「思い出さがし」(機械・3回・山岡史弥)

はじめまして。
今回ブログを担当させていただくことになりました機械工学課程3回の山岡史弥です。
コロナで様々な人の人生に影響が出ていますが、特に新入生の人たちは新しい友達にも巡り合えず家でオンライン授業と課題に追われる毎日で大変ですよね…。レポートのない世界線どこ？
サッカー部に入るか迷ってる新入生、サークルどうしようか迷ってる新入生はとりあえずこのブログを全部読んでください。

皆さんは思い出というとどんな出来事を思い浮かべますか？

サッカーをやってる人なら共感してくれると思いますが、マネージャーが試合前に撮ってくれた写真を見たらだいたいなんの試合で相手はどこで〜とだいたい覚えてるんですよね。しかもその日のチームの調子とか、一つ一つのプレーまで。もうその時点で僕の中ではだいぶサッカーが思い出として占めてる割合が多いのだと思います。

今回はその思い出を１つ紹介します。

僕は、自分達の学年になってから試合前の整列でいつも立つ位置を決めてたんです。キーパーの横。チームの最後から2番目。特に意味はありません。
けど、キーパーってなんだかんだ言ってもチームの要といいますか、1番のキーパーソンだと思うんですよね。いつも1番後ろからチーム全体を見渡してくれてるから。
だから、キーパーにチームの危機を救ってくださいって意味を込めて、念を込めて、キーパーの横に毎回立ってました。

時は流れ、引退試合。
いつも通りキーパーの横に立って、「もうA（キーパー）の横立つんも今日最後やな。」と言っていた記憶があります。（最後の大会は4チームのミニトーナメントでその日に完結する）

試合終了！結果は1-1でPK戦。
中学の時も最後の大会はPKで負けてしまったため、嫌な感じがしていたんですよ。
そして、僕の番。
見事に外したんですよね。
もう終わったと絶望感に苛まれながらハーフラインまで戻った記憶があります。でも、諦めても仕方ないしまだ僕の後に数人キッカーがいたので、キーパーを信じようと思ってひたすらキーパーに念を送ってました。

じゃあその次！キーパーが止めてくれたんです！

このとき、人の思いって通じるんだなと思いました。
そんなに日常生活から一緒に生活していたわけでもないし、よく遊びに行ってたとかでもないけどサッカーではいつも信用してました。まぁそれは他のメンバーも然りなんですけど。

結果的にその試合に負けて僕たちは引退。めちゃくちゃ悔しかったしサッカーをやめると言っていたメンバーも知ってるから、申し訳なさもあった。

でも今振り返ると、僕の中では強烈な思い出なんですよね。
僕たちのチームは弱かったけど練習は真面目にするしみんな真剣にサッカーに取り組んでたから、選手同士の信頼関係も強まっていたと思う。まぁ、PKストップは100%キーパーの実力なんですけどね。でもこう言うのはおこがましいかと思うんですけど、その日、僕はキーパーとの信頼関係が目に見える形で現れたように思えたし、僕たちの練習や試合等、積み重ねてきた日々は正しかったのだなと認識できました。

いつになってもこれから先もずっとこの試合、この出来事は思い出として残っていくものだと思うし、これはサッカーをしていないと得られない経験だったなぁと思う。

だから僕は、思い出を探して、大学でもサッカーを続けている。
是非新入生の皆さんもサッカーで一生ものの思い出作りましょ！！！！

サッカー好きやろ？

p.s.
大学入ってからグランドで高校の頃のメンバーと再会して対戦したらな、エモいで。

3回   山岡史弥