PILOT カスタム823 skeleton
変わる変わると言いつつ変わらない事ばかりで、3月になってしまった。
もう私は17である。
寝不足も、部屋の汚さも相変わらず。禁欲も出来ずだ。
2年という月日が流れた。先月、文房具界隈での活動を収束させることに決めた。
3月は私の誕生月であり、この一本は界隈での締めくくりとして、そして自分への誕生日プレゼントとして、購入することとなった。
万年筆に実用性を求めるのは間違いだ、と。
二次元に現実性を求めるのは間違いだ、と。
しかしこの万年筆は私のお気に入りとして、数時間のうちになって、現在、ペンケースの中に入っている。
変わった吸入方式は実用性とロマンが溢れている。
一、文房具好きとして、満足に値する万年筆と言えよう。
ポストする構図すらも美しく、私は今までバランス型の万年筆は好まなかったが、考えが少し変わった気がした。
黒い天冠と尻軸は艶を持たせ、それを繋ぐ透き通る軸とのコンビは、今まで見た事が無かった。
何も入れず、空白に浸るのも楽しいが、私の万年筆の使い方は実用にあり。
インクは純正を入れたかったが、あまり好ましい色合いが無かった為、お気に入りのペリカン タンザナイトを入れる事にした。
深いブルーはその水面を透き通る軸に反射させ、流れ込む光と融合する。
ああ、透明軸はいいなぁ。と思わせる事は容易に出来るだろう。
透明軸の万年筆は以前も所有していたが、これほどに満足したのは初めてである。
海外製万年筆とは違った、日本のものづくりの良さが表れているのであろう。
ペン先は中字。日本製の細字はあまり好ましくない。というか、私の考えとしては、大は小を兼ねる、である。
意味のある大きさ、太さなのである。
最後に
2年という短い期間は皆さんにとっては長かったかもしれません。私は楽しさ故、短く感じました。つまらない日常の中に、文房具という小さな幸せがあることで癒しや楽しさを見出す事が出来たと思っています。
フォロワーの皆様、チャンネル登録者の皆様、今までお話して下さった皆様。誠にありがとうございました。
KITAKAMI86
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