多様性を受け入れられない

671文字の#多様性を考える

多様性、多様化、多様な価値観、多様、多様、多様。とにかく今はあちこちの場面で、多様性の大切さを理解する話題が出てくる。
自分と違う考え、価値観、思いなど、様々な考えがあるから、それを受け入れようと言う。
何回も何回も受け入れようとしたけど、受け入れられないことが沢山あった。
それでも、母として、嫁として、女として、一個人として、その場面場面で、相手を受け入れようとしてきた。
ただ、受け入れられないことは受け入れられない。
嫌いなものは嫌い。嫌なものは嫌だ。
ただ、多様性多様性と聞くたびに、受け入れられない私はなんて心が狭いんだろうと、少し傷ついた。
みんなは、なぜ受け入れられるのだろうと、不思議だった。
そんなモヤモヤをずっと抱えていた。多分、多様性多様性とあちこちで聞くようになって数年はかなりモヤモヤしていた。
先日、1人の最近話すようになった職場の陽気なおっちゃんが、解決してくれた。

「価値観が違う多様性を受け入れる⁈そんなの無理だよ!受け入れるんじゃなくて、受け止めるだけでいいんだよ!
相手を受け止めるだけだよ。受け入れられないよ。違う人間なんだから。」

そっか。受け入れようとしないで、ただ受け止めればよかったのかと。

そう思ったら、色々なことが驚くほどスムーズにいくようになってきた。

受け入れることはできなくても、相手の考えを「そうなんだね」と受け止めることはできる。

受け入れようとした時に出てしまう拒否反応みたいな否定をすることもなくなった。

多様性は受け止めよう。きっと、それだけで、社会のコミュニケーションはスムーズになる。

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