相手の配偶者、どう呼ぶか問題
大した問題ではないかもしれないけれど、言葉の使い方ひとつで深く相手を傷つけたり、モヤモヤさせたりしてしまうことが嫌なわたしにとって、長らく悩みのタネだった事案があります。
それは「相手の配偶者、どう呼ぶか問題」。
たとえば会社の先輩や上司の配偶者、ご近所さんの配偶者、友人の配偶者……。本人が「うちの旦那はね」「俺の奥さんはさ」と呼ぶのは一向に構わないと思うのですが、こちら側が相手の配偶者に対して「旦那さん」「奥さん」と呼んでしまうのはなんだかモヤつきます。
旦那って。奥さんって。
他意がないのは相手も重々承知だとは思うのですが、配偶者が異性であるとも限らないですし、当たり障りない呼び方をしたい。何か良い呼称はないものか……。
常々そう思っていたら、タイムリーな記事をハフポストで見つけました。
こちらの記事によると、もっとも無難な呼び方は「お連れ合い」だと。
お連れ合い……!
なんと奥ゆかしく、かつ失礼にもならない品のある呼び方なんだ……!
長年のモヤモヤがスッと晴れた瞬間でした。
こういった言葉のひとつひとつに気持ちを配らなければならない最近のご時世は、どちらかと言えば窮屈なのだとは思います。それでも、わたしは言葉をないがしろにしたくない。この先どれだけ時間が経とうと時代が変わろうと、コミュニケーションの場には必ず言葉があるから。少し神経質なくらい配慮したほうが、ひとりでも傷つく人を減らせると思うから。
「お連れ合いさんはお元気ですか?」
さらっとこんな風に言えたら、きっとお互いに気持ち良いコミュニケーションに落ち着けるはず。
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