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【実力作品!】ナイトメア・アリーの観どころを紹介💨

結構前に観たのに、アップするの忘れてた(笑

『ナイトメア・アリー』

結論から言うと、めちゃくちゃおもしろかったです!(笑

これガチコメントっす。実力ある作品です・・・映画好きはぜひ観てほしい。

今回もネタバレなしで “まだ観てない人” 向けに紹介します☆

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概要


原題     :Nightmare Alley
邦題     :ナイトメア・アリー
原作     :小説『ナイトメア・アリー』by ウィリアム・リンゼイ・グレシャム 1946年出版
アメリカ公開日:2021/12/17
日本公開日  :2022/3/25
制作     :サーチライト・ピクチャーズ
        TSGエンターテイメント

プロデューサー:ギレルモ・デル・トロ
        ブラッドリー・クーパー
        J・マイルズ・デイル

監督     :ギレルモ・デル・トロ

脚本     :ギレルモ・デル・トロ
        キム・モーガン   (ギレルモと20215月に結婚)

キャスト   :ブラッドリー・クーパー    (スタン役 ― ショー・ビジネスで成功を志す)
        ルーニー・マーラ       (モリー役 ― スタンに惚れ込みついて行く)
        ケイト・ブランシェット    (リリス・リッター博士役 ― 街の精神分析科医)
        デヴィッド・ストラザーン   (ピート役 ― サーカスメンバー、スタンに技を教え込む)
        トニ・コレット        (ジーナ役 ― ピートとコンビを組む、タロット占いが得意)
        ウィレム・デフォー      (クレム役 ― サーカス団長)
        リチャード・ジェンキンス   (エズラ・グリンドル役 ― リリス博士の元患者、大富豪)
        ロン・パールマン       (ブルーノ役 ― サーカス古参メンバー、モリーを気遣う)
        メアリー・スティーンバージェン(キンボール夫妻 ― 息子を戦争で亡くし意気消沈している)      



あらすじ

時代は第二次世界大戦中のアメリカ。
移動式で田舎を転々とするサーカス団に
ショービジネスで成功を夢見る1人の男スタンが入団する。
プロデューサーの才能がある彼はサーカスの団長にも認められ、
みるみる実力を上げていく。

そして、団の中でとびっきりの美人モリーに惚れ、恋に落ちる。
スタンは「僕たち独立しても絶対成功できる」とモリーに言い聞かせ
サーカス団を抜けるのであった。

今までは田舎の大衆を相手にしていたが
街のお金持ちを相手にショーを披露し始め、
たちまちショーは成功を収めていく。

しかし、スタンは、タネのあるマジックではなく、
占いや読心術の方がはるかに稼げることを知ってしまう・・・。

身なり・喋り方・身に付けている物・年齢・性別・・・
相手のあらゆる面から分析し、
「亡くなった親類が今まさに横にいます」
と言い、亡き彼らのメッセージを相手に伝える。

そう・・・
相手の欲している・求めている言葉を伝え・・・
安らぎを与え・・・
そして二人は大金を稼ぐようになっていく・・・。

しかし、ある時2人の目の前に
精神科医の女性が現れる・・・。

この女性との出会いによって2人の運命は
劇的に変わっていく・・・!

ハッピーエンドか・・・
バッドエンドか・・・
ラストシーンは息を忘れ、手に汗を握ります!


完成度の高さ

今回の作品は、非常に個人的に大好きで、
というのも脚本(というか脚色?)と、
全体的なクオリティが高く、
忘れたころに観たくなるんだろうなぁ~と
思わせるぐらいの完成度です。

大好きな作品ってなんども観たくなりますよね?


じゃあ具体的になにって言われると・・・個人的には衣装でしょうか(笑

この前行われたアカデミー賞・・・
(皆さんはウィル・スミスしか覚えていないと思いますがwww)
では、作品賞、撮影賞、美術賞、衣装デザイン賞
の4部門にノミネートされています!
受賞はできませんでしたが・・・。


ではいつものお馴染み観どころ3つを紹介しましょう☆


観どころ➀ ケイト・ブランシェットが生み出す-20℃の氷点下

彼女の表情は、「氷情」と表現した方がふさわしいだろう。
背筋が凍るような目つきを前に、僕たち観客は身動きが取れない・・・。
彼女が演じるリッター博士の過去は作品中で明かされることなく、
謎めいたまま・・・。
クレバーとクレイジーの紙一重が-20℃の世界へ誘う・・・。


観どころ② グリーンバックではなくほぼすべてセット。

第二次世界大戦中のため時代設定が1940年代。
当時のサーカス団のセットデザインや、
リッター博士(ケイト・ブランシェット)の研究室、
エズラ・グリンドル(大金持ちの権力者)の大屋敷と庭園、
などがグリーンバックではない。

現代のエレガントな建築様式やデザインはシンプル。
しかし当時は逆。
いかに建設様式に多くの彫刻が入っているか
装飾が施されているかが、価値ある時代。

模様や装飾が多く入った家財・壁紙など
製作・調達してきた努力がかなり感じられました。
(間違っていたらすみませんww)

そこもぜひ楽しいんでほしいと思います☆


観どころ③ 芸が成立する不気味さ・・・



当時のサーカス団のマジックや占い・読心術の技の数々が
当時どのように開発され、他者にパクられないようにしていたか・・・
皆さん気になりませんか?

そのあたりの歴史研究が、制作陣で努力されていると感じました。

その数々の芸に潜むリスク・・・。
タネがあるのか・・・それとも無いのか・・・。
タネがなかったとしたら・・・どうやって耐えているのか。

映画を観ながらいろいろ考えてしまいました。

その芸を披露しているシーンではタネは明かされません。

しかし団員やキャスト間での、
後々の会話で・・・
伏線回収的なノリでタネが明かされていくのです・・・。
しかもその不気味さは映画の最後の最後まで観客を飲み込んでいきます。

ここの緊張感と不気味さが際立っているがゆえに、
僕はこの作品を一生忘れられないのかも・・・しれません。




あっ、あと・・・!
個人的にここの鏡を2つ使った撮影・・・めっちゃ好きでした(笑


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