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Cradleの体験・対戦会のお話(10月12月まとめ)

※これはCradleというカードゲーム関連のお話です。専門的な内容を含みます。Cradleはこういうゲームです
https://ritsessolwide.wixsite.com/cradletcg

ということで今回もCradleの体験・対戦会、略してCradle会であったデッキレポートとカードについての文章になります。

1.前会の勝ちデッキ

クラス:ナイトパクト
使用者:咲夜 氏 

申し訳ないことにデッキ一覧の写真が失われてしまった為、文字のみ解説。
このときはKung-Fu&Kyong-Shiが加わって環境が変わる前の最後の貴重なCradle会だった。
大まかな内容としては[語り部]を使い吸精ユニットの回転力を高め、ヒーローを反転する速度をより高めた構成となる。

語り部

とにかく吸精と反転後の[使用時➡]テキストを使って有利を重ねていく、ナイトパクトらしさを突き詰めたようなデッキ。[ヴェロニア]連打は直接ゲームを決する威力があり、防御用にとパワー1100のユニットを出してターンを渡すと相打ちと[語り部]経由で一気にライフダメージを受けることになる。
大変効率に優れた直線的なデッキだが、序盤に[語り部]がダメージにいってしまった場合のサブプランへの変更や対戦相手のユニットゾーンの開け方など、練度が求められる面もある。

ゲーム毎の展開がとても主導的なので、多様なアプローチでゲームを制していきたい人にはマスターすべき魅力があるデッキ編成となっている。


2.今会の勝ちデッキ

クラス:クイーンサイド
使用者:オタッガイ 氏

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環境が変わって最初のCradle会では、クラス無し高Lvカードの追加により高Lvアップへのポテンシャルが高かったクイーンサイドが勝ちデッキとなった。
[書庫番]や[赤相の書官、萌衣]などの圧縮カードは省き、代わりに高Lvカードに偏重した制圧力のある編成が特徴。
序~中盤戦では、Lv1に組み込まれた2枚ずつの[シリュー]と[案内役]がダメージコントロールを務め、Lv1のシステムユニットをダメージ落ちから保護。
後半戦では[ナクアトゥス]、[燦姫]でカウンターを決めるのが勝ち筋となっている。
ここまでなら他のデッキでも散見できるが、このデッキの最大の特徴は確定枠が2つある所だろう。Lv3とLv5がカード1種類ずつで構成されていて、それぞれのLvアップで確実にパッケージにアクセスできるようになっている。

砦の盾持ち

特にLv5へのLvアップが肝であり、攻撃がリスクになるような場面では攻撃せずとも機能をある程度維持できるようなユニットが多く採用されている。中盤戦への繋ぎは安定性最重視で、メリハリのある展開を意識することで真価が発揮されるデッキに組まれている。

堅調な立ち上がりとダイナミックな終盤戦はクイーンサイドならでは。綿密なゲーム展開からの達成感がオススメのデッキだ。

3.環境後初のCradle会に参加して

今回はプレイマット争奪戦という普段とは少し違った立て付けで行った為か、新クラスではなく使い慣れたクラスの堅調なデッキの選択が多い印象だった。新しいセットからは、前評判が高かった[蓮のスピリット]と、どのクラスでも不足していた高Lv帯ユニットとなる[幸蕾]と[燦姫]の採用が多かった。
まず、[幸蕾]は良い位置につくことができたと思う。どのクラスでも編成できるLv6であることに加え、消極的な理由で行われることの多かったLv7でのLvアップが積極的なプレイになった。
そして評価的に興味深かったのは[蓮のスピリット]だ。多くのパーティに入っていたものの、既存クラスはパーティ不足によってカードを引くことができない場面が割と発生していた。これによって序盤の動きかどう変化していくか、また[蓮のスピリット]自体の評価に変動があるか、今後のカード作りのために小まめに追っていきたいと思う。

蓮のスピリット

これらの使用頻度が高いカードについてはまずまず良かったと感じているものの、決勝卓のようなロングゲームでこそ複数の成長軸を持つ「崇拳集武景」の戦いが見てみたかったというのが本音ではある。
新しいクラスの活躍が見たかったり、攻防の緻密化が進んできたり、少し展開してきたTCGあるあるな課題が顕在化してきたところだが、あまり目先の出来事に気をとられず初心を大事にゲーム作りに反映していきたいと思った。

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