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沖縄由来の「模合」が繋ぐ家族の絆

プライベートな話で恐縮だが、北村家では毎月一回、親と3兄弟とその家族が集まる、沖縄由来の「模合(もあい)」という寄合を開催している。義姉が沖縄出身ということがきっかけで長兄の提案で始まったが、かれこれもう180回以上続けている。

さすがにこのコロナ禍では緊急事態宣言下では何回かスキップしたが、ほぼ毎回全員が参加し、各家庭が順にホスト役を務め、自宅に招いたり、お気に入りのレストランに行ったり、趣向を凝らして計画をする。もちろん顔を合わせることや続けることに意義があるため、さほど仰々しい演出は求めない。それぞれに家族も増え、回を重ねるごとに賑やかになってきた。

親や兄弟とはそれなりに連絡を取りあえるが、嫁いできた女性陣(北村家は3人の男兄弟)や子どもも含めた皆が関わるのは、たいてい正月などの年に何回かあるイベントの時くらいで、なかなか人間関係を構築することが難しいものだ。ただ、こうしてイヤでも(イヤだったことは一度もないが)顔を合わせることがあれば、必然と様々な話題が共有でき、コミュニケーションも深まる。

昨今では、家族であっても(家族だから、かも)つながりが希薄になりつつあるが、少なくともこの15年くらいは団らんを楽しんでいる。

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前置きが長くなったが、先日、そのモアイが開催されたときのこと。先回のnoteで書いた、京都で起こった出来事を話題にした。

驚いたのは、この後だ。なんと、父が差し出した手を見たら、

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ますかけ!笑

天下を取ったかどうかでいえば、そうではないが、運は強かったと思う、と。親子そろって、「ますかけ」というのも珍しいが、なんなら次兄の左手もそうだった!彼もカイロプラクティックを生業として、自分の腕一本で20年近く、多くの患者と関わり続けている姿に感銘を受けている。

もちろん「ますかけ」があるかどうかはさておいて、月並みだが、家族というかけがえがない存在は、これからも大切にしたい。そうしみじみと思っている。

さて、模合では、毎回参加費を集めているのだが、その使い道について「今回は、子どもたちに企画をさせてはどうか」という話になった。予算や日程など大まかな枠組みを大人が決めて、あとは彼らに段取りをしたもらうのだ。「旅育」という言葉もあると初めて知ったが、よい機会だと思う。はたして、大人は口出しせずに我慢できるだろうか。一日も早く旅が自由にできる日が来ることを期待しつつ、準備したい。あ、子どもたちの手のひらも確認しなければ。どうでもいいと言いつつ苦笑

何とも、とりとめのない内容で失礼いたしたい。

まくらのキタムラ
北村圭介

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