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通学路一斉点検のゴールはどこ?【後編】

DAY 32

千葉県八街市で発生した死傷事故を受けて
全国で通学路の一斉点検が
行われていますが、
その一連で感じたことを
保護者目線、PTA会長目線で
シェアします。

こちらの【前編】の続きです。


4. 点検における課題(1)

教育委員会の方にリード頂いて
始まった通学路点検ですが、
残念ながら与えられた時間が
不十分でした。

限られた日数で、必要な関係者を
無理もしながら集まって頂いた、
というカタチであったと想定されます。

当地区の「4ヶ所の点検」にて
与えられた(設定されていた)時間は
「1時間15分」です。

単純に4で割ると
1ヶ所あたり約18分です。

広い校区ですので、
次の点検箇所に移動するために
5分くらいかかるので
実質約13分です。

知っておきたい (68)


当初想定の4ヶ所に対して
点検箇所を追加するという要望は
残念ながら
最初の時点で
お断りされてしまいました😥


5. 点検における課題(2)

時間が限られているのであれば、
当初予定の4ヶ所に対し
全力で点検するしかない!

ということで、各地点では
最初に学校及びPTAから
現場の危険な状況を
説明します。

知っておきたい (69)


現状に対する対策の案も
現場の学校・PTAとして
熱くお伝えします。

恐らく、対策実施のハードルは
以下の順位かと思います。

 [1] 押しボタン信号の設置
 [2] 横断歩道の設置
 [3] 止まれの設置
 [4] 交通標識の設置
 [5] 路面への注意喚起を表記

今回感じた2つ目の課題は、
現場の危険性に応じた
対策検討ではなく、
そもそも[1]~[4]の対策は出来ない
という前提になってしまっている
ことです😢
(という風に見てとれました)

例えば、道路がカーブしている形状だから
横断歩道は設置出来ない、
去年当地区の警察署管内では一つも
信号増設されていないから信号設置は不可能、
通学時間のみ大型車通行制限も無理、
など、本質的な対策議論が
出来たとは言えません💦

危険かどうかを見極めた上で
その対策として信号でも横断歩道でも
適切な対策を検討すべきです❗️

[1]~[4]が出来ないということであれば
対策として次に考えられるのは
[5]の「路面への注意喚起を表記」のみです。

なんとか道路管理者である金沢市に検討事項として
持ち帰って頂いたので、前向きに検討頂けること
を期待したいです❗️

知っておきたい (66)


5. 点検に対するお願い

周辺道路の交通の流れとの
バランスも考える必要がある
ということは理解出来ます。

ただ、変えられない、難しい、
という後向きな回答が
ほとんどだったことは
非常に残念でした😢

もちろん、他の地域も含めて
広い視野で、何かしらの基準をもとに
回答頂いているのだとは思いますが、

危険かどうかを見極めた上で
その対策として適切な対策を検討すべき❗️

とお願いしたいです🙏

大人の事情のため、きちんとした対策がされずに
事故が起きてしまっては目も当てられません💦

6. 保護者・PTAとして考えるべきこと

信号・横断歩道・交通標識、時間規制
などをお願いして、
通学路の危険リスクを減らすという
お願いをしつつも、

・子供たちへの安全指導
・見守り活動など大人のサポートで
 危険リスクを減らす取り組み

も考えていくべきと改めて感じました。


7. 最後に

これまでの国や金沢市の発信よりも
一歩踏み込んだ内容が
菅総理の発信に出てきました。

「車両通行止めなどのソフト面」
「ガードレールなどのハード面」の対策です。

これはまさに私が感じた課題(2)の部分
に該当するので、さらなる対応を期待したいです😊

<菅総理の8/3の発信>
今回の事故を受けて、緊急対策を取りまとめました。
全国約19,000校の公立小学校の通学路を対象に、これまでの危険箇所に加え、抜け道となっているような箇所などを追加し、点検を実施します。
そのうえで、登下校時間帯の車両通行止めなどソフト面と、ガードレールなどを整備するハード面の対策を、10月末を目途に作成し、速やかに実施します。

↓引用元facebook

千葉県八街市における小学生の列にトラックが衝突した事故は、5名が死傷するという大変痛ましいものでした。 改めて、亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、負傷された方、そしてご家族の皆様に、心よりお見舞い申し上げます。 今回の事故を...

Posted by 菅 義偉 on Tuesday, August 3, 2021


今日はこの辺りで!

今後もマーケティングに関連する投稿を書いていきますので、
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