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【クマ活】学生ボランティアの活動記を書いてもらいました!

ヒグマとの共存を目指す「クマ活」では、ヒグマが街に入ってこないように草刈りをしており、2022年も5月15日と16日の二日間にかけて、知床ウトロ地区の草刈りを行いました。
その際に大学生の皆さんにお手伝いを頂きましたので、その様子を学生さんの方からお届けします!

まずは自己紹介から!

みなさん、こんにちわ!5月に行われたクマ活のサポートボランティアとして参加しました、東京農業大学・北海道オホーツクキャンパス2年生のマーくんです!!!

僕は、生まれも育ちも道東、生粋のオホーツクっ子です!
生まれ育ったこの地が好きすぎて、「いつか地元に恩返しがしたい」という思いで、東京農業大学・北海道オホーツクキャンパスに進学し、オホーツクの生態系や、作物や家畜の在り方について日々学んでいます。恵まれたオホーツクの地が学びのフィールドということで、飽きずに伸び伸びと勉学に励んでいます

お気に入りの一枚。一面に広がるひまわり畑🌻

また、地元出身ということを武器に、大学で出会う全国から来た友人に北海道・オホーツクの魅力をアピールしています!
最近では一眼カメラを買い、オホーツクの景色や日常風景をインスタグラムで更新しています。多くの人に「少しでもオホーツクの魅力が伝わればいいな」と思いながら写真投稿するのがマイブームです。良ければぜひアカウントを覗いてみてください!

知床に関われるチャンス🌈

さて、自己紹介が長くなりましたが、僕がこのクマ活のボランティアに応募したキッカケをお話しします。

4月の終わり頃、大学の学生ポータルに“知床ボランティアの募集”というお知らせが来ていました。添付されていたリンクを押すと、以前に行われたクマ活の写真や詳細情報が記載されており、僕自身が好きな知床に関われる良いチャンスだと思い、すぐに応募しました!

実は、クマ活という活動については何も知りませんでした…。
募集要項には「みんなで楽しく草刈りをしよう!」と書いてあったのですが、そもそもクマと草刈りに関係があることも不思議に思い、ますますクマ活に対して興味が惹かれていきました。色んな興味や疑問を解決したいという気持ちも強く、また、クマ活の集合写真に写る参加者のみなさんの笑顔から、「絶対楽しい経験になるだろう…!」と強く確信したことも、応募を後押ししました。

いざ知床へ✊

今回のクマ活ボランティアは、知床ウトロ地域で2泊3日で実施されるということで…、いざ知床へ!

クマ活レクチャー中

到着した1日目の夕方に、クマ活のストーリーや知床財団が行っている活動などのクマ活レクチャーを受けました。レクチャーを通して様々なことを知ることができ、特にヒグマ対策に関するお話は興味深かったです。

斜里方面に住んでいない僕からすると、日常生活とヒグマの関係はあまり密接ではないため、ヒグマと人とのトラブルを避けるために街の周りに電気柵を設置しているのは初耳でした。それでもクマが街中に出てきたときは、知床財団の方が駆けつけていることもレクチャーで初めて知りました。知床とクマの共存の難しさを感じました。

レクチャーの後には、グループセッションのような形で一緒にクマ活に参加される方々との交流深める時間もありました。地域の方や企業の方、他大学の学生など様々な方と関わり、緊張もしましたが、終始笑顔でいれたことを覚えています。

いざクマ活🐻

草刈り前に参加者集合!

2日目からはいざ活動!ということで、草刈りをしてきました。
3日目にも草刈りをしたのですが、両日とも天気にも恵まれた中で活動ができました!
1人1つの刈り込みはさみを持って草を刈っていくのですが、草を刈りながらも参加者とコミュニケーションを取り、時間を忘れてしまうくらい熱心に取り組みました。伸びに伸びていた草丈は、気が付けば、履いていた長靴より短くなっていました。

草刈りスタート!
草刈りをした後は、こんなに短く!

クマ対策と草刈りの関係は、かなり密接なものだと感じました。草の高さを低くすることによって、クマが姿を隠しきれなくなり居づらい環境をつくることができるとのこと!自然の形を尊重したままできる対策方法に魅了されました。
クマ活参加者の一人が、実際に草を刈ったところに四つん這いになりクマの真似をしている姿を見たときに、明らかに背中などが丸見えでした。心から成果を感じました。この効果が出ると嬉しいです!

オホーツク海の青がきれいです。

クマ活に参加して…

多くの方々と広い面積の草を刈った達成感や、草を刈ったからこそ見通せる綺麗な景色に圧倒されました。言葉では難しいですが、参加者みなさんの知床愛を肌身で感じ、心が一つになっているような安心感がありました。

そして、このクマ活ボランティアを通して、僕の知床愛は急上昇
この美しい知床の自然・生態系を後世に残したいと改めて、強く思いました。また、知床の魅力をもっともっと色々な人に知ってもらいたい気持ちも強くなりました。

今回クマ活に関わることができて、本当に良かったです。
これからもこのような素敵な活動が広まっていくことを、心から願っています!

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マーくん、素敵な活動記をありがとうございました!学生の皆さんと、一緒に汗を流し、知床のこと、ヒグマのこと、未来のことを考えることができたのは、クマ活メンバーにとっても有意義なことでした。
マーくんはじめ、ご参加いただいた学生の皆さん、ありがとうございました!

これからも、北こぶしリゾートはクマ活、知床をつづけていく活動に取り組んでいきます!


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