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猫とリモートワークの共生 🐈‍⬛🐈‍⬛

この記事は弁護士ドットコム Advent Calendar 2022の17日目の記事です。
前日はfkchaaangさんの「チームとともに成長するデザインシステムの考え方」でした。

フルリモートで猫と仕事するデザイニャーの日常をご紹介します。
それっぽいタイトルをつけましたが、ただの愛猫の惚気記事です。

今年からめでたく猫の下僕になった私が、仕事中にどんなお邪魔行為にあっているのか(惚気)、どんな癒しを拝受しているのか(もちろん惚気)をレポートしたいと思います。

ねこ紹介


まずは、愛猫のふたりを紹介します!
今年の4月に保護猫団体から譲渡していただき、家族になりました。
ピンポンが鳴ると毎回警戒モードになる人見知りだけど、家族には絶賛甘えニャンの可愛いツインズです。

獲物を狙うキキとララ
獲物を狙う、キキ(左)と ララ(右)

キキ 🐈‍⬛ 💙
黒猫の男の子(1歳2ヶ月くらい / 5.2kg)
家に来て数日のうちに膝乗りしはじめた、大らかなおとぼけ猫
鳴き方が「マオー」とか「ホワーン」でちょっと下手
行動で邪魔してくるタイプ(かわいい)

ララ 🐈‍⬛ ❤️
黒猫の女の子(1歳2ヶ月くらい / 3.7kg)
キキより警戒心は強いが、撫でられるとゴロンしちゃうお姫様
かまって欲しいと、猫らしく「ミャーミャー」鳴く
鳴き声で邪魔してくるタイプ(かわいい)

猫とリモートワークする1日の攻防

うちの猫が1日の中でどんなお邪魔をしてくるのか、対策方法はあるのかを解説していきます。

始業前の猫

私はギリギリまで寝てたい派なので、朝活などはせず、たいていは仕事を始める時間の直前に起きます。
裁量労働の自由な身ですが、遅くてもタイムリミットである「チームの朝会」(時間的には昼)の時間までには、PCの前に座っていなければなりません。
前日に、「明日は午前中に仕事を進められるように少し早めに起きよう」と目覚ましをかける日もあります。
しかし、猫の気分によってその予定はなかったことになります。

うちの猫は、人間の生活リズムと同じようには寝てくれません。
枕元でニャーと言って布団に入れろと要求してきたり、かまってほしくて少し遠くで甘え声を出したりします。
そのくらいなら布団に入口を開けて入れてやればいいし、眠気を優先して睡眠を継続すればいいので問題ありません。

布団にもぐりこむ猫たち

問題は、腕まくらを気に入っているキキです。(ここから盛大な惚気)
起きる時間の少し前に布団に入り、人間の腕に頭を乗せて寝始めるのです。

なんて可愛いやつなんだ…!!
自分の腕の中でスヤスヤ寝ているキキを見たら、早めにかけていたアラームが鳴っても到底起き上がれるはずがありません。
なんとしてもこの幸せそうな寝顔を守らねばなりません。
こうして今日はちょっと早めに仕事始めようなんて気持ちは捨て去り、朝会前のギリギリの時間に泣く泣くキキの頭を腕から降ろして布団を出ることになります。

その他にも朝はイレギュラーな対応が発生しがちなので、予定は立てても柔軟に対応する心構えが大切です。

  • 食べたごはんの吐き戻しを発見して、発狂しながら処理したり

  • イタズラされたティッシュや小物などを見つけて問い詰めたり

  • 出かけなくてはいけない日なのに、ゴロゴロスリスリされながら準備をしなくてはいけなかったり

引き出しから毛糸を取り出してドヤ顔のキキ

ミーティング中の猫

日中は基本寝ていますが、お昼寝する前や途中で起きたときにかまってアピールなどのお邪魔が発生します。

うちの猫は結構よく鳴きます。
家に来た当初はララの方が頻繁にかまって鳴きをしていましたが、それを真似してなのかキキもよく鳴くようになりました。

鳴き始めたら何を言っても返事してくれるララ

当然、ミーティング中でもお構いなく鳴き始めます。
最近のオンラインミーティングツールは性能が上がり、雑音は入りづらくなっています。
しかし、猫の鳴き声は雑音ではなくキチンと「声」として認識されるのか相手にバッチリ届けてくれます。

とはいえ、幸いなことに私の仕事環境ではそこまで問題にはなりません。
なぜなら、ミーティングをする相手はほとんどが社内の方々だからです。
私は社内ツールの自分のアイコンを猫と写っている写真にするなど、じわじわと猫キャラを普及させているので知っている人にはわかってもらえるし、うちの会社は優しい方ばかりなので支障が出たことはありません。(おそらく…)

しかも、メインで一緒に仕事しているチームメンバー内では、うちの猫の声以外にも赤ちゃんの声や犬の声、さらにLOVOTの声が参加するにぎやかな環境なのです。
犬以外は鳴き声も似ているので、「赤ちゃんの声かと思ったら猫だった」「猫の声だと思ったらLOVOTだった」みたいな楽しいことが起こります。

もちろん外部の方とやりとりする場合は、猫が入って来られないように別の部屋でミーティングできるようにもしています。
(締め出されると気になって逆に鳴かれそうな気もする)

