【GoogleのAI】Bardの始め方と使い方を解説!ChatGPTとの比較も紹介
「ChatGPTのブームに乗り遅れた…」
「TwitterをひらくとみんなAIの発信をしている…」
「AIツールが多すぎてよくわからん…」
2023年上半期、AIツールは各所でバズり散らかしていますよね。
とわいえ、”AI”という単語を聞くだけで
「おら、最新のテクノロジーとかよくわがんねっペ」
と、見て見ぬふりをしちゃいます(笑)
ChatGPTの導入をためらっているあなたにおすすめのツールは、天下のGoogleが開発した”Bard”です。
Bardは”無料”で使えるし、もちろん日本語にも対応しています。
使い方も、ちょー簡単。
下の検索窓に質問を入力するだけで、バシッと答えを返してくれるんですよ。
右にある”▷”をクリックすると…
すぐにBardが教えてくれます!
わたしもBardに手伝ってもらい、noteにたくさんの記事を書きました。
・ブログ運営
・仕事の秘書
・メールの返信
などなど、多くの場面で活躍する神ツールです。
「とわいえ、初期設定とか使い方とか難しいんでしょ?」
と、思っているあなたも大丈夫。
BardはGoogleアカウントがあればすぐに使えて、操作もめちゃくちゃ簡単です。
ほとんどの人は”AIを使いこなしている”という感覚がないまま、Bardを日常的に使うでしょう。
この記事には、わたしが調べたBardの基本情報や使い方、注意点などをすべて盛り込みました。
ぶっちゃけると、すべて読むのはしんどいです(笑)
もうすぐ”もくじ”が出てくるので、必要な部分だけを読んでくださいね!
<注意事項>
それでは、Googleが開発したAI ”Bard”の使い方を学んでいきましょう~。
第1章 GoogleのAI Bardとは
まずは基礎知識を学びましょう。
・Googleが開発したAIツール
・最近のAIニュースを紹介
・AI業界の専門用語
”テクノロジー&専門用語”と聞くと、みなさん拒否反応がでできます(笑)
この記事ではイラストをたくさん使い、直感的にわかるように工夫しました。
ぜひ覚えていってくださいね!
Googleが開発したAIツール
”Bard”という単語の意味から説明しますね。
記事のさいしょにも紹介しましたが、Bardを直訳すると”鳥”ではなく”吟遊詩人”なんですよ。
ここで質問があります。
あなたも”Bard=鳥”だと思っていましたよね?
正直に書きますが、わたしは鳥だと思っていました(笑)
おそらく、日本人の多くの人は”Bard=鳥”と勘違いしています。
まあ、そんなことはどうでもいいので(よくはねえ)話をBardに戻しましょう。
Bardは日本語にも対応していて、無料で使えるツールです。
「こんにちは!」と入力すると「こんにちは!今日はお元気ですか?」とコメントしてくれ、どんどんチャットが続いていきます。
Bardをざっくり説明すると、2023年大流行のAIツール”ChatGPT”と同じイメージでOKです。
GoogleのAIといえば、スマートフォンに話しかける「OK Google!」がおなじみですが、Bardは文章に特化しています。
専門用語を使ってBardを説明すると
”大量の言語データを利用して、ユーザーと会話ができるAIチャットボット”
です。
2022年~2023年のAIニュースを紹介
つづいては、2022年の夏から2023年の春にかけて起こったニュースを紹介しますね。
これまでのAIは、一部の専門家だけが使えるツールでした。
一般人の我々からすると「頭がいい人だけが使えるの、めっちゃずるいやーん!」と思いますよね。
しかし、専門家がAIを独占していたのには、きちんと理由があるんですよ。
AIは人々の生活を便利にするツールですが”フェイクニュースが大量に作られる”などのデメリットもあります。
フェイクニュースとは、事実に基づかないウソのニュースです。
特定の個人や団体の批判や、世の中の常識を操作できるので、フェイクニュースが大量に作られると世界が混乱するんですよね。
実際にフェイクニュースが原因で、株式市場が混乱した例もあります(投資家さんも大変なんすね…)
2022年より前は「AIを一般開放すると悪用されるリスクがあるから使える人を制限しよう」という考えが一般的でした。
そんな状況を変えたのが、イケイケ企業のStability AIです。
Stability AIは「みんなが作る、みんなのためのAI!」という旗をかかげます。
だれでも簡単にプロ級の画像が作れるツールを、一般公開しちゃったんですよ。
今まで研究者だけがこっそりと遊んでいたAIが、我々も使えるようになりました(しかも無料で)
高性能AIを手に入れたクリエイターは、TwitterやInstagramにクオリティーの高い画像の投稿しはじめます。
完成度、ヤバくないですか?
イヌとたわむれる美女や、イケメン上司の画像が簡単に作れちゃうんですよね。
きれいなAIお姉さんが「おはよう!」や「今日も仕事が終わった~」
などとツイートしているアカウントも登場しています。
フォロワーさんが数万人いるAIアカウントもあり、今後もAIインフルエンサーは増えていくでしょう。
2022年の年末には、テキストAIと呼ばれるツールが公開されました。
簡単にブログや物語が書けるCatchyや、みんな大好きChatGPTですね。
ChatGPTが世界中で話題になったことで、Googleも重い腰をあげます。
「しゃーねーな、わたしたちのAIツールも公開するか…」
2023年2月にGoogleは、この記事の主役となる”Bard”のリリースを発表しました。
「このままじゃChatGPTに負けてしまう…」と、思ったかどうかはわかりません。
ただ、Googleのビッグイベント”Google I/O”では、多くのニュースが発表されています。
・めっちゃ凄いAI”Gemini”を開発中
・Google検索上位にAIが書いた文章を表示
・AIがメールの返信文を作成
・Googleマップに現在の天気を表示
・Google Pixelでサクサク写真を編集
現在Googleは、AIサービスをガンガン開発しています。
世界的企業がAIを推しているのであれば、一般人の我々は使うしかないですよね。
「AIをいつ使うの?今でしょ!」状態です。
2022年の夏にStability AIが画像作成ツールを開放した結果、2023年にAIブームが訪れました。
今後もたくさんのAIツールは登場し、生活はより便利になりますよ。
めちゃくちゃ簡単でしたが、2022年~2023年にかけての振り返りでした!
専門用語を解説
AI関連のYou Tube動画やブログを読むときに、知っておきたい用語を5つ紹介しますね。
・プロンプト
・ジェネレーティブAI
・大規模言語モデル
・PaLM 2
・ハルシネーション
単語の意味を理解しておくと、AI初心者さんとの会話でドヤれますよ!
