【レース備忘】 素晴らしき教材の数々 2024 9.29(スプリンターズS・シリウスS)【教育系競馬予想】
レース予想はこちら。
1月のレース回顧より
中山
開幕当初の超高速は脱した状態。スプリンターズSの予想決着タイム1分7秒0前後、もピッタリ合っていた。前に行った馬も残ったし、外からの差し馬も内からの差し馬も上位入線した。馬場読みはバッチリはまっていた。今開催の中山の馬場は公平でとても面白い競馬が見られた。
スプリンターズS
教材1 レース前予想
なぜ予想区分Cにできなかったか? 戴冠のチャンスある馬は多いと感じていたはずだ。そういうレースで単勝6倍強の馬の単勝の期待値が本当に高いものだとお前は信じたのか? ルガルの単勝に行き着けたかどうかはわからない。しかし、ケンにできなくても、まだマッドクール一頭軸で三連系で高配当を狙うのがましではなかったか? 先週W的中だったからって置きにいく意識が働いたとは言えなかったか?
教材2 展開予想
ピューロマジックに横山典騎手、前走のレースっぷり、控える可能性もあるかも、っていう予想はあまりにも安直じゃないか。競馬の展開や逃げ宣言なんていつも騙し合いだったじゃないか。大体10日くらい前まではピューロマジックが32秒5で逃げる展開と心中してこの馬の単勝でもいいなって思ってたんじゃないのか。「ヨコテンがオーバーペース気味の逃げとかあり得るのか」って思考をめぐらせた時、トロワゼトワルの京成杯でのレコード勝ちを思い出して「ないこともないな」と思ったはずだ。お前ごときが「ピューロマジックが大レース勝つには逃げを磨くしかない」って思ってんだから乗ってる騎手や関係者もそれくらい認識しとるわ。何が「内部の関係者的にはそうでもないのだろう」だ。一番警戒されにくいタイミングでその逃げを発動させたいに決まっとるやろ。それが今回や! 32秒1はさすがにちょっと速すぎたからつぶれたが、32秒5‐34秒5で逃げ切る未来を見せられとったらルガルが勝った現実以上にお前は立ち直れていなかったぞ。
教材3 ルガルかヴェントヴォーチェか
かつて重賞での勝ちっぷりにG1を強く意識した二頭を、同じ休養あけで今回のレースに臨んだこの二頭を、お前は予想noteのタイトルで自分にとっての「旧友」と表現したのやな。そもそもタイトルの付け方がわかりにくすぎる。もっと分かりやすくつけろ!
で、この二頭の比較で、お前は何とヴェントヴォーチェに若干強い魅力を感じていた! 考えられないことや。
半年休養のルガルと、1年半休んでるヴェントヴォーチェ。
四歳のルガルと、七歳のヴェントヴォーチェ。
先行脚質のルガルと、差し・まくり主体のヴェントヴォーチェ。
13番枠のルガルと、15番枠のヴェントヴォーチェ。
ヴェントヴォーチェが勝ってたのはルメール騎乗ってとこと単勝オッズが高いとこだけ。別にオッズで勝つ確率が決まるわけでもないし騎手が走るわけでもないことを考え合わせるとこの比較でヴェントヴォーチェに魅力を感じるってのは零点や。トウカイテイオーの有馬記念でさえ一年ぶりやったんやぞ。この間のオールカマーでミクソロジーが半年ぶりやなくて1年半ぶりやって気付いた瞬間で即消ししてた癖に、行動には一貫性を持たせろ! 救いは勝負馬券をマッドクールとヴェントヴォーチェのワイドとかにせんかったことだけや! 何着と何着やったかわかってんのか!
