根地黒門の「ノーマルエンド」がめちゃくちゃよかったという話
2024年になりましたが、
年末年始のお休みは2019年発売の「ジャックジャンヌ」をプレイしました。
※本記事はネタバレを含みます。
🟣プレイしたきっかけ
年末はノベル系のシュミレーションをプレイしたいな〜と思ってたところに、「東京喰種」「超人X」でおなじみの石田スイ先生がキャラクターデザイン・劇中イラストを描かれているということで「東京喰種」イメージから女性向けゲームって意外かもくらいで知ってはいたけど、手には取っておらず、そういやゲーム実況者・蘭たんの実況で（投稿主は🍝ナポリの男たちの箱ファンです）昔あった気がすると思いサラッとどんな感じか序盤視聴してから、自分でもプレイしてみたいしやってみるか！と思い購入。
🟣初見プレイは根地先輩に決めた！
一応ルートというものが存在しているのは知っていたので
どのキャラクターが好きかなと考えながら、キャラたちの自己紹介まで進んだところで「根地黒門」を深掘りしたくなったので一本道ですべてのエンディングをみてみることに決定。直感の好みです。
このテーマ曲、落ち着く〜サムネに使われているコンセプトアートも素敵。
🟣進め方と、みた順番のエンドシナリオ
進め方としては
・根地先輩のグッド＆ベスト →ノーマルの順でプレイしました。
・パラ上げは表現をひたすら上げて自由行動＆選択肢はすべて根地先輩のところ。しっかりテキストは読んだのでゆっくり進めて1周20時間くらい。
という感じでおそらく一通りのイベントと、親密度で出るっぽいランダム会話シーンも大体根地先輩しかでてこなかったのでけっこう見れたのではないかなという印象。
🟣本ルートシナリオ全体の感想と好きだったところ
根地黒門√についてはきっと他の方の感想でもかなり触れられていると思うので、少しの感想と好きなところをいくつか。もちろんグッドエンドも素敵だったし可愛らしいお話でした。
好きなところは、クリスマス後のルート確定の後から私ときメモGSプレイしているのかな？というくらい主人公への大好き感が溢れててびっくりしました。特に連れ戻した後。これは罪深い…好きです（即答）※立ったまま寝てる根地先輩に出会うシーンで「君の〜…」のセリフのくだりは急すぎてお酒のみながらプレイしてたので翌日あれは二次創作だったのかなと疑いました💐どきどき…
特に「僕のかわいい、最高のアルジャンヌ！」は本当にかわいいセリフだな〜っと思いました。愛が溢れとるわ。
💜本題：ノーマルエンド、とてもいいよね…
そんな感じで気持ち的にはおまけくらいでノーマルエンドをみたんですけど、これが…めっちゃくちゃよかった！！私は正直一番好きだった。むしろこれでハマったくらい。根地黒門√では才能が枯渇したみたいな表現ですが、感じたことのない愛情への気持ちと恐れていた父と同じ状態になるのではないのかという気持ちの折り合いがつかない事からくるスランプに近い気がしているのでその解釈で書きます。
グッドではクラス優勝や個人優勝をすることでクラスの意思も団結して根地先輩の才能が復活するというか戻るんですけども、2位以下だった場合「責任の所在は僕」的なセリフと共に、アイデアが浮かばないスランプ状態のままエピローグ後、優勝を目指すようにコンテニューが出ます。
この舞台後のコンテニューが出る前までのエピローグが本当によかった。
先輩たちは優勝させてあげられなかったし、優勝できなかったことで更に自分はダメになってしまったんだと暗示をかけるように脚本のアイデアも思いつかない…寂しいエンディングだとは思うんですけど、それでも今後クォーツの歴史は続いていくし先輩たちが優秀で素敵だったことは変わらないし後輩たちがそれを受け継ぎ紡いでいくことが想像できるというか。
直後のチームメイトも温かいし、そのあとの高台でのシーンのセリフ。
「やっぱり舞台が好きなんだ。この気持ちがある限り、どんな形でもいいから舞台に関わり続けたい。できなくなったことはあるけど、また一から勉強していけばいいさ。だって僕若いもの。人生の中でこの瞬間が一番若いもの。」いままでもこれからも全部受け止める。これが僕の人生（一部省略）
…めちゃめちゃ刺さってしまった…
少しの不安と頼もしさと期待しかないこの感じ。
ベストエンドみた後、ヤンジャンに掲載されていたジャックジャンヌの読切「PUPPET-パペット」を読んだんですが、（面白かったです！番外編としてもっといろんな主人公で読みたい）
これに出てくる、少し前の根地先輩をみても挫折知らずの圧倒的な無敵感を感じたんだけどグッドエンドで才能が戻るくだりが結構唐突で、天才的無敵なのに一度無くなってしまったものが（スランプの原因が自分の中で昇華できたという事なんだろうけども）そんな一瞬で戻るものかね？！と思ってたので、このエンディングは他のエンドより、腑が落ちたし物語のその先を感じることができて本当によかった。きっと才能は戻ってくると漠然と思うけど、きっとそれはもう少し先なんじゃないかなあ〜と。なんとなく…うまく言えないのですが…
一番未来を感じるこのエンディングの余韻が一番好きだったという話でした。
🟣余談：希佐ルートを根地先輩親密度マックスで進めたら
上記エンドをみたあと、後日時を戻して希佐ルートを根地先輩親密度マックスで進めたところ、やたら「守るよ」と言ってくれることや最終公演の前〜当日でのセリフ「どうだい、僕は？かっこいいかな？」というお兄さんっぽい感じが大人びててとてもはしゃぎました。良いです。FA描きたくて資料集を購入したのでじっくり読みたいと思います。あ〜楽しかった。
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