■プロンプト
ざっくりいうと、Bardに入力する文章=プロンプトです。
・カツカレーの作り方を教えてください
・今日の北海道の天気を教えてください
・”副業で稼ぐ方法”をテーマにブログ記事を書いてください
かんたんな質問に見えますが、これらもプロンプトなんですよ。
Bardの性能を最大限に引き出すためには、適切なプロンプトを作れるかが重要です。
You TubeやSNSを見ていると”便利なプロンプトまとめ”を発信している人も増えています。
Bardの使い方も含めて、プロが作ったプロンプトをそのまま使ってみてください(メッチャ勉強になります)
海外ではプロンプトを極めている人もおり、AIの進化で仕事が忙しくなった人もいるようです。
プロンプトエンジニアのみなさんの報酬は高く、年収1,000万円を稼ぐ人も(うらやましい…)
AIツールを使うときには、プロンプトは必ず出てきます。
しっかりと覚えておきましょう!
※専門用語を使ってたいへん申し訳ないのですが、ここからはBardへの質問や入力文を”プロンプト”と書かせてください。
■ジェネレーティブ AI
ジェネレーティブ AIとは、大量のデータを学習させて新しい作品を生み出す人工知能です。
ジェネレーティブ AIが作れるものはこちらです。
・文章
・画像
・音楽
・音声
・映像
・NFT
ジェネレーティブAIの特徴は、デジタルデータの創作がめちゃくちゃ得意なことです。
人工知能は豊かな想像力をもち、現実では考えられないようなイメージも表現できるんですよ。
例えば”パンダがサーフィンする画像”や”プロ野球選手が宇宙で泳いでいる画像”も、サクッと作れます。
もちろん、文章を書くことも得意です。
1,000文字くらいのブログ記事なら、Bardを使えばソッコーで書けちゃいます。
まったくのゼロから新しい作品を産みだす人工知能が、ジェネレイティブAIですね。
■大規模言語モデル
大規模言語モデルは、大量の情報を学習し、自然な会話になるようにトレーニングされた人工知能です。
さっき紹介した”めちゃくちゃ勉強するAI”ですね。
言語モデルを詳しく説明すると”与えられた言葉やフレーズのあとに続く単語を、確率的に予測するモデル”となります。
ちょっとなに言っているのかわからないと思うので、イメージ画像をご覧ください。
なんとなくわかりましたかね?
・犬も歩けば→棒に当たる
・北海道日本ハム→ファイターズ
・海賊王に→俺はなる
こんな感じで、前の単語やフレーズをもとに”続きの言葉”に答えるモデルです。
人工知能は長い時間をかけて勉強した結果、まるで人間のような会話ができるまで進化したんですよ。
Bardの言語モデルに使われていたLaMDA(現在はPaLM 2に変更)は「人工知能だけど人間のように感情があるよ!」と噂されるレベルの人工知能です。
まるでネズミを怖がるドラえもんのようですね(ちょっと違うかも…)
人工知能に感情があるのかないのかは、専門家の間でも意見が分かれています。
そんなハイレベルな人工知能を搭載したツールが、GoogleのAI Bardです!
■PaLM 2
PaLM 2は現在Bardに搭載されている人工知能で、文章生成や翻訳が得意です(なんで”a”だけ小文字やねんw)
ちなみにChatGPTは、GPTというツールを使用しています。
・Google→PaLM 2
・OpenAI→GPT
こんな感じですね。
Bardはもともと”LaMDA”というモデルを採用していたAIです。
2023年の5月に、使用モデルをLaMDAからPaLM 2へ変更したことで、日本語も使えるように進化したんですよ。
Google JapanのブログにPaLM 2を説明した記事があったので紹介しますね。
PaLM 2は以前のモデルよりも、言語を表現する幅が広がっています。
ブログの中に”なぞなぞを理解できる”と書いていたので、ちょっと実験してみました。
とりあえず3問出題した結果、正解率は66%。
結論、PaLM 2は頭がよすぎます(笑)
気を取りなおして、PaLM 2とChatGPTで使用する言語モデル”GPT”の特徴をまとめました(わたしが使った感想も含む)
下の表で確認してください。
わたしが使った感想は、どちらもすごいAIですね。
文章力だけに注目すると、ChatGPTはより自然な日本語を使います(2023年6月3日現在)
いっぽう、Bardは文章を書くスピードがなまら早いです。
勉強量はPaLM 2の方が多いからか、専門用語を入力したときの理解度はBardの方が高かったですね。
■ハルシネーション
ハルシネーションとは、実際には存在しないものを見てしまう幻覚のことです(”ハシルネーション”ではなく”ハルシネーション”です)
砂漠で遭難してフラフラになったとき、実在しないオアシスが見えたらハルシネーションがおきていますよ(日本人には馴染みがないですよね)
AIツールを使っていると、たびたびハルシネーションは起こります。
Bardが回答を間違う=ハルシネーションのイメージでOKです。
わたしが遭遇したハルシネーションを紹介しますね。
<ハルシネーション回答>
<わたしから一言>
『ヒカルの碁』は、将棋マンガじゃねーわ(笑)
<ハルシネーション回答>
<わたしから一言>
試合への乱入者が多すぎ(笑)
こんな感じで、AIはしれっとトンチンカンな回答をするので注意してくださいね。
ブログでBardを使うときは、文章がまちがっていないかどうかを必ずチェックしましょう!
第2章 Bardのイマイチなところ
わたしがBardを使ってみて「ここはイマイチだな~」というポイントをまとめました。
・回答を間違えることがある
・チャットをリセットしないと回答がおかしくなる
・Bardの作った文章は履歴が残らない
約1ヵ月間、Bardを使った感想を共有しますね。
回答を間違えることがある
Bardにいろいろ聞いてみましたが、マニアックな質問になればなるほど、回答を間違う可能性は高いです。
例えば、こちらのプロンプトを入力してみました。
Bardは対戦カードと試合開始時間はきちんと答えたのですが、試合の見どころはけっこう間違っていました。
間違いやすい部分は、チームの順位や選手の細かい成績です。
わたしのイメージですが、Google検索で調べづらい情報は、Bardの回答に反映されません。
”都道府県の観光名所を表にまとめてください”のような質問では、こんな珍回答も出てきました。
AIが作った文章に間違いが多いことは、Bardに限らず他のツールでもありますよね。
You TubeやSNSでは「AIがおかしな回答をしているよ!」と、イジられている光景を目にします。
Bardも質問への回答をまちがうことがあり、100%信用できません。
Bardが書いた文章は、必ずチェックしましょう!
