見出し画像

大垣日大野球部の強さ

 今日は、朝の地域の用水泥掃除が終わり、風呂でゆったり。
 そして、テレビをつけるとセンバツ甲子園。
 東海地区はセンバツで、クリストファー高校(秋大会2位)ではなく、大垣日大(秋大会3位)を選択した。
 ニュース報道後は、高校に「辞退せよ」とのお電話が多くあったとのこと。そんなこんなで、今回は、寄付のお願いも届かなかった。
いつもなら、お手紙がきて、お電話をいただき、野球部つながりの方に寄付をお願いするのだが。

 我が子も、野球部であったのでその強さは、よくわかる。
 理不尽なことも、強豪校では、その強さとなる

1)監督は、「阪口慶三」です。
 高校野球界では、東邦高校時代から鬼の阪口と呼ばれ、甲子園常連校に成長させた。その後、学校側との考え方の相違から袂を分け、大垣日大の監督となった。監督就任後は、その実力は、野球界が認めるものであり、中学ボーイズ(硬式野球クラブ)からの入部希望者が殺到した。
 高校野球では後進県である岐阜県では、すぐ、実力を表し、就任の翌年には、春のセンバツを勝ち取った。

2)1学年原則15人で、身体能力が高い生徒ばかりの全寮制
 阪口監督のお目にかかった子しか入れない。投手なら、中学2年の秋には、声がかかる。中学3年の夏までには、15名は、ほぼ内定を受けている。監督は、監督就任の条件として、寮と専用グランド、専用室内練習場の建設を条件とし、またスカウターとして1名の職員採用を求めたそうだ。
 更に、高校は、野球部員の特待生として学費を免除した。
 高野連には規定があり、1学年5名までだが、成績優秀の子も多く、プラス5名は、勉強特待として入学を許可している。
 環境は、抜群である。
 名簿を添付するが、岐阜県の子は、我が子のみだ。

3)高校野球連盟とも深いつながり「高校野球界の巨匠」
 高校の副校長は、元高校野球連盟の事務局長である。
 甲子園の常連校と呼ばれる監督とは、長年の経験から親しく、毎週土日祝日には、有名高のバスが専用グランド駐車場に止まり、練習試合を行っている。阪口監督が高齢なため、相手校は、わざわざ、岐阜県まで出かけるということだ。
 岐阜県連盟は、県岐阜商業や、岐阜高校(県下一番の進学校)で役員は占められており、就任時のようなあからさまな、ジャッジ(誤審)は、なくなり、割と公平に扱っていただけるようになった。

最後に)
 本年、御年77歳、我が子のいるときから、グランドで死ぬといわれている。現在の状況は、近いものを感じる。
 私は、当時、監督とともに、中学で有名な選手に会いにいったことがある。子供と親は、大喜びであった。
 しかし、近年は、親さんが監督の全盛期のことを知らず、大阪桐蔭や、中京大中京、明電、豊川、東邦へ流れる。
 時代は、流れる。
 高校野球という大人の世界を持つ独特な社会は、クリストファーや、岐阜第一高校、クラーク高校などの台頭で、もうすぐ、開かれたスポーツへと行進するサイレンが鳴っている。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?