この星は廻り続ける。
闇夜の中を
甘い雨の香りが
そっと近づいてくる。

あなたが手招きする。
何々と傍に寄ると
突然、私の唇を
その力強い手で優しく
擦った。
やめて…
あなたの唇が欲しくなる。
分かってるくせに…
あなたの肩に寄りかかり
互いの手を重ね絡めた。