チャットをリセットしないと回答がおかしくなる
ここは大事な部分です。
Bardに質問をしたあとは、メニューにある”チャットをリセット”を押してください。
毎回チャットをリセットすると、回答の精度は上がります。
Bardにたくさんの質問を繰り返すと、トンチンカンな答えが返って来る確率は上がるんですよね。
わたしの脳みそをフル回転させ、Bardの頭の中をイメージしてみました。
Bardに大量の質問をすると、AIがパニックになり以前の回答を繰り返します。
ちょっとめんどくさいですが、質問をするたびに”チャットをリセット”をクリックして、Bardの頭の中をリフレッシュさせてくださいね。
Bardの作った文章は履歴が残らない
さきほど説明した”チャットのリセット”をおこなうと、Bardが作った文章はすべて消えてしまいます。
メニュー画面をめっちゃ探したのですが、これまで作った文章はすべて削除されていました…
あとで使いたい文章や表などは、チャットをリセットする前に必ず保存してくださいね(経験者は語る)
いっぽう、Bardに入力したプロンプト(質問文)は”Bardアクティビティ”をクリックすると確認できます。
アクティビティには検索窓がないので探すのが大変ですが、画面をスクロールすればプロンプトは見つかりますよ。
大切なプロンプトは、ここから保存してくださいね!
第3章 Bardのイケているところ
この章では、Bardを使って「ここはスゴい!」と思った部分を紹介しますね。
・文章を書くスピードが早い
・無料で使える
・最新情報を知っている
・初期設定をしなくてもよい
・3つの文章から選べる
・会話形式で質問ができる
・音声入力ができる
やっぱりGoogleはスゴいっすよ!
文章を書くスピードが早い
初めてBardを使ったときの感想は「文章書くの速っ!」でした。
ためしに”副業 稼ぎ方”で記事を書いてもらうと、750文字の文章を8秒で書き上げたんですよね。
ウサイン・ボルト選手が100mを走り切るよりも速いスピードで、1記事完成しちゃいます。
ふだん文章を書かない人にはスゴさは伝わりづらいので、比較表を作ってみました。
”副業 稼ぎ方”をテーマに、記事を書いたときのスピードです。
Bardの爆速っぷりが伝わりますね!
大量に記事の下書きが欲しいときや、急いでメールに返信をしたいときに、Bardは本領を発揮しますよ。
無料で使える
ツールを無料で使えることは、なまらうれしいポイントです。
めちゃくちゃ性能が高いAIを、お金を支払わずに使えるんですよね。
「AIを使ってみたいけれど、課金するのはちょっとね~」という堅実なワーママも使いやすいサービスです。
他のAIツールでよくある「質問は1時間に15問まで!」や「アクセスが集中しているので時間をずらしてください~!」といった利用制限もありません。
完全無料で使い放題なので、本当にありがたいサービスです。
最新情報を知っている
BardはGoogle検索で情報を集めるので、最新ニュースも知っています。
Googleにはインターネット上の情報が集まるデータベースがあるので、世界中のニュースや情報を提供できるんですよね。
Bardにこんな質問をしてみました。
Bardの回答はこちらです。
Bardの回答の下には”Googleで検索”という表示もあり、クリックすると検索画面から詳しい記事を探せます。
常に最新情報にアクセスできるので、我々にはありがたい機能ですよ。
初期設定をしなくてもよい
Googleアカウントさえ持っていれば、Bardは初期設定せずにサクッと利用できます。
この”サクッと”がいいんですよね。
世間ではAIがバズっているけど「なんか難しそう…」という理由で使わない人はおおいです。
しかし、Bardは公式サイトにログインするだけで使えるから、AIに詳しくない人にもおすすめしやすいんですよ。
この前、友だちと遊んでいたらAIの話になりました。
いい機会だと思って、スマホを使ってBardを試してもらったんですよね。
友だちはGoogleアカウントを持っていたので、公式サイトにログインするだけで準備はOK。
Bardはスマホで使うと音声入力も簡単にできるので「OK、Google!」と同じノリでBardを使いこなしていました。
すぐに子どもに見つかったので、スマホを奪われBardは質問攻めにされていましたが(笑)
BardはGoogleアカウントがあれば、初期登録やパスワードの設定もせずに使えるツールです。
会話ができるGoogle検索のように使えるので、はじめてAIを使う人にもおすすめできますよ。
3つの文章から選べる
Bardに質問を入力すると、1度に3パターンの文章を提案してくれます。
これも地味にうれしいポイントです。
クリック1つで文章を比べられるので、3つのアイディアの良い部分だけをピックアップできます。
いちいちピックアップするのがめんどくさいときは、こんな文章を入力しましょう。
Bardは新しい文章を書いてくれますよ。
コラム Bardで使える裏技
ちょっとした裏技ですが、アイディアをたくさん欲しいときってありますよね?
会社の会議などでは「明日の朝までにKindle本のたくさん売るためのアイディアを考えてこい!」みたいなムチャブリが飛んできます。
ムチャブリをする上司の指示は、Bardを使って乗り切りましょう。
Bardに入力するプロンプトです。
たった10秒くらいで15個のアイディアを考えてくれました(なまら速いっす)
しかも3パターンも笑
もちろん使えないアイディアもありますが、15個も提出すれば上司も納得しますよね。
あとはGoogleドキュメントにエクスポートして、上司に共有しちゃいましょう。
上司がAIに詳しくなければ、あなたの提出したアイディアの物量だけで評価してくれます(笑)
Bardの回答がイマイチなときは、他のパターンの文章を選んでくださいね!
会話形式で質問できる
Bardは「ブログの書き方を教えて!」や「タイヤ交換の方法を教えて!」など、普段の会話をするように質問できます。
この機能は、Google検索が苦手な人にうれしいポイントです。
検索の達人と苦手な人では、ほしい情報にたどり着くまでの時間が全然違いますよね。
いわゆる”検索力”が高いと、最短で情報をキャッチできるんですよ。
そもそも調べ物が苦手な人は、Google検索をほとんど使いません。
友だちへ質問して解決しなければ、Yahoo知恵袋に投稿しています。
”友だちへの質問”や”Yahoo知恵袋”のメリットは、疑問にピンポイントの答えが返ってくることです。
いっぽう、問題の解決までに時間がかかるデメリットもあります。
デメリットはもう1つあり、友だちや知恵袋でアドバイスをくれた人は、そこまで質問者の疑問に詳しくない可能性もありますよね。
そんなときにBardを使えば、普段の会話をするように問題を解決できますよ。
例えば「マイナンバーカードの作り方を教えて!」のように、普段の話し言葉で疑問を入力してみましょう。
Bardは10秒もかからずに、マイナンバーの作り方をピンポイントで教えてくれます。
Bardの回答を紹介しますね。
Bardは重要な部分だけを要約してくれたので、細かい作業は書いていません。
オンライン申請の部分を詳しく知りたければ、こちらのプロンプトを入力してください。
Bardの解説です。
AIと会話をしながら問題を解決できるので、Google検索が苦手な人におすすめですよ。
音声入力を利用できる
文字を打ち込むよりも、言葉でしゃべるほうが早く入力できる人は多いですよね。
特にスマートフォンは画面が小さいので、マイクを使って質問できるとスゴく助かります。
スマホでアルファベットや数字に文字を変換する作業は、けっこうめんどくさいです。
大文字・小文字を探すのも、まあまあしんどい。
そんなときは、Bardの音声入力を使いましょう!
