【#クマ活】「クマ端会議」でざっくばらんにお話してきました。(2022年2月)
知床財団の企画する「ヒグマについてざっくばらんに言ったり聞いたりしちゃおう」という、クマについての井戸端会議「クマ端会議」に参加してきました。
例年ヒグマの冬眠する2月に開かれていて、野生動物対策スタッフから今シーズンのヒグマの事例紹介を聞けたり、反対に普段気になる素朴な疑問を聞いたりすることができます。
今年はウトロ学校(知床ウトロ地域は、小学校と中学校が一緒なのです!)で開かれました!
まずは知床財団の野生動物対策スタッフから、今シーズンのヒグマにまつわるお話。ウトロの街の中への出没やそれに伴う捕獲は、例年より多かったそうです。初夏にあるヒグマの繁殖期に、若いオスが活発に動き回る中で街に出てきてしまったこと(北海道各地での市街地出没の主要な原因)や、秋になる木の実が、街中に比べて周辺の森の実なりがあまりよくなかったことが、ヒグマの街中への出没につながったのではないかとのお話もありました。
この3年間で行われていた、知床半島におけるヒグマの個体数についての調査についてや、4月1日からヒグマへの過剰な接近や餌やりが違反行為となることなどについてもお話がありました。
地域住民が15名ほど参加されていて、お話を聞いた中で、もしくは日頃から思っているちょっとした疑問について、対策スタッフに直接質問する時間もありました。「ベアドックの導入は検討されているのですか?」「危険事例って、例えばどんな事なんですか?」など、ほんとうに「ざっくばらん」にお話しすることができました。
ヒグマの対応については、地域住民の中でも気になっている方が多いと思います。ヒグマに対して愛着や、動物としての尊厳を持っている方もいると思います。一方、ヒグマが街に出てきたら、私たちの生活は脅かされます。ヒグマの命や自然環境のことを大事にしつつ、自分たち地域住民が安心して暮らせるように、ヒグマ対策について興味を持つことから始めたいと思います。
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