ニャーニャー鳴いてたので、なでたらそのまま寝ちゃったララ

ミーティング中に限らず、PCの周辺をウロウロしてボタンを押したり、人が手を乗せているのにキーボードの上で寝ようとしたりもします。
キキはPCの後ろ側で寝るのが好きです。
おそらく排気が出るところや、キーボードの上が暖かいのでそこが気に入っているのだと思います。

PCの後ろで排気に当たりながら寝るキキ

キーボードが押されそうなときは次のことに気を付ける必要があります。

  • 不用意に操作されても問題ないウィンドウにフォーカスしておく(メモ帳とかブラウザの新規タブとか)

  • キーボードを押された後に、音量や明るさが変わっていないか確認する

  • 元の状態に戻す(文字を消したり⌘+zしたり)

  • 触られたくない場合は、PCを逃す

どんなことをされても自分の近くにいたいと思ってもらえているなら、猫飼いとしては最上の喜びですね。

ゼロ距離で見つめるキキ

離席時の猫

先ほども紹介したように、キキはキーボードの上で暖を取るのが好きです。

離席するときはスリープにしているので何もできないだろうと気にしていませんでしたが、あるときデスクトップにスクリーンショットが増えていることに気づきました。

大量に取られたスリープ画面のスクリーンショット

キーボードの上に乗っているときに、器用にもスクリーンショットを撮るコマンドを押していたのです。
それも大したことではないのでさほど気にしていませんでしたが、あるときに聞き覚えのある音がしました。

\ ジャーーン!(Macの起動音)/

PCを再起動されていたのです。
最近のツールはほとんど自動保存だからいいものの、数時間かけた仕事がパーにでもなっていたら泣くしかありません。

ノートPCはちゃんと閉じましょう。

夕方の猫

昼間は出窓や各々好きなところで寝ていた猫も、夕方になると寒くなってきてさらに暖を求めてきます。

暖かい場所といえば、そう、人間ですね。
そしてこうなります。

2にゃん膝乗りパラダイス

これは天国ですね。
しかし、実はここからが試練の始まりです。
ヒーター付き猫ベッドとしての役を承ったからには、猫が降りるまで役目をまっとうしなければなりません。

まず、猫が落ちないようにあぐらをかいているのでだんだん足が痺れてきます。
次第に足の感覚がなくなり、少しずらしたりして延命しますが猫を降ろすわけにはいきません。

最初はなんとか耐え抜きましたが、なんとかしなければなりません。
そこで編み出した対応策がこちらです。

膝の間にペンギンのぬいぐるみ、その上のブランケットに乗って寝る猫

少々わかりづらいかもしれませんが、あぐらをかかなくても猫が落ちないようになっています。
ワークチェアの足置きの上にペンギンのぬいぐるみを乗せて、足は開いて横に降ろします。
その上にブランケットをかければ、落ちない&足が痺れない膝猫ベッドの完成です。

足が解放され、安定した猫ベッドを提供できるようになりましたがこれも完璧ではありませんでした。
猫はぐっすり眠るときは数時間寝ていることもあります。
人間にとって長い時間椅子に座り続けること健康的とはいえないのです。
長時間同じ体制でいることは、エコノミークラス症候群に繋がります。
というか、そんなことよりトイレに行けないのです。
我慢の限界がきて泣く泣く椅子に移動すると、もう元の猫ベッド役には戻れません。

移動したことで猫が起きて、毛繕い大会が始まっている

そこで新たなアイテムを導入しました。
本物の猫ベッドです。

PCの横に置いた猫ベッドで寝る猫
猫ベッドのふちに頭を乗せて寝るララ

居場所を用意してあげると良いとは聞いていましたが、本当にすぐくつろぎはじめました。
冬用でふかふかしていて暖かいのか気に入ってくれてよかったです。
これでいつでも、猫なで放題・トイレ行き放題の状態で仕事ができます!

膝に乗っている愛おしい感触がなくなってしまうのはちょっと寂しいなと思っていたところ、少し膝にも乗ってきてくれました。

膝にちょこんと乗るララ

就業後の猫

ふぁー疲れたーと終業後や夕食後に、ソファや布団に一瞬でも転がると、どこからともなく猫がやってきてこの状態になります。

転がる人間の上で寝はじめる猫上で

こうなると、まだこれからお風呂入らなくてはいけないときも一緒に寝る以外の選択肢はありません。
夜中に起きて、いろいろ済ませてからまた寝ることになるので生活リズムはグダグダです。

これは完全な惚気ですね。(ずっとだよ)
そのまま猫と一緒に寝るのが頑張った1日の最高のご褒美です。


つらつら書いていたら長くなってしまいました。
ここまで読んでいただきありがとうございます。

こんな夢のような生活がおくれるのも、今の環境があってこそなのかなと思います。
猫との幸せな日常を過ごしたい方、ペット可の物件に引っ越して、ケージや猫用品を買い、フルリモートで仕事してみましょう。
なぜここに猫がいないんだ?という気持ちになって大切な家族と出会えます。
あとは、この日々が1日でも長く続くことを願うばかりです。

人の脇に入って眠る2匹の猫

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