フリック入力やタイピングが苦手な人でも、音声でBardを操れるので作業がはかどりますよ。
第4章 Bardの登録方法
この章では、Bardの登録方法を順番に解説しますね。
内容はこちらです。
・準備するもの
・Googleアカウントの作り方
・Bardの登録方法
・Bardを使う前に覚えておきたいこと
Googleアカウントを持っていれば、Bardはすぐに使えますよ!
準備するもの
以下の2つを準備してください。
・Googleアカウント
・パソコンorスマートフォン
Bardの利用には、Googleアカウントが必要です。
Googleアカウントをまだ持っていない人は、この機会に無料で作ってみましょう!
Googleアカウントの作り方
まずはGoogleの公式サイトにアクセスして「ログイン」をクリックしましょう。
>>>Google公式サイト
”アカウントを作成”をクリックします。
アカウントの種類を、以下の3つから選んでください(基本は”自分用”で大丈夫です)
・自分用
・子供用(13才以下はこちら)
・ビジネス管理用(ゴリゴリ仕事で使う人)
アカウント情報を入力して、”次へ”をクリックしてください。
名前は本名じゃなくてもOKです(キタノドロップでも登録できました)
メールアドレスを登録すると、Gメールのアドレスを1つもらえますよ。
パスワードは、半角英字・数字・記号などを組み合わせて8文字以上で設定しましょう。
電話番号と再設定用のメールアドレス(この2つは任意)生年月日と性別(この2つは必須)を入力してください。
利用規約に同意するとGoogleアカウントの登録は完了です!
Bardの登録方法
Bardの登録は、Googleアカウントがあればめちゃくちゃ簡単です。
Googleアカウントにログインした状態で、Bardの公式サイトにアクセスしましょう。
>>>Bard公式サイト
”ログイン”をクリックして、メールアドレスとパスワードを入力。
利用規約を確認して”同意する”をクリックしてください。
注意事項を確認して”続行”をクリックすると、Bardが使えるようになりますよ。
この画面が出てくれば準備OKです!
Bardを使う前に覚えておきたいこと
Bardを使うときの注意点です。
・試験運用中のサービス
・Bardの回答は100%正確ではない
・18歳未満は使えない
・個人情報は絶対に入力しない
・Bardに入力されたデータは3年間保存する
Bardを使っていると「まだ実験中のサービスですよ!!」と、念を押されます。
ということで、Bardの回答を100%信用することはやめましょう。
利用規約を読んでみて「ここは重要だな」という部分を紹介しますね。
また、Bardに入力した文章やフィードバックは、AIの機械学習に使われます。
ぜったいに個人情報や暴露情報は入力しないでくださいね!
第5章 Bardの使い方【基本編】
じっさいの画面を見せながら、Bardの使い方を紹介しますね。
説明する項目はこちらです。
・画面の説明
・文章を書いてもらう方法
・3パターンの文章を比べる方法
・Bardにフィードバックを送る方法
・文書をエクスポートする方法
・詳しい情報をGoogle検索する方法
・プロンプトを編集する方法
・チャットをリセットする方法
Bardの画面はシンプルなので、AI初心者でもわかりやすいですよ!
画面の説明
Bardの画面はこんな感じ(2023年6月3日時点の画面です)
スッキリして見やすい印象ですね。
左下にある天気のマークをクリックすると、ライトモードとダークモードを切り替えられます。
ダークモードにすると、長時間画面を見ていても目が疲れづらいです。
たくさんBardを使うときは、ダークモードに切り替えましょう。
文章を書いてもらう方法
Bardに文章を書いてもらうときは、下の検索窓にプロンプトを入力してください。
パソコンならエンターを押すか、右側にある送信のアイコンをクリックすると、Bardが文章を書いてくれますよ。
マイクのアイコンをクリックすると、音声入力もできます。
個人的に、スマホの音声入力はめちゃくちゃ便利でした。
3パターンの文章を比べる方法
Bardが文章を書いたら、回答の右上にある”他の回答案を表示”をクリックしてください。
回答案1・2・3が出てくるので、クリックして他の回答と比べてみましょう。
文章の切り口がちょっとずつ違うので、新しいアイディアがほしいときにも便利です。
1番右の丸いアイコンをクリックすると、文章を書き直してくれますよ。
Bardにフィードバックを送る方法
文章の下の方には、”グッドボタン”と”バッドボタン”があり、Bardの回答を評価できます。
Bardの書いた文章がイメージと違っていたら”バットボタン”をクリックしてみましょう。
レビュー画面が出てくるので、Bardの改善案をGoogleへ送信できます。
ユーザーがレビューを送信すると、Bardがどんどん進化していくしくみです(わたしの記事にも感想をいただけると助かりますw)
文章をエクスポートする方法
”バッドボタン”の右にあるアイコンをクリックすると、Bardが書いた文章をエクスポートできます。
エクスポートとは、データをBardから取り出して他のツールへ保存することです。
2023年6月現在、Bardが書いた文章(コード)をエクスポートできるツールは3つあります。
・Googleドキュメント
・Gmail
・Google Colab(エンジニアさんが使うツール)
文章の保存では、GoogleドキュメントとGmailの2種類から選べますよ。
後で使いたい文章をワンクリックで保存できるので、めちゃくちゃ便利です。
わたしは普段Webライターをしているので、Bardに下書きしてもらった文章をGoogleドキュメントに保存しています。
ただ、1つ注意点が。
調子に乗って文章を保存しすぎると、Googleドライブがドキュメントまみれになっちゃいます(笑)
情報を探すことが大変になるので、エクスポートのし過ぎには気をつけてくださいね。
また、画面右側にある”︙”をクリックすると、文章をコピーできます。
WordやLINEに文章を貼りつけるときに役立ちますよ!