教材4 現在のスプリント界のレベル判断
一昨年のスプリンターズSが七歳馬の勝利。なんじゃそれ、って当時思いました。昨年のスプリンターズSは北九州記念で二着だった馬が勝って二着は前走重賞で惨敗の馬。勝ちタイムも平凡。この間にあった高松宮記念がまた七歳の馬の勝利。このときもなんじゃそれ、って思った。今年の春の高松宮記念は昨年のスプリンターズSで二着だった馬が繰り上がって一着。この三年間ナムラクレアは掲示板に載り続けている。レベルは低い状態で変わっていない、だからこそピューロマジックが新星になれるってお前はこの夏に思ったんだろ! そのことをなぜ肝心の本番で思い出さないのだ! ママコチャの高速適性に怪しさを感じたのならマッドクールも同じようにせい!
私見 ペースについて
今回ピューロマジックは前半3Fを32秒1で逃げた。さすがに速すぎたかもしれないが、中山の1200はスタート後下り坂だからここが速くなること自体はそれほど驚かない。
馬の全体的なレベルアップや馬場の(造園?)技術向上によって、昔に比べて全体時計が速くなっている。
昔から1200の逃げ馬は33秒フラットくらいで逃げていた。33.0-35.0で全体時計が1分8秒0、とか。そういう時計でスプリンターズSも決着していた。1994年のサクラバクシンオーが勝ったスプリンターズSが32秒4-34秒7の当時としては超前傾ラップで、バクシンオーはこれを4番手から上がり34秒4で楽勝している。30年前の時計とは思えない優秀さだが、今ならもっとこういうレースが増えていい。同じ1分7秒0の時計が出るにせよ、33.5-33.5で前の馬しか用なしです、とか、全く見たくない。33秒0-34秒0でもスリリングさに欠ける。今日のスプリンターズSはとても面白かった。差しに徹した馬たちは、今日のあのペースの中3番手にいた6ヶ月休み明けのルガルを差せなかったのだということをよく考えた方がいい。じゃあもっと前につけないと勝てないのだ。
時代は1分5秒台の世界である(夏の小倉だけど)。
G1なら前3F32秒5くらいは当たり前、そういうレースが増えて(馬場や馬の進化的に言えば)しかるべきだと思うのだが。
まとめ
今回のスプリンターズS予想の敗因はママコチャ・マッドクールの昨年のワンツーに敬意を払いすぎた、それにつきます。中山よりも北海道でパフォーマンスのあがったサトノレーヴに違和感を感じられていたのだから、そこまでいけばシルクロードSの勝ち方にこの上ない魅力を感じていたルガルの単勝に行き着くことは十分にできていたはず。不甲斐ないです。
テンパイかどうかも怪しい相手の鳴きに自分の手牌を狭めた感じです。
部分的にはよい見方もできていたけど、単勝28倍を取り逃すというのはそのシーズンの馬券の勝ち負けを左右する勝負レースを逃したということになるので、かなりきついですね。
しかし、まあ、前を向いて進むしかないのだけど。
中京
こちらも最終週。土曜日は大体これまで通りの馬場、日曜日は雨で渋った。芝はさすがに時計がかかっていた。
シリウスS
逃げ馬不足でスローペースを予想していたがガンガン先行を志向する馬が出てきてむしろハイペースになっていた。この時点で予想のピントは相当外れていた。
1・2着馬と3着馬の間に9キロもの斤量差があると考えるとすごい。そんな差をものともしなかった上位二頭が今回のメンバーでは実力が上だったのではないでしょうか。
ハギノアレグリアスは位置取りが絶好でキャリアの差を見せつけた。
オメガギネスは1900のハイペースにも対応し、レースの幅が広がった。
ロコポルティは休み明けでややモタモタした感じか。
ハピは予想外の先行。じっくり構えていたら結果も違ったのでは。
ビヨンドザファザーは置かれすぎ。まったくついていけてなかった。なぜこの馬が東京1600でタマモロックを負かせたのだろう。締まった馬場の時、それだけ乾いた馬場の時とは別馬になるということだろう。
予想結果まとめ(2024.8.26~)
区分A 2戦1勝 的中率 .500 回収率270%
区分B 7戦1勝 的中率 .143 回収率583%
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