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一畳一間の愉悦:続 快活CLUB実測記

ようやく朝夕だけは涼しくなってきて、夏は控えていた散歩を再開できる季節になりました。
少し長めの散歩をしようと早朝から歩き出したものの、日が高くなるにつれてそこそこ気温も上がってきて、さてどうしようかと、、
元々夏があまり得意ではないうえに、アラウンド高齢者となった僕にとっては、熱中症だけは絶対に避けなければと早々に休憩することにしました。

芹が谷店 エントランス

人生二回目のネットカフェ、快活CLUB 芹が谷店
因みに人生初のネットカフェはつい先月。
所用で出かけた先の、同じく快活クラブ行徳駅前店

六十を過ぎ、気楽な独り暮らしを満喫中なのだから、当然家の中すべてが僕専用のスペース。
だったらなにも好き好んでネットカフェで一人空間なんて享受しなくても良さそうなもんだが、絶妙な狭小空間に居場所を限定されると余計な事に意識が向かず、なにかと集中しやすいもので、その有益さをついこないだ改めて実体験してしまったものだから、我が家からまあまあ徒歩圏にある同店舗に、性懲りもなくやってきたという次第。
せっかくだから、前回の「鍵付き個室マットルーム」との比較をしたくて、今回は「ブース席のリクライニングチェアタイプ」を選びました。

ブースタイプのリクライニングチェアタイプ

個室タイプとの違いは、上方が開放されていること、建具に小窓があること、鍵がかからないこと、などということは、行徳駅前店やホームページを見ていてわかっていたし、ここ芹が谷店も基本的にはその通りだったけれど、ちょっと違ったのは、小窓が化粧パネルで塞がれていたこと。(行徳駅前店は確か透明のアクリルパネルだった、と思う)
これは意外だった。

ドアの小窓が塞がれている

開放されているのは目線より上と、出入口引き戸の下部だけなので、通常の視線は完全にシャットアウトされている。
どうやら風営法の「区画席飲食店」に該当するか否か、というより該当しないための措置とのことのようだが、壁上方と建具下部が空いていることでその制限を回避できているということなのかな?
これなら、宿泊用でもない限り大概はブースで十分かな? 安いし。
天井まで壁で塞がっていないだけで、同じ広さでも、やっぱり開放感がぜんぜん違う。
適度なボリュームでBGM(ヒーリング音楽?)も流れていて、不自然な無音状態でもない。かすかな足音やカチャカチャという作業音(コップを片付けている?)も聞こえはするが、街の暗騒音と捉えれば気にもならない。(気になる人ももちろんいらっしゃるとは思いますが)
小窓の塞ぎがやはり決定打だと思う。窓がある状態なら、今日のような短時間の使い方でも、たぶん僕はブースを選ばない。後ろから覗けてしまう状態ってやはり落ち着かない。(だからお店側も塞いだんでしょうけど、、)
視線が制御されている、適度な広さと高さで周囲を囲まれている(守られている)、でも上部は開放されていて圧迫感はない、必要であれば耳栓(別売り)やヘッドフォンで音も制御できる、というこの至れり尽くせり感が、このスペースの居住性を、個室以上に押し上げている、という個人的感想。
たまたまかもしれないが、ダークブラウン系で統一された抑えた色調の内装も、個室に比べ落ち着きがある。
隣の人のいびきの大きさには少し驚いたけれど、、、(^^;)
早々に、趣味の実測。

実測結果

広さについては、間口1055mm、奥行1950で、京間の1畳(955×1910)より少し大きいサイズ。
鍵付き個室と大差ない(多分店舗によって差はあるのでしょう)
壁の高さは1820mmなので、僕の身長より100mmほど高いくらい。
リクライニングチェアは、残念ながら僕には少し合わなかった。
元々腰痛持ちで、腰をピタッと椅子の背に充てていないと座れないのだけれど、そうすると膝の裏が座面の先端に当たって圧迫感がある。幸い座面の幅も広いので胡坐をかくか、オットマンを併用すれば問題ないけど、普通に座ることがいまいちなのはちょっと、、。まあブランケットを腰当て代わりに使って凌ぎはできたけれど。
ついでに、できればキャスター付きがよかったけれど、床への負担を考えれば仕方ないのかもしれない。
そういえば、ブース間の仕切りがパネルではなく、片引き戸だったのはなぜだろう?(施錠はしてあるけど)
友達二人で来た時などは、仕切りを開けて使うのだろうか?

壁上方にLED蛍光灯

照明は、側面のLED蛍光灯と天井のダウンライトのみ。
ダウンライトとブースは1対1の位置関係ではないので、ブースによっては、だいぶ照度に差があると思う。
僕が使ったブースの真上にはダウンライトがなかったので、蛍光灯を消すと結構暗い。
かと言って点けると、近い距離から照らされるのでこれはこれで鬱陶しい。
すぐに慣れちゃったからいいけど。
スライドデスク真上の天井に照明があるのがベストだけれど、無理だろなあ。
側面パネルに、アーム付きライトを付けるとか、、も無理か。

飲み放題のドリンクバーもあって、もっと家の近くにあれば、お手軽な書斎空間になるのになぁ。
少し歩くくらいの方が使いすぎず、お金の節約にもなってよいのか、、
4時間8分の利用で、3時間パック+α、且つ60歳以上10%オフの特典もあって、締めて1647円。
相場を知らないから安いのか高いのかわからないけど、思った以上の、優秀な領域とひとり時間の堪能だったので、十分に満足な朝のひとときになりました。


(youtubeもあります)

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