詳しい情報をGoogle検索する方法
専門用語などをBardに質問したけれど、もっと詳しい記事を読みたいときはありますよね。
たまにですが、Bardが書いた文章の1番下に”Googleで検索”というアイコンが出てきます。
このアイコンをクリックすると、検索ページに移動して詳しい記事を探せます。
より詳しく調べたいときに便利なのですが、Googleで検索のアイコンはたまにしかでてきませんでした。
質問内容によっては全くでないこともあります。
とりあえず「でたらラッキー!」くらいの期待値でBardを使ってください。
どうしてもでてこないときは、自分でGoogle検索を使いましょう(笑)
プロンプトを編集する方法
入力したプロンプトを修正したいときは、右側にある”ペンのアイコン”をクリックしてください。
「ハムエッグの作り方を教えて~!」→「チーズ入りハムエッグの作り方を教えて~!」
このように細かくプロンプトを修正できます。
地味に便利な機能ですよ!
チャットをリセットする方法
ひと通りBardで遊んだら、チャットをリセットしてみましょう。
左のメニュー画面にある”チャットをリセット”をクリックすると、今までの会話が消えてまっさらな状態に戻ります。
画面からチャットの履歴は消えますが、入力したプロンプトはBardの中に残るので安心してください。
メニュー画面の”Bardアクティビティ”をクリックして、下の方にスクロールすると、プロンプトの一覧が表示されています。
保存しておきたいプロンプトは、コピーしてGoogleドキュメントなどに貼り付けてくださいね。
第6章 Bardの実践的な使い方 12選
Bardをさわってみて「これは便利だな〜」という使い方を紹介します。
・Twitterの投稿をたくさん作る
・最新のニュースを使って記事を書く
・データを比べて表をつくる
・英語の文章を日本語に翻訳
・文章をレビューしてもらう
・旅行プランを考えてもらう
・仕事のアイディアを考えてもらう
・求人票を作ってもらう
・転職の相談にのってもらう
・履歴書作成&会社の情報を調べてもらう
・人生相談にのってもらう
・テーマを決めて調べ物をする
ちょっとした時間をみつけて、Bardへプロンプトを入力してみましょう。
Twitterの投稿をたくさん作る
Twitterに投稿できる文章は140文字なので、スキマ時間にサクッとつぶやけて便利ですよね(最近は長文も投稿できます)
ただ、毎日ツイートを考えるのはしんどいです。
「今日は何をつぶやこう…」そんな日は、このプロンプトを入力してください。
Bardの考えたツイートはこちらです。
どちらのツイートも80〜90文字くらいでした。
文字数はちょっと少ないですが、Googleドキュメントに保存しておくと、いつでもツイートの下書きに使えますよ。
イチからツイートを考えるよりも作業時間は短縮でき「今日の分を考えなきゃ…」というストレスはなくなります。
Bardでツイートをつくるときには、あなたの発信内容にあわせてプロンプトを変更してくださいね!
最新のニュースを使って記事を書く
ブロガーや音声配信者に便利な使い方です。
Bardに最新のニュースを教えてもらい、そのまま記事や配信の台本を書いてもらいましょう。
入力するプロンプトはこちらです。
”AI”の部分は、あなたが書きたいジャンルに変更してくださいね。
Bardがピックアップしたニュースを紹介します。
同じページ内に”Googleで検索”とあったら、情報元のWebサイトを確認できますよ。
つぎに書きたいニュースを選んで、こんなプロンプトを入力しましょう。
Bardが書いてくれた記事を紹介しますね。
770文字の記事を、約10秒で書いてくれました。
記事の下には情報ソース(参考にしたサイト)も書いてあったので、内容が間違っていないかもチェックできますよ。
本当にオリジナルの記事を書いているか不安だったので、CCDというコピーコンテンツ(パクリ記事)確認ツールでチェックしてみました。
一般的に、一致率が50%以下で”良好”と書いてあれば大丈夫です(Bard、やるやないか)
反対に50%を超えて”要注意”と表示されると、インターネット上にある記事から文章を引用している可能性が高いんすよ。
Bardを使って記事を書くときには、他の記事のコピーになっていないかをチェックしてくださいね。
データを比べて表をつくる
Bardは、複数のデータを表にまとめる作業も得意です。
こんなプロンプトを入力してみました。
Bardが作った表はこちらです。
細かい部分があっているかどうかは確認していませんが、わかりやすくまとめてくれました。
他にも比較できた項目を紹介しますね。
表にまとめる機能は、けっこう便利です。
ワンクリックでGoogleドキュメントにエクスポートできるので、会社で使う資料にも使えますよ!
英語の文章を日本語に翻訳
Bardはもともと英語のみのサービスでしたが、2023年の5月に日本語に対応しました(アザッス)
ということで、英語↔日本語の翻訳ができるんですよね。
英語が苦手なわたしには、ありがたい機能です(韓国語もいけますよ)
”仮想通貨投資で爆益!”の英語記事や、スポーツ選手の英語インタビューもBardを使うとサクッと読めます。
翻訳だけならGoogle翻訳やDeepL翻訳、ChatGPTでもできますが、BardのすごいところはGmailと連携している部分です。
例えばこんなメールが届いたとします(英語が苦手な人は読み飛ばしてください)
とりあえず翻訳し、内容を確認。
「800〜1200文字の暗号資産規制の記事を書くのか〜、でも仕事がパンパンに忙しいからお断りしよう。
そんなときには、このプロンプトを入力します。
”###メール文章”の下に受信したメールを貼り付けると、Bardが英語で返信を書いてくれます。
Bardが書いたメールを紹介しますね。
ここから、”回答をエクスポート”を選択して”Gmailで下書きを作成”をクリックしましょう。
すると、メールの下書きが完成して、あとは宛先を入力するだけで送信完了です。
1つ注意点があり、メールの宛先にはプロンプトが入力されています。
送信前には、必ず宛先を書き換えてくださいね。
仕事で大量のメールを返信する人は、ぜひ使って欲しい機能です!
文章をレビューしてもらう
Bardに自分が書いた文章を入力すると、客観的なレビュー(ダメ出し)をしてもらえます。
・上司へのメール
・企画書
・履歴書
・ブログ
・ラブレター
どんな文章を入力しても、Bardが的確なアドバイスをしてくれますよ。
文章が苦手な人には、ぜひ使って欲しい機能です。
Bardに入力するプロンプトはこちら。
Bardの実力をチェックするために、この記事の”はじめに”をレビューしてもらいました。
いただいたアドバイスはこちらです。
思ったよりも、たくさんダメ出しがきましたね、、、
ちょっとヘコみましたが、Bardのアドバイスを参考に修正しました(笑)
自分の文章に不安な人は、1度Bardにレビューをお願いしましょう!
