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Seitanchi Festival– 生誕地まつり –

はじまり– ご生家参拝の「はじまり」 – 立正佼成会の創設者である庭野日敬(以下、開祖さま)がご生誕された地である菅沼は、新潟県十日町市から東へ約6.5km の山間地にあります。昭和46 年頃、そのご生家に、十日町出身の幹部が数人を引き連れて参拝したのが「ご生家参拝」のはじまりです。その後、恩師のお徳をかみしめるために、会員が開祖さまご生家を参拝するようになりました。 その後、「お会式・万灯行進」と銘打って大々的に菅沼参拝を行ったのです。あいにく雨の時でも、参加者は苦にも

アルバイト先の人間関係

ライター名:光澍大学科生H “何事にも人との関わりが必要不可欠な人生” あなたはこんなふうに感じたことはありませんか? 私は生きていく上で、人との関わりは避けられないと思っています。 それと同時に、人と関わることは楽しいことばかりではなく、「しんどい」と思うことの方が多いです。 私は大学2年生に喫茶店でアルバイトをしていました。 最初は緊張していましたが、そのアルバイト先には、受け入れてくれる方ばかりで安心した記憶があります。 しかし、新型コロナウイルスの影響で学校が

Ullambana

*Ullambana:ウランバナ:逆さ吊り 7月15日は盂蘭盆会です。 ご先祖さまが迷わず家に帰ってきてくれるよう「迎え火」を焚いてお迎えします。 小さい頃は母と火の番をする時間に祖父母の話を聞くのがとても好きでした。 そんな思い出がよみがえるお盆の季節。 皆さんはどんな時間を過ごしましたか? 盂蘭盆会は「盂蘭盆経」で説かれている「親孝行の教え」に由来しています。 盂蘭盆会が「親孝行の教え」・・・・ 私たちの生活ぶりをみて、安心してもらえる私たちであるかと、ふりかえ

お墓の引っ越しと墓参り

中学生の時に父を亡くし西日本の田舎に一人っ子で育った私は、大学卒業後、東京に就職しました。その後、結婚し、家庭を持ちます。三人目の子どもが授かった直後、母が亡くなります。先祖代々のお墓は田舎に残したままだったので、母の一周忌を機に、東京近郊に墓を移そうと決意しました。35歳の時です。  墓地を探すにあたって、職場のある先輩から、私の長男に墓の場所を決めさせるように促されます。当時、長男は3歳!しかし、先輩の言葉に従い、長男を連れて、あちこちの墓苑を歩き回りました。ほどよく、