという、俗に言う旅行記サンドウィッチをしようと思ったが、やめた。旅行記負債が着々とたまっている。まあ大阪旅行は弾丸だったし旅行記を書く予定もないのだけど……。

そして、無理がたたって猛烈に体調を崩した。あり得ないくらいに喉が痛み、1日置きに高熱にうなされるという地獄の数日間を過ごした。医者に行って懇々と症状を説明したのだが、医者に行った日はなぜか熱が落ち着いていたこともあり、特にコロナやインフル、溶連菌の検査をされず。ここだけの話、絶対コロナだっただろ。それくらいのつらさだった。

というか、「バンコク旅行記」なのに何でこんなにアクチュアルな話を盛り込んでるのか。だからいつまでたってもバンコクに着かないのだろう。反省し、気を引き締め直していきましょう。

バックナンバー

前回までのあらすじ

ようやく出国前最後の晩飯を腹に入れた筆者。いい加減だらだら書かずにバンコクへと向かうことが全読者に求められている。

本編

銀座ライオンで大満足の“最後の夕飯”を楽しんだのだが、まだまだバンコクへは遠い。何せ飛行機は日付が変わって翌日深夜に日本を発つのだ。それまで時間をつぶしたのが、TIAT Loungeだ。

じつは当初、その辺で晩飯を食わずに、このラウンジで済ます予定だった。ただ、今回利用するタイ国際航空の荷物預かりが出発3時間前とかであり、空港で妻と落ち合ったのはその遥かに前。ラウンジは出国審査後エリアにあるので、スーツケースを預けたい人は要注意である。

さてその出国審査は、毎回こんなに簡単で良いのかいな、と思うくらい簡単で拍子抜けする。荷物のチェックはさすがにしっかりしているが、パスポートを端末に置いて、顔写真を撮るだけで完了である。あえてシャッターが下りる瞬間に変な顔をしてエラーを吐かせてやろうかと思うが、別に証明写真機ではないので「3,2,1,はい、チーズ」とか機械は言ってくれず、いつも未遂で終わる(もしかしてちょっと緊張して気付いていないだけで、アナウンスされていたらごめんなさい)。

ラウンジは、時間に関係なく混んでいた。運よく滑り込めたが、10分ほど遅かったら行列に見舞われていた。ラウンジと聞くと富裕層のイメージがあったが、実はプライオリティパスという会員サービスに加入していると入れる。年会費1万円ほどの楽天プレミアムカードに加入していると、無料で付帯する。

TIAT Loungeはアルコール提供もあり、グラスをセットするとビールを注いでくれる、自動サーバもある。とはいえフードはやや貧弱。明らかに冷凍のチャーハンに唐揚げ、そして焼きそば。その他パン類。筆者的に一番うまかったのが「料亭の味」のカップみそ汁という始末である。シャワーもあり、確か無料だったが今回は使わなかった。

客層は、日本人と外国人が半々といったところ。備え付けのテレビではダウンタウンDXが流れていた。松本人志休止以降の浜田雅功は、やや空回りしているように感じる。特にやることもないので、タブレットで漫画を読んだり、これ見よがしに『地球の歩き方』を開いて予習したりした。ろくすっぽ旅程の確認もせずに出発直前となって「この寺は行くのか?」「この観光地は行くのか?」と妻に質問しては呆れられた。

出発ゲートの集合時間は23時45分だかだったと思う。23時10分ごろにラウンジを後にして、ゲートへ向かう。飛行機への恐怖とかバンコクへのワクワク感とかは全くなかった。なぜならエコノミー症候群対策で履いた着圧ソックスがもうバカになっていて、何なら普通の靴下よりもゆるゆるですぐ落ちてきてしまうから。血栓にやられず、無事に着けるのか。そっちに全て頭を持っていかれた。全く。

しかし飛行機の集合時間ってのはどうにかならないものか。その時間に行っても絶対に乗れやしない。だったらもっと小刻みに呼び出せばいいのに、とか思う。しかしながら何かあっては困るし特にやることもないので絶対に集合時間に合わせてゲートに着いてしまう。おかげで今回は四国でアパートを何軒か買って財テクに凝っているおっさん1号と、そのおっさんを金づるにしてそうな半反社不動産マンみたいなおっさん2号の与太話をずっと聞かされてしまった。

聞きたくもない儲け話を耐え、ついに飛行機へ。乗り込み口にいるCAからはさっそく「サワディ~カ~」とタイ語の洗礼。「サワディーカップ」ではなく「サワディ~カ~」。これは要するに「ハロー」みたいな時制をとわない挨拶だと思うのだが、同じタイ語で「ありがとう」を意味する「コップンカ~」とどうもかぶってしまって瞬時にどちらを発話すべきかパッと判断できず、バンコク滞在中はかなりあべこべになった。お、いよいよ話がバンコクに片足つっこんできたぞ!

片足突っ込んだところで今回はここまで。さすがに飛行機に乗ったので次回はバンコクに着くでしょう。バンコク到着後は写真もちょこちょこ撮ったので、それも交えていき〼。乞うご期待。

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