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HHKB Professional HYBRID Type-Sは、楽器を弾いている時のような爽快感あふれるキーボードだった

値段は最高クラスの高級キーボード

弁護士の仕事、というか私の業務の5割以上はパソコンでの書面作成(その他メールの返信など)なので、キーボードは大事な仕事道具の一つです。

現在使っているノートPCのThinkpad X1 carbonは、ノートPCの中ではキーボードの打ちやすさはトップクラスと思っていますが、とあるガジェット系youtuberが最高のキーボードとしてHHKBを紹介しているのを見てから、日増しに興味が湧き、ついに購入してしまいました。

キーボードとしては最高クラスである3万5000円超えのプライスだったので、買う前は相当躊躇しました。
しかし、故障も少なく10年以上使えそうだったということと、我々にとってのキーボードは、野球選手にとってのグローブのような、重要な仕事道具なので、仕事へのモチベーションを上げるための必要な投資と自分に言い聞かせて購入を決意しました。

このキーボードのファンはかなり多いようで、ブログやyoutubeで盛んに宣伝されているので、ここではスペックなどの情報には特に触れず、私の個人的な感想を述べることとします。

使ってみて感じたメリット

1 デザイン

装飾などは一切なく、また、いわゆるゲーミングキーボードのように、キーに厚みがあってボコボコしており、無骨と言えば無骨なデザインです。

好みが分かれるところだと思いますが、個人的には、シンプルでコンパクトにまとまっていて好みのデザインです。日本語キーボードにも拘らず、キーにひらがなが書いていないのもまたシンプルで良いです。

値段が高いだけあって、キーや本体の質感もそれなりに高いような気がします(これはあくまで印象ですが)。

2 キーの打ち心地

これこそが、このキーボードの最大のメリットです。あるガジェット系youtuberが「楽器のようだ」と表現していましたが、キーボードを打っている時はまさに楽器を弾いているような爽快感があります。

キーストロークは人によって好みが分かれるところですが、私の感想として、深すぎず浅すぎず、軽すぎず重すぎずといった絶妙の打ち心地で、とても快適かつスピーディーにタイピングができています。

キーを打ったときの音も、カチャカチャカチャ、という軽い乾いた感じの音ではなく「スコスコスコ」というちょっと低音混じりの湿った音がこれまた絶妙で、楽器を弾いているような気持ち良さがあります。

とにかく打鍵感が爽快なので、タイピングもはかどりますし、いっぱい文章を書きたくなる気持ちにさせてくれます。

3 その他

バッテリーは内臓式ではなく乾電池2本というのもポイント高いです。内蔵バッテリーの寿命とともにキーボードの寿命が到来してしまうことを防げます。
また、万が一電池が切れて手持ちが無かったとしても、USB-Cでも接続できるので、利便性は高いです。

あえてデメリットを挙げてみると・・・

キーボードにかなり厚みがあるため、タイピングをする際は、手首を浮かしながら打つか、手首を上に反らしながら打つことになります。そのため、長い時間打っていると段々手首周りが辛くなってくるのが最大のデメリットです。

なので、このキーボードを使うには、パームレストは必須だと思います。エレコムなどの安いやつでも十分とは思われますが、専用かつ木製のオシャレなものも出ているので、私はそれを愛用しています(高いけど)。

あとは、コントロールキー(windows)とか、option,commandキー(mac)周りの配置が特殊なので、この配置に慣れるか、キーマッピングで変更するなどしなければならないのがちょっと面倒というところです。

その他、巷ではこれが最大のデメリットと言われていますが、ひとたびこのキーボードを愛用してしまうと、その後は他のキーボードが物足りなくなってしまい戻れなくなってしまうということです。これはまさにその通りでした。万が一壊れてしまったら、書い直しに高い出費が待っています・・・

文章をたくさん書きたくなった

とにもかくにも、このキーボードを使い始めてから、キーボードで文章を作ることが楽しくなりました。

また、裁判の書面作成は、色々と神経やら頭やらを使うのでなかなか筆が進まないことも多いのですが、このキーボードのおかげで、多少なりともそのストレスは軽減しています。

とにかく突出して高いキーボードですが、それでも買ってよかったと思っています。今年のベスト・バイほぼ確定です。

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