旅行プランを考えてもらう
長期間の休みがもらえたときは、Bardに旅行プランを考えてもらいましょう。
・目的地
・日程
・予算
・人数
必要な項目を入力すると、具体的なプランを考えてくれますよ。
1度入力すると3パターンも提案してくれるので、好みのプランを選んでください。
Bardに入力するプロンプトはこちらです。
Bardが考えたプランを紹介しますね。
Bardが考えた旅行プランは、ザックリとした予定です。
くり返し質問して、旅行プランを練り上げましょう。
Bardの回答はこちらです。
旅行のイメージがわきましたかね?
あとは、Googleで細かい情報を調べたり、雑誌を読んだりしてプランを考えてください!
仕事の相談する
仕事の手順やアイディアで悩んでいるけれど、みんな忙しくて相談しづらい場面はありますよね。
職場で自分しか担当していない作業や、フリーランスで働いているので相談する相手がいない人もおおいはず。
そんなときは、Bardに悩みを打ち明けましょう!
実はBardが学んでいる言語やコード(プログラマーが打ち込んでいる英語の文字列)の数は桁違いに多く、マニアックな知識が豊富なんですよ。
Bardは会話形式で質問に答えてくれるので、仕事の相談やアイディアを一緒に考えてくれます。
1人では思いつかないアイディアをもらえるので、めっちゃ便利ですよ。
入力するプロンプトはこちらです。
このような悩みは、Google検索では解決できません。
ピンポイントで悩みを解決できる記事があるとしても、たどり着くまでに大量の時間が溶けちゃいますよね。
Bardがくれたアドバイスを紹介します。
ちゃんとしたアドバイスがもらえましたね。
ちょっとした時間に個人的なアドバイスが欲しいときは、Bardに相談することはおすすめですよ。
求人票を作ってもらう
「人手不足で仕事が終わらん!!」という、スタッフを雇いたくてしょうがない総務課におすすめの機能です。
Bardにお願いすると、求人票をソッコーで作ってくれます。
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Bardが作ってくれた求人票を紹介しますね。
Bardを使って、人で不足を解消してください!
転職の相談にのってもらう
「今の仕事はキライじゃないけれど、自分の新しい可能性を広げたい!」という人におすすめの使い方です。
Bardは転職の相談にものってくれますよ。
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Bardの回答はこちらです。
あなたが興味のある仕事の内容も、Bardに聞いてみてくださいね。
新しい可能性が広がりますよ!
履歴書作成&会社の情報を調べてもらう
Bardにお願いすると履歴書のフォーマットを作れますし、転職する会社の下調べも手伝ってくれます。
実際に面接をする前には、面接する会社の情報を調べてもらいましょう。
例えば、北海道を代表するコンビニ”セイコーマート”に転職をするとしましょう。
道民でセイコーマートを知らない人はいないでしょうが、失礼がないように会社について調べることに。
Bardに入力するプロンプトです。
Bardがまとめてくれた会社の概要です。
Bardの回答、完璧ですね!
もう少しツッコんで聞いてみましょう。
入力するプロンプトです。
Bardがくれたアドバイスです。
調子に乗って、Bardに履歴書を作ってもらいます。
ちょっと文章に違和感がありますが、下書きとしては使えます。
フォーマットの空欄を埋めて、身だしなみを整えたら完璧ですよ!
人生相談にのってもらう
人生という長い旅路で迷ったら、Bardに相談してみましょう(ぐちを聞いてもらうだけでもスッキリしますよ)
相談のフォーマットはこちらです。
このフォーマットを使うと、だいたいの悩みに対応できます。
例えばこんな相談をしてみました。
Bardのアドバイスはこちら。
さいごの「諦めない!」は、心にしみますね。
Bard師匠のアドバイスを参考にして、今日から取り組みます!
テーマを決めて分析する
仕事でも趣味でも使える機能です。
Bardにテーマを与えて分析してもらいましょう。
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さいごに書いたSWOT分析とは、会社の経営やマーケティングの作戦を考えるときに使うやつです。
頭のいい人がおこなう分析ですが、自分の興味がある分野で使うとおもしろいんですよね。
たかが1ファンの分際でおこがましいとは思いましたが、新本プロレスとプロレスリング・ノアをSWOT分析してみました。
Bardの分析結果です。
プロレスファン歴30年のわたしがみても、いいところをついています。
Bardの分析能力、恐るべしです!
第7章 Bardを使う時の注意点
Bardを使うときの注意点をまとめました。
・回答が途中で終わったら”続き”と入力する
・Googleはユーザーの情報を収集している
・Bardとの会話はレビュアーがチェックしている
・著作権には注意しよう
・相手もBardを使ってコメントしている可能性がある
どれも基本的なことなので、他のAIツールを使うときにも応用できますよ。
回答が途中で終わったら”続き”と入力する
Bardに長文を書いてもらったり、1度にたくさんのお願いをしたりすると、途中で文章が終わるときがあります。
都道府県のおすすめ観光スポットをまとめてもらったときは、1度に47都道府県を書ききれませんでした。
Bardの文章が途中で終わったときは”続きを書いてください”と入力しましょう。
意味が伝われば大丈夫なので、こんな単語でも大丈夫です。
回答が途中で止まってしまっても、AIが壊れたわけではありません。
安心して使ってください!
