英弱の旧帝大理系学生が、3ヶ月でTOEICを270点上げるためにやったこと

初めまして。私は某地方旧帝国大学の工学部に通っている学生で、現在3回目の夏休みが終わろうとしています。大学院進学志望です。今回は、大学入学後から英語学習をサボり続けた私が、3ヶ月でTOEICの点数を270点UPさせた際に行った勉強法をお伝えしたいと思います。

※注意 : 1年生2年生と英語学習をサボってはいましたが、一応大学入試はパスしておりますので、過去最高の英語力到達点が400点台レベルの方ですと、再現性は薄いのかなと思います。

2021年6月

院試で英語外部試験のスコアが必要であることを知り、生まれて初めてTOEICに申し込みました。

一応、1年生・2年生と英語の講義はあり、単位は獲得していましたが、それ以外で自主的に英語の勉強に取り組んではいませんでした。

TOEIC受験前も、問題構成と金フレの730点レベルの単語を一通り確認しましたが、当時は講義を28単位履修していたことや週4で実験があったこともあり、ほとんど演習をする時間もなく当日を迎えました。

試験の感触は以下の通り

・リスニングはところどころ単語は聞き取れるけど、全体の内容が把握できない。

・特に長文リスニングになると集中力がもたない。

・選択肢の英文を読んでいる間に、次の音声が始まってしまう。

・リーディングは英文法(Part5)や穴埋め(Part6)に時間がかかりすぎ、長文を読む時間が足りなくなってしまう。最後の方は20〜30問ほど塗り絵。

・長文の内容がとにかく頭に入ってこない。

受験期からの衰えを実感しました…

そして返ってきたスコアがこちら

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TOEIC400点台がどのレベルかネットで調べてみると、高校基礎レベルが抜け落ちてるとのことでした……

さ、流石に勉強しなきゃヤバいのでは??

こうしてTOEIC対策生活が始まるのでした。

2021年7月〜8月上旬

とはいえ、危機感を感じてすぐに真面目に勉強を始めれる人であれば、今までもちゃんと勉強しているはずです

この頃は実験やレポート、テスト勉強などに追われ、やはり勉強時間を確保できません(しません)でした。

やっていたのは偶にスキマ時間に単語帳を読むことだけ。時間としては1日30分にも満たなかったです。先ほども少し出てきましたが、使っていた教材はこれ。

TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ (TOEIC TEST 特急シリーズ) https://www.amazon.co.jp/dp/4023315680/ref=cm_sw_r_cp_api_glt_i_HAH298NXS6KT7D9BZ2W9

目標スコア別にレベル分けされているのですが、730点レベルまでの単語のみを確実に覚えるようにしました。 

後々になって感じましたが、忙しいときは5分だけでも良いので毎日英語に触れることが重要ですね。この時期は成長している実感はほとんど無かったのですが、この時期に毎日やってたことで、徐々に英語力が回復していたようです。

8月中旬

お盆突入ギリギリに課題をすべて終え、晴れて夏休みに突入しました。この頃は金フレの860点レベルの単語をひたすら覚える作業と同時に、院試についてネットでひたすら調べていました。この時に、院試に受かるには700点くらい必要であることを知りました。また、院試で結構落ちてる人がいるという衝撃の事実(?)も知りました。

ここで「じゃあ!落ちないように1年間頑張ろう!」となれば良いのですが、ネガティブ思考の私は落ちた人の進路をひたすら調べまくり、"秋就活"・"既卒で就活"・"研究生で院浪"・"他大学を受ける(自大学の後期入試が無いため)"などのハードモードな進路の数々を知りました。

このとき強烈な不安に襲われた私は、一時「こんなリスクを取るくらいなら就活に切り替えるか……?」という思考に至り、就活のこともネットで調べていました^_^;

その結果、就活するにしてもこのTOEICの点数じゃ低すぎるという現実を突きつけられ、「まずはTOEICの点数を上げなければならない」という至極当然の結論に至ったのでした。

8月下旬

というわけで、今度はTOEICのことについて調べ始めました(よく調べるなぁ)。

さらに、こんな内容の記事を見つけました。

TOEICのスコアを100点上げるのに必要な勉強時間は、大体200〜300時間 

となると、院試で700点くらい欲しい私は200点以上は上げる必要があるから、最低400時間……。夏休みが40日間だから1日10時間しないといけないのか!

