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蒼穹に舞え、金色の纏よ

ベル様は光の使徒

「よっしゃ!もう1回」
光り輝く纏が大空へと舞い上がる。纏の振り手も、沿道の観衆もみんな笑顔が輝いている。勇壮な掛け声と賑やかに響く笛 太鼓。あの祭りの情景を思い出す度に心が躍る。
もう一度、いや、何度だって、私は纏の輝きを天に掲げたいのだ。

私は現在「日本一マッチョが多い福祉の会社」で働いている。
福祉系の事務方で募集があったのが入社のきっかけではあるが、今の会社に縁があったことに本当に感謝している。何故なら従業員は提携先の24時間ジムが使い放題だからだ。
「福祉業界にもっとポジティブなイメージを持ってもらうために、かっこいい若い子がいっぱい働いてほしい」という代表の想いから24時間ジムが福利厚生の一環として使用ができる。忙しい現状で、本格的にトレーニングしている人のように継続的に筋トレできるわけではないが、申し分がない環境を頂いたこと、そして自分が努力することを応援してくれる会社で働けていることが本当に嬉しい。

纏を振るのには体力がいる。大きなものでは10kg近くもあるものを何回も放り投げるように振らないといけないのだ。だからこそ、もっと身体を磨き上げたならば、力強く、余裕を持った振り方ができるのではないかと思うとキツいトレーニングをするのもワクワクしてくる。トレーニングで限界を超えて持ち上げられなかった重さが上がるようになった時、纏で思い描いたよりもうまく振れた時の感動はすごく似ていると思う。自分の可能性への挑戦とその達成感は何にも代えがたい。限界に挑む、その必死な姿勢が感動を生む。その熱が伝わるからこそ、祭りの一体感が生まれるのでないだろうか。

残念ながら、新型コロナウイルスの影響もあって祭りが自粛されて久しい。ただその間に今の会社に出会い、自分を磨く時間を頂いた。もう若いとはいえない年齢ではあるのだが、あの昂揚感、自他一体の感動を思い浮かべると本気で纏に挑みたくなる。私は信じている、願い続ければ、行動し続ければ必ずチャンスはやってくるのだと。いつかどこかのお祭りで、皆さんとお会いできるのを楽しみにしております。

#纏 #トレーニング #一体感



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