Googleはユーザーの情報を収集している
わたしたちがBard入力した情報は、Googleが集めてAIの品質改良に使っています。
具体的に集めている情報はこちらです。
・ユーザーとBardの会話履歴
・Bardへのレビュー内容
・ユーザーが住んでいるだいたいの地域
・IPアドレス(スマホやパソコンに割り当てられた背番号みたいなやつ)
・Bardへの評価(グッドボタンとバッドボタンのこと)
・利用時間などのユーザー情報
”絶対に”入力してはいけない情報はこちら(フリじゃないですよ)
・名前
・電話番号
・住所
・メールアドレス
・Twitterの裏アカ
・世の中にバレたらヤバい情報
Bardに入力した情報は18ヶ月間、レビューは36ヶ月間保存されます。
”Bardアクティビティ”をクリックすると細かい設定ができ、こちら側で情報の削除も可能です。
気になる人は”削除”をクリックして、手動で情報を消しちゃいましょう。
Bardとの会話はレビュアーがチェックしている
Googleには”レビュアー”という仕事があり、Bardが安全に利用されているかをチェックしています。
”レビュアーにチェックされている”と聞くとネガティブな印象がありますが、そんなことはないんですよね。
わたしたちがBardに個人情報を入力したときは、発見次第レビュアーが削除してくれるようです。
同じように、特定の人への批判や暴力的な表現「この文章はあかんやろ!」と判断した場合も、レビュアーが削除しています。
AIを安全に使うためにも、レビュアーの存在は大切なんですよ。
「ちょっと気持ち悪いな…」と思うかもしれませんが、インターネットを使ったサービスはユーザーの情報を集めまくっています(Kindle本の読書履歴もデータとして残っていますよ)
Bardに個人情報などを入力しなければ大丈夫なので、気にせずいきましょう(笑)
著作権には注意しよう
ブロガーやKindle作家は、Bardが書いた文章の著作権は気になりますよね。
結論を書くと、BardはWebサイトにある文章を、そのまま使うこともあります。
Bardが書いた記事をそのままnoteで使うと、著作権で怒られる可能性もあるんですよね。
わたしもBardに記事を書いてもらい、他の記事のコピーになっていないかを調べてみました。
たまにですが、他の記事そっくりな記事ができたんですよ。
BardがGoogle検索と連動して、Webサイト上の情報を参考にした場合に著作権問題は起こりやすいです。
具体的には、専門用語の解説記事やニュース記事を書くと、他の記事と似ている場合がみられました。
パクリ記事を完成させた例を紹介しますね(紹介したらあかんやろw)
入力したプロンプトはこちらです。
Bardが書いた記事をコピーコンテンツチェックツールで調べた結果「この記事は、インターネット上にある記事のパクリじゃね?」と評価されたんですよ。
この記事をそのままブログで公開すると、怒られる可能性がヒジョーに高いです。
本当は自分の言葉で書き換えないといけないのですが、こんなテクニックも発見しました。
Bardに入力するプロンプトを、ちょっとだけ工夫します。
「他のWebサイトから文章を引用せずに、独自性の高いオリジナルの記事を書いてください。」
この1文を、プロンプトに追加してください。
もう1度Bardが書いてくれた記事をチェックしてみます。
あまりおすすめできませんが、著作権侵害で怒られる可能性は下がりますよ(悪用厳禁でお願いします)
相手がBardを使ってコメントしている可能性がある
Bardはスマホでも簡単に使えるので、メールやLINEの返信にも使いやすいです。
ということは、相手もメールのコメントをBardに頼んでいる可能性があるんですよね。
このまえYouTubeのコメント欄を見ていたら、視聴者へのコメント返しをAIにまかせているYouTuberさんがいました(笑)
”実験的”にやっているのか”ガチ”でやっているのかわかりませんが、この流れは加速すると思います。
読書好きな人であれば、Kindle本のレビューをチェックすることも多いですよね。
これからは、本のレビューをBardが書くことも増えていくはず。
”サクラレビュー”ならぬ”Bardレビュー”にも注意しましょう!
第8章 ChatGPTとの比較
この章では、BardとChatGPTの性能を比較してみましょう。
ChatGPTに課金している人は、ぶっちゃけ無料で使えるBardに乗り換えようかと考えているはず(わたしもです)
・文章力
・文章を書くスピード
・使いやすさ
以上3つのポイントをレビューしますね!
文章力
BardとChatGPTの文章力を、以下ポイントで比較しました。
・指示への対応力
・日本語の精度
詳しくみていきましょう。
■指示への対応力
わたしの感想ですが、ChatGPTはBardよりもイメージどおりの文章を書いてくれます。
書いてほしい文章を細かく入力すると、ChatGPTはより柔軟に対応してくれるんですよね。
上記のような簡単なプロンプトを入力したときは、BardもChatGPTも同じような文章を書きます。
しかし、追加でプロンプトを入力したときの対応力は、ChatGPTの方が高かったです。
追加で入力したプロンプトはこちらです。
2つのツールに指示をしたところ、ChatGPTの方がわたしのイメージに近い文章を書いてくれました。
現時点では、BardよりもChatGPTの方が細かく指示を出しやすいです。
■書いてくれる文章
BardとChatGPTが書く文章の特徴をまとめました。
ChatGPTは日本語のレベルが高く、Bardは書いてくれる文字数が多いです。
わたしが2つのツールを使い分けるなら、こんな使い方をします。
Bard→初心者向けのわかりやすい記事
ChatGPT→専門用語の解説記事
また、かなり細かい部分ですが、Bardに文章を書かせると最後まで書ききってくれます。
ChatGPTでよくある”文章が途中でおわる”というトラブルがないので、地味に助かりますよ。
さいごの”人間らしさ”は、答えのない文章を書けるかどうかです。
例えば、”幸せとはなんですか”や”なぜ人は争うのですが”のような「子どもに聞かれたら答えるのめんどくさいな~」という質問への対応力を試しました。
ChatGPTは学者が答えるような硬い回答をしますが、Bardは道徳の先生のように生徒に諭させる文章を書いてくれますよ。
わたしは文章を書くときには、カスタマイズ性の高いChatGPTを使うことが多いです。
いっぽう、Bardは初心者でも使いやすく、3種類の文章から選べるメリットが魅力ですね。
AI初心者はBardを使ってみて、なれてきたらChatGPTを触ることをおすすめしますよ。
文章を書くスピード
これはBardの圧勝ですね!
マジで早いっすよ。
イメージはこんな感じです。
しかも、ChatGPTは利用するユーザーが多くなると、エラーが出やすいんですよ。
その辺は世界企業のGoogleなので、Bardを使うユーザーが増えても大丈夫(だと思います)
「サクッと企画書の下書きをしたい!」
「スキマ時間にメールの返信を書いてほしい!」
こんなときはBardを使いましょう!