これはかなり焦りました。後になってわかりますが、これは今まで最高で400点レベルの英語力だった人が必要な時間であり、うちの大学入試を合格している人であれば、700点くらいまでなら約20〜30時間で100点アップすると思います(もっと短いかも)。

ただ、ここでしっかりと危機感を持てたからこそ実際に短期間で得点を伸ばすことができたと思います。不安で伸ばす勉強法、おすすめです。

そしてこの時期は以下のことを行なっていました。

・短いリスニング(Part1・2)のディクテーションと音読

→音声を1文ずつ止めて、聞き取れたものを紙に書き出す。つづりは正確で無くても構わないが、冠詞や前置詞といった細かい部分まで聞き取るように努め、これ以上は聞き取れないと思うまで繰り返し聞く。その後、スクリプトを確認して自分の回答を見直し、聞き取れたところも含めて全文を繰り返し音読する。音の繋がりを意識して、発音を完璧に再現できたと感じたら次の問題へ。

利用した教材は公式問題集です。

公式TOEIC Listening & Reading 問題集 7 https://www.amazon.co.jp/dp/490603361X/ref=cm_sw_r_cp_api_glt_i_TN6J8DVC4V6SE976P6AN

メルカリであれば、書き込み済のものなら1000円未満で売ってあります。書き込み済とは言え、本番で禁止されてるため問題文そのものに書き込みしている人はほとんどいませんし、解説文に有用情報を書き込まれていたりするため結構オススメです。

・文法問題の演習

TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問 https://www.amazon.co.jp/dp/4866390832/ref=cm_sw_r_cp_api_glt_i_BNMCDGTDQSHDFPQV4364

この問題集を使っていました。

付録の演習問題集に1ページ9問ずつ収録しているため、

9問を3分以内で解く→答え合わせ→解説を確認し理解する(文法事項に関係ない部分も単語などを調べる)

このサイクルを繰り返しました。

Part5の語彙は他のPartに比べて若干レベルが高いため語彙力強化に繋がりますし、文の内容を瞬時に把握する能力は長文読解にも活きます。短期間でリーディングのスコアを伸ばすには、Part5の演習に注力することが効果的だと思います。

・9月上旬

この時期は公式問題を時間測って解き、その復習を数日くらいかけてやってました。試験が迫っていたので、復習は間違えた問題だけやってましたが、時間に余裕がある人は正解した問題も復習した方が当然ながら良いと思います。

復習方法もこれと言った特徴はありません。Reading長文は解説を元に1文ずつ単語や文法を確認しながら精読。ListeningはPart1・2については先ほどと同様の方法で。Part3・4は音読に加え、読み上げ音声から少し遅れて同じスピードで音読するシャドーイングを行いました。

具体的なやり方は以下のサイトを参考にしました。

他力本願になりますが、「TOEIC  リスニング 勉強法」で出てくる勉強法は大抵有効だと思います。

・試験当日(9月12日)

前日は単語のみを一通り復習し、軽く運動してしっかりお風呂に入り早めに寝ました。それだけです。はい。

どうせ何回も受けれる試験ですから、緊張しすぎる必要も無いと思います。

そして結果がこちら。

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目標の700点を大きく超えました。やったね!

まとめ

TOEICは正攻法で勉強すれば短期間で成果が出ますね。

短期間でスコアが必要な人も、ほどよい焦燥感で勉強に取り組めば、結果は割と早い段階でついてくると思います。

これからもTOEIC対策頑張っていきましょう!

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