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その時、菩薩を観じた!

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日常の中で、「菩薩」を観じたことありませんか? 「感じた」だけでなく「観た」という方もいるかと思い、あえて「観じた」を使っております。 ここでは、実際の体験から菩薩を観じたエピソ… もっと読む
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記事一覧

観音(すっぽん)菩薩

TAGA ある朝、緊急事態発生! 少し流れが悪いかなと思っていたトイレ、流れたのに水がどんどん溜まってきてあふれるかと思いきや少し落ち着いて、治ったのかなともう一回レバーをまわしてみた。次こそあふれるかと思うほどに水が溜まって大慌て。 家には二か所トイレがあったので、家族にはもう一つのトイレを使うように伝えたけれど、仕事に行かねばならず、そのまま家を出て朝からドタバタだった。通勤途中、帰りに「すっぽん」買って帰らないといけないな~と思いつつ、出番の少ない生活用品を購入しない

「継承菩薩」invisible

みやび 最近、義父の体調が少し悪くなってきた。それでも変わらぬ日常が流れていく・・・  そんな中でのある日の一幕。 私の息子と甥、義父から見れば孫にあたる二人がちょうど家に遊びに来てくれていた。普段は、特にお祖父ちゃん子というわけでもなく、だからといって邪険にすることもない二人。そんな二人が帰り際、義父と普段はしないような握手をして帰っていった。握手をしながら目には涙を浮かべていたという。残念ながら、私はそこに同席することはできず義母から話を聞かせてもらった。きっとそこには

心底菩薩

Nozo子 ある日のお話。 その人はこんな話をしてくれた。 「私はね、誰かの誕生日とか母の日とかそうゆう記念日になるような日は自分が大事にしたいと思うから、大事にしてきた。だけど、自分の誕生日をお祝いしてもらったり、母の日に何かしてもらったりっていうのはないんだよね。私は大事にしたいと思ったからやっているけど、いざ自分の時にはしてもらえないのは少し寂しいなって思うよね。最近、年齢的なこともあるのかもしれないけど、同級生の両親が亡くなったっていう報せが多いんだけど、これもね

薬王豆菩薩

今ごろあまちゃんラブ💛 私は、終日打合せのため在宅勤務をしていた。 45分間のお昼休み、この時間のミッションは昼食とお風呂掃除を済ませること。 昼食を済ませ、再放送の「あまちゃん」の録画を見ながら少し食休みの時間を取り、いざお風呂へ! お風呂へ向かうと、もうすぐ3歳になる娘がついてきた。 娘「私も手伝う!!」 私の心の中「いや待て、一緒にやってたら午後の開始に間に合わない  ぞ…」 私「いやー、お父さん、一人でやろっかな(汗)」 娘「私もやるのー」 私「・・・」 有

身近な人ほど素直になれない菩薩

Nozo子 母の日。 私には子供がいないので自分が母に感謝を伝えることだけを考えている。 だからしてもらう方の気持ちは完全にはわからないと思う。 離れて暮らしているので、直接は渡せないけど毎年花を送っている。今年も同じ。 だけど今年はとても心揺さぶられた。 母の日を迎える直前の金曜日、母から電話がかかってきて・・・ 「母の日だからって花とか送らなくていいからね。」 聞いた瞬間、私キレたなとしっかりと自覚できる程、腹が立った。 母の言葉に共感できる方がいるかもしれないが

地涌の菩薩

Nozo子 山登りにはまっていたからか、仕事でも一つ山を越えることになった。 一緒に仕事をやってきた仲間と少し離れることになり、その人のことを頼り切っていた私にはその仲間が抜けたところをカバーしきれるはずもなく、「今日は何か仕事が進んだのだろうか?」自問したり、周りの人に弱音を吐いたりしていて、「もうダメだ、到底乗り越えられない」と思う毎日を送っていた。 そんな時に、地涌の菩薩に出会った。 ため息ばかりの私の様子を見かねた周りの方々が、「大丈夫?できることがあれば手伝

奇跡の瞬間への案内菩薩

Nozo子 最近、山登りにはまっている。 早朝に空気の澄んだ山に登ったり、少し遅い時間にゆっくりと友人とおしゃべりしながら登ったり。普段パソコンと向き合って仕事をしている環境から少し離れて自然を感じるってこんなにもリフレッシュできるのかと...山を登った後に味わうよくわからない幸せな感覚が心地よい。 翌日に訪れる全身の筋肉からの悲鳴にはまだ慣れないけれども(/ω\) 登る度、次はこの道具が必要だなと登山アイテムを増やしていくことにもココロオドル感じで、まさにはまっている。

真癒菩薩

ライター:らんちゃ 職場に行けなくなり、うつ状態で休職し、昼夜逆転・廃人のような生活をしていた時、諸手続きのためやり取りをしていた同僚がいました。 (私がメール以外のやり取りができなかったのですが)その方のメールには業務的な連絡+励ましの言葉がいつもありました。 よくあるテンプレートのような言葉ではなく、本当に親身になっていただいたあたたかな言葉でした。 約一年間休職しておりましたが、そのおかげさまもあって、退職を考えていた私が復職しようと心が変化していきました。 今は元気

菩薩と拝めたら誰でも菩薩

ライター:TonTon 好きになれない先輩がいた。 自分はその先輩の後を継いでお役をいただいた。 その日からあからさまないじめが始まった。 みんなの前で行儀が悪いと所作を注意される。 直接言ってくれればいいことをほかの支部の方に愚痴る。 地区法座はその先輩の一人舞台。 私が何を言っても無視か否定。 出会うことも辛かった。 自分の何がいけないのだろう・・・。 そう思うと何をするにも怖くなった。 自分の本当の気持ちにふたをして表面だけの出会いになった。 ある日、自分の気持ちが