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うちのちっちゃな物語

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これは、立正佼成会の女性教会長たちの「うち」で起こった物語。 どこのうちにもあるような事件。あるいは見逃してしまいそうな些細なできごと。 夫婦のこと。子育てのこと。嫁、姑のこと…
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#言葉

「〇〇さん、おはようございます」は魔法の言葉!

2023.11.1 金木犀 我が家は、主人と義母と私の3人家族。主人は海外出張が多く、結婚して45年の半分は離れて暮らしていました。昨年末、主人が定年になり、一緒にいる時間が増えました。中学生の頃からお互いを知っているので、些細な事で口論になります。 先日、私は台所の流しで野菜を洗いながら、コンロでお湯を沸かして、夕食づくりをしていました。主人が手伝おうとし、コンロと流しの間にある食洗機の中の食器を取り出してくれました。その時、鍋のお湯が吹きこぼれてしまいました。 主人

娘の一言に「はっと」して

カスミソウ 新幹線で赴任先から帰ってくる私をいつも車で迎えに来てくれる娘と「おかえりなさい」「ただいま」と、言葉をかわす瞬間を今はとても幸せに感じています。 娘は、反抗期が人より少し早く、小学2年から小学4年まで続きました。口喧嘩が始まると、30分でも1時間でもくってかかる日々。あるとき、あまりのひどいへりくつに、つい手をあげてしまい、しかも3回ほど叩いてしまいました。すると、娘は私の顔を冷静にみながら「今の3回叩く必要ないよね」「1回でもよかったよね!」と言ったのです。