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citta

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Cittaとはサンスクリット語で「心」を表します。 日常生活の一コマにある推し活をする中で心が動いた瞬間をコラムにしてお届けします。
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記事一覧

心を切り替える90分間

くいしんぼーんメロンパンナちゃん 仕事でお世話になった場所から、新天地に異動になり、これから新幹線に乗る。 景色が颯爽と流れてゆく。東京へゆく。田園風景を走り抜け、山間部を走り抜け、トンネルを抜ければ、あっという間に高層ビルが立ち並ぶ。 仕事、帰省、旅行、ちょっと気が向かないときも、体調がすぐれないときも、いつもと変わらずわたしを連れて行ってくれる。雨の日も大雪の日もいつでも走っている。 幼い子どもが写真を撮りながら興奮ぎみ。幼いころの自分と同じ。駅名を順番通りに全部覚

病気のデパート、私はノミの心臓!?

人情いっぱい全力投球のいずやん 過去に病気に罹ってない人はいるのだろうか。 病気とは、生物の全身または一部分に生理状態の異常をきたし、正常の機能が営めず、また諸種の苦痛を訴える現象のこと。私が今まで患った病気を数えてみると、20症例以上ある。今も通院している。誰しもが病気をしたくないが、なった時に周りの支えが有ると無いとではその後の生き方が大きく変わった。 小学5年生の冬に生死をさまよう大きな病気をした。小学校の階段でこけてから、数歩歩いただけで息切れし、疲労感倦怠感が

楽しんでやってみて!幸せになれる魔法のスキップ

ゆるくやってるかっしー ある日いつものようにネットでニュースをぼんやりと眺めていると、ふと、一つの記事に目が留まった。『突然ですが最近スキップしましたか?』 記事を読み進めていくと、スキップで跳ね上がるという動作は、楽しいからという事だけでなく、頭の中の考えが一度停止し、心が苦しい辛い等の嫌な事を考える隙間を無くし、そうすると自然と心が明るくなり、わくわくした状態になれるというのだ。 本当にそうなるのか気になったので実際にやってみた。 いざ、やる前になると「誰かに見られた

蒼穹に舞え、金色の纏よ

ベル様は光の使徒 「よっしゃ!もう1回」 光り輝く纏が大空へと舞い上がる。纏の振り手も、沿道の観衆もみんな笑顔が輝いている。勇壮な掛け声と賑やかに響く笛 太鼓。あの祭りの情景を思い出す度に心が躍る。 もう一度、いや、何度だって、私は纏の輝きを天に掲げたいのだ。 私は現在「日本一マッチョが多い福祉の会社」で働いている。 福祉系の事務方で募集があったのが入社のきっかけではあるが、今の会社に縁があったことに本当に感謝している。何故なら従業員は提携先の24時間ジムが使い放題だ

推しがいっぱい

甘いもの大好きまっちゃん 私にはこれが推しと決められないほど推しがたくさんいる。 大きく分類すると3つに分かれるが、細かく見ると10個になる。推しの中でも特にアニメとハリーポッターと声優の梶裕貴さんが特別な推しだ。 そんな推しだがいつもワクワクドキドキさせてくれるためか、いつも楽しみにしながら過ごしている。 アニメだと、「今週はどうなるのかなー」、とドキドキしながら待って、見ているときは手に汗握って見つつ、見たあとは、「ここのシーン良かったー」、「感動的だったー」、「

前世はカラス!?

せっかちな きーちゃん 私はキラキラしたものが好き。 主人から「君の前世はきっとカラスだね」と言われるくらいだ。 化粧品、ヘアアクセサリー、イヤリング、指輪、時計、パンプス… 身につけるものにはどこかしら、キラッと輝きが欲しい。 私の選ぶ基準はキラキラしているか。 朝、顔を洗い、お気に入りのフェイスパウダーとアイシャドウをして、キラキラ装備を身に着けるとスイッチが入る。「よしっ!今日も一日頑張ろう!」と気持ちが上がる。 ちなみに、主人はどちらかというとキラキラしているタイ

裂ける筆の毛たち

書道に本気なキムちゃん 40歳を迎える年齢で書道を習い始めた。 字を書くのに、筆の毛が裂ける。「おかしいなあ…筆に墨汁が足りてないだろうか」と思い、再度、硯にある墨汁を筆に十分付けた。しかしすぐ、また筆が裂けてしまう。 「墨汁を付けたばかりなのに」と思ったら、それを見ていた書道の先生からこう言われた。 「筆の毛が裂ける理由は筆を持っている手の力が十分入ってないからだよ。筆を持つ五つの指にはそれぞれ役割があって、それぞれ自分の役割をしっかりやってくれるようになると、不思議なの

推しがない休日の過ごし方

空の写真を撮りがちなかほーん 「あ~やっと1週間が終わった」と仕事を終えた週末。私の心は決まって「絶対ゆっくりするぞ」と思うのに、なぜか「休みを充実させないと!」という使命感に駆られてしまう。休み明けの疲労感が目に見えているのに。だからといって、これといって没頭しているものはない。でもなぜか予定が埋まっている。 私の休日の過ごし方。ベッドから体を起こし、歯磨きをしながらためていた洗濯物に手を伸ばす。そしてアイスコーヒーで目を覚まし、ジムに向かう。1時間汗を流した後、家に帰

富士山とともに

地球に優しいバンバン コロナ太りで少しでも運動をと思い、健康管理のため自転車通勤をしている私。片道20分の道のりは、丁度良い運動です。 通勤途中、私のお気に入りスポットがあります。それはある橋の上から眺める絶景です。緩やかに流れる川は、朝日に照らされキラキラと輝き、土手には色とりどりの花や、青々とした植物たちが風に揺れています。そしてその奥には雄大な富士山が高くそびえています。ここから眺める景色は毎日見ていても飽きないほどお気に入りの場所です。 ある日の出来事。仕事で失