他のサービスとの連携
2023年の5月に、ChatGPTは”プラグイン機能”が使えるようになりました。
プラグインをざっくり説明すると、あとから機能を追加することです。
スマホでゲームをしたいから、新しくアプリをダウンロードするイメージですね。
具体的に追加されたプラグインの一例を紹介します。
・食べログ
・Expedia(旅行のサポート)
・Show Me(図を書いてくれる)
追加されたリストを見たところ、わたしが興味を持ったプラグインは食べログだけでした(笑)
専門的な仕事をしている人はテンション上がるでしょうが、普通の人はあまり使わないかもしれません。
Bardを見てみると、連携しているサービスはまだまだ少ないです。
しかし、Google自体がたくさんのサービスを提供しているので、将来的にはヤバいことになりそうですよ。
例えば、こんな使い方をイメージしました。
近い将来、普通にできそうですよね。
他にもBardに自分の趣味を入力し、YouTubeやポッドキャストと連携して、おすすめ動画&配信リストをまとめてくれたら便利です。
決済システムのGoogle walletと連携して、Bardが家計簿を作ってくれたらマジで神ですよね。
第9章 Bardを使った感想
この章では、わたしの本音をレビューしますね。
こどもに使わせていいのか問題
Bardの利用規約を読むと、18歳未満のユーザーは利用できないと書いてありました。
まずは、GoogleがBardの利用を18歳以上にした理由から深掘りしましょう。
Bardは”試験運用中”のサービスであり、わたしたちユーザーの使い方や回答を参考にして改善をしています。
試験と書けば聞こえはいいですが、Googleがやっていることは”実験”です。
わたしたちがAIをどのように使うかを実験して、サービスの改善をしているんですよね。
ということで、未成年にBardを使わせてしまうと「未成年を実験台にしてツールを開発したのか!!」と、Twitterで炎上する可能性があるんですよ。
この辺のリスクをおさえたいから、Googleは年齢制限をかけたのだと思います。
とわいえ、未成年でもスマホを持つことは当たり前になり、BardやChatGPTなどのAIツールを触る機会も増えましたよね。
現在の生活の中で、Bardを子どもに使わせないのは難しいっす。
わたしなりに、Bardを子どもに使わせるメリットとデメリットをまとめました。
こんな感じです。
最終的には、子どもにBardを使わせるかどうかは”親の判断”となります。
1番の課題は、親が最新のツールを勉強する時間を取れないことかもしれませんね。
これからの仕事ってどうなるん?
AIが進化するたびに、こんな声が聞こえてきますよね。
「AIに仕事を奪われる…」
「AIに勝てる技術を身につけないといけない!」
この2つの問題を考えてみましょう。
そもそもですが、長い歴史の中で仕事を奪われた人はいるのでしょうか?
特定の仕事を奪われた人はいますが、仕事そのものを奪われたことはないですよね。
1603年には戦国時代が終わり、江戸時代に突入しました。
地域のカリスマに仕えて”戦”を繰り返していた侍は、続々と仕事を失いましたよね。
侍は”合戦”という仕事を失いましたが、時代にあわせて転職をしています。
・農業
・商業
・武術の教授
・屋敷の警備
・藩の役人(地方公務員)
・芸術家
・役者 などなど
なかには失業した侍もいましたが、救済措置(生活保護みたいなの)を受けて生き延びた侍がほとんどです。
時代が進み明治時代に突入すると、侍という職業もなくなっちゃいました。
廃刀令(刀を持ちあるくのはアカンで)が決まり、刀を持つことが禁止されたんですよ。
困ったのは、刀をあつかっていた職業のみなさまです。
・刀鍛冶
・刀剣商
・刀の修理人
・刀の鑑定士
刀関係の仕事をしていた人たちは、一気に仕事を失っちゃいました。
しかし、転職活動をしてあたらしい仕事を探したんですよね。
廃刀令がきっかけの転職を、下の表にまとめています。
たしかに廃刀令によって仕事を奪われた人はいます。
しかし、新しい仕事も生まれましたよね。
わたしたちが生きている時代にも、多くの変化がありました。
「インターネットが登場して仕事が奪われる!」
「音楽配信になって仕事が奪われる!」
「外出自粛で仕事が奪われる!」
一時的に仕事がなくなることはありますが、けっきょくは忙しく働いていますよね。
日本はありがたいことに社会保険が手厚く、きちんと手続きをすれば路頭に迷う確率は低いです。
・Uber Eats
・タイミー
・Job Quicker
などなど、アプリを使いサクッと働ける仕事も増えました。
わたしもタイミーをスマホにダウンロードして、日雇いバイトを経験したことも(便利でしたよ)
今後Bardが特定の仕事を奪っても、必ず新しい仕事は生まれます。
どれだけAIが進化しても、わたしたちは忙しく働くのでしょうね(正直働きたくないっすw)
今後課金サービスが出てくる?
ユーザーが気になるところは、いつまでBardが無料で使えるかですよね。
今日ものんきにBardを使って文章を書いていますが、GoogleはけっこうなコストをAI開発にかけているんですよ。
具体的にはこんな感じです。
・言語学習コスト
・文章生成コスト
・Bardの改善をする人件費や研究費
・文章を保存するサーバー料金
これ以外にも、多くの費用がかかっているはず。
いくら天下のGoogleでも、ずーっと無料で使わせるのはきついと思います。
わたしの予想ですが、どこかのタイミングでBardのサブスクが登場するでしょう。
ライバルツールのChatGPTは、月額20ドルのサブスクを始めました。
ChatGPTに課金するメリットはこちらです。
・多くのユーザーがアクセスしても優先的に文章を書いてもらえる
・最新のモデルが使える
・テスト機能が優先的に使える
同じように、Bardも課金サービスを開始するはず。
有料プランがでてきたときは、あなたの生活に必要かどうかを見極めて課金してくださいね!
Google検索って変わるの?
Google検索の形が、Bardによって大きく変わろうとしています。
現在の検索方法はこんな感じですよね。
1.検索窓に「札幌 スープカレー おすすめ」と入力
2.ランキング形式で記事が出てくるので読みたい記事を探す
3.必要な情報が書いてなかったら違う記事を読む
この方法だと情報にたどり着くまでに時間がかかり、調べ物に多くの時間を使っちゃいます。
今後、Google検索にBardが組み込まれると、こんなイメージになるはずです。
1.Bardに質問
2.Bardが質問へ回答
3.詳しく知りたいときはGoogleで検索
Bardを使った検索の場合”2.Bardが質問へ回答”で問題が解決すれば、検索をしなくてもOKです。
確実に、調べ物をする時間を短縮できます。
時間に余裕ができれば、仕事や趣味、家族へ使う時間も増えますよね。
BardがGoogle検索に組み込まれたとき、わたしたちの生活はより便利になるでしょう(Googleさん、アザッス!)
おわりに
さいごまで読んでいただき、本当にありがとうございます!
本書の内容が、あなたのお役に立てればうれしいです。
BardやChatGPTを毎日触っていますが、AI技術の進化は本当に早いですよね(笑)
毎日情報が入ってくるし、AIをテーマにしたコンテンツも山盛りです。
マジで時間が足りません…
2023年はBardやChatGPTがトレンドになっているので、また「AI」をテーマに記事を書こうと思います。
お時間あるときに、読んでみてください!
もし感想などがあれば、noteにコメントいただけるとうれしいです♪
【PR】AIをテーマにした”Kindle本”も出版しています。
Kindle Unlimited会員さんは無料で読めるので、よかったらダウンロードお願いします!
それでは失礼いたします。
キタノドロップより。
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