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羊を数えて

最近よく眠れない話。

学生の頃、夏バテが酷くて、夏になると食べない寝ないで激痩せしている子供でした。
バイトをするようになって、今までの状態ではシフトをこなせない、と母の協力もありきちんと食事をするようになりました。
今でも夏は得意ではありませんが、昔と違って食欲は常に旺盛です。まったく痩せません。

しかし、突然の猛暑(酷暑?)のせいか、仕事で追い込まれているせいか、ここのところ夜中の2時くらいまで眠れなかったりします。
今日は覚え始めたばかりの仕事を、指導者が休みなので一人でこなさなければなりませんでした。眠らなきゃ、そう思うほどに眠れない。こっくりはするのに起きてしまう。

まずいまずい、起きる時間になってしまう。
焦ったわたしは羊を数えてみることにしました。
が、実はこの行為が苦手です。羊が柵を跳び越える姿を想像しようとすると、どうしても足を引っ掛けて転倒する予想をしてしまう。

これはおそらく、わたしがハードル走が苦手だったことが関係していると思います。
わたしは運動全般苦手だったのですが、特に長身を持て余していたので、ハードルや跳び箱が苦手でした。怖かったです。同級生より30cmくらい高い身長なのに、みんなに合わせられた距離、高さ。上手く間合いが掴めなくて、転ぶことが分かっているから尚更前に進めず、手前で止まっては頭を下げて列の後ろに戻っていました。(これでも幼稚園までは跳び箱が得意で、高い跳び箱をばんばん飛んでいたのですが……)
なので、羊も爪先が引っ掛かる予想になってしまうし、頭の中の羊は実際にたまに引っ掛かります(どっちも想像だけど)。
さらに、跳ぶ瞬間に登場した羊は跳んだあとはその場に留まるので、だんだん詰まって来て次に跳ぶ羊とぶつかりそうではらはらします。(もちろん想像)

眠れない!

焦る頭は「そもそも、なんで羊を数えることが共通概念として存在してるんだ?」と、なぜ羊を数えたら眠れると言われてるのかに思考が向かいました。
sleepとsheepが似てるから?
l(エル)が入れば眠れるの??(寝ぼけていたので、実際にはsheepではなくseepだと思っていました)
※あ、今更ですみませんがグロ注意です※
つまり、串刺しか!!

……。
…………こわい!!!
危険な思考になっていました。

物騒です。転倒どころではない、辺り一面が赤く染まってしまう。

そこでもうすべてを放り投げて意識を手放しました。眠れるんかいって感じですが、身体も限界だったのでしょう。
結果として、羊で寝たような気もします。

今夜はやることがあるので遅くなる予定ですが、1時までには寝たいです。羊にやきもきすることなく眠れますように。

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