写真で見る日本の伝統色(3)中紅花
日本には、古くから多くの種類の色が伝えられています。そんな「伝統色」の数々を写真とともに紹介して行きたいと思います。
第3回目は「中紅花(なかくれない)」です。「中紅花」は、平安時代から伝わる由緒ある色名で、「なかのくれない」とも呼ばれている色です。もともと紅花だけで染められた明るく薄い紅色のことを指し、見るものを惹き付ける力を持っています。
立夏の頃、日光市内の山々ではあちこちでヤシオツツジの花が咲き乱れます。ヤシオツツジは栃木県の花でもあります。
この時期の少し霞がかった淡い青い空に、ヤシオツツジの花の明るい紅色はとてもよく似合います。
いつまで見ていても見飽きない素敵な色です。
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