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【クマ活】ヒグマが街に入ってこないように草刈りをしました!(2023年6月)

ヒグマとの共存を目指す「クマ活」では、ヒグマが街に入ってこないように草刈りをしています!

5月に引き続き、6月6日と7日の二日間にかけて、知床ウトロ地区の草刈りを行いました!

今回草刈りをした場所は、2020年~2022年にもクマ活として草刈りをしたオオイタドリが生える海岸沿いの斜面です。

北こぶし知床から歩いて5分かからないこの場所、実際にクマが潜んだことがあり、2021年にはこの場所でクマが駆除されました。世界遺産の森から海岸線を伝って街に近づき、人知れず道路を横、草やぶに潜んでいたようです。その時に草刈りでは、活動中にクマの糞がいくつも出てきて、参加者は「本当にここにクマがいるのかと」驚かされました。

この斜面はいくつかの沢があり、クマはそこに迷い込んでいってしまいます。そして、気が付けば住宅に近づいてしまうのです。崖の真上に出たところには、夕陽のあたる家や国営野営場、5月に草刈りをした場所もあります。

クマの通り道になりそうな場所に草やぶを残さない、クマが街に近づくのをやめようと思える空間を作ることを目指して、草刈りを行いました。

6月8日は、北こぶしリゾートのスタッフを中心に約15名が参加。ウトロ西、通称「カメ岩」こと、チャシコツ岬付近海側にあるオオイタドリのやぶを刈り取りました。
実はこのカメ岩のお尻の部分あたりに、電気柵の端っこがあります。道路や海など電気柵が張れない部分はクマの通り道になってしまうこともあり、特に草刈りが必要な場所なのです。急な斜面の中、夢中になりながら草を刈ると、終わるころには海まで見通すことができるようになりました。

草刈り実施後は、感想を共有できるような時間を作り、ねぎらいあったり、活動中に思った疑問をスタッフに聞いたりと、お互いに交流することができました。
クマ活お決まりの集合写真は、いつも以上に素敵な笑顔です!

6月6日には71名、7日には16名の参加を頂き、予定していた場所のほぼすべての草やぶを刈り取ることができました。ご協力いただきました皆さま、ありがとうございます。

6月6日草刈り後の集合写真(横田裕市さん撮影)
6月7日草刈り後の集合写真

今回は「知床でクマ活シャチ活」として、全国各地からクマ活に参加するために知床までお越しくださいました。

お世話になっている皆様とも、ともにクマ活に取り組み汗を流しました。(順不同)
株式会社日本旅行
株式会社JTB
LEXUS
エクスペリサス株式会社
北見工業大学
株式会社エイプリル

知床ウトロ地域の皆様にもご参加いただきました。
ピリカデリック

今回のクマ活の運営サポートに、東京農業大学オホーツクキャンパス酪農学園大学北海道大学北見工業大学北海学園大学から9名の学生ボランティアの皆さんにご協力いただきました!クマ活の運営を通して、学業とは違った経験をしたり、人と繋がったり、学生たちにとってもいい経験となればと思っています。

今回のクマ活・草刈りは、知床の自然保護管理を担う公益財団法人知床財団様、ネイチャーガイドツアーを実施するピッキオ知床様にご協力を頂きながら実施しました。
クマ活の参加費やクマ活グッズの売り上げなどの一部は知床財団に寄付し、ヒグマとの共存を目指すための特注ゴミステーション「とれんベア」の設置等に充てらる予定です。

次のクマ活は、6月17日(土)札幌にて実施予定です!

これからも、北こぶしリゾートはクマ活、知床をつづけていく活動に取り組んでいきます!


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