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Kindle出版で記事を外注する前に

Kindle本で我道を行く一匹狼のきたひろです。自慢になってしまいますが、ここまでの実績をちょっとだけ紹介します。

✔ベストセラー獲得歴あり
✔8冊出版済&ペーパーバック版出版済
✔毎月の有料購入数30冊以上
✔2022年2月以降Kindle出版による収益月2万円以上

Kindle出版で最近流行りの記事外注について、外注する前に考えるべきことを解説します。なお、僕はWebライターとして外注する会社や人の仕事を受けている身です。外注そのものは否定しません。

1.外注費の回収期間を意識しているか

これ、意外と抜けてしまっている人が多くないですか?
外注は、「外注しても利益になる見込みがある」からやるんですよ!

ここがイメージできていないのに外注しても、払い損になる可能性大です。
もし、僕が記事を外注するなら、以下のように考えます。
(基本方針として、僕は表紙以外の外注は以後考えていません

✔表紙代金:5000円
✔記事外注費:5000円~1万円(文字数次第で変動+残りは自分で加筆)
✔出版後収益見込み:5000円~1万5000円/月
✔回収期間:1ヶ月~3ヶ月

3ヶ月は最も売れていない本での想定なので、これだけの外注費を払っても2ヶ月程度で回収できる自信はあります。まあ、僕だったら記事は全部自分で書いてパンチの効いた本にしたいのが本音ですがね。

ちなみに、どうしても外注費を下げて質の高いWebライターに発注したいなら、「受注者にメリットを提示」しなければ無理だと思います。

✔4記事を考えているので、1記事目に満足いく内容なら単価を上げる
✔Kindle出版のやり方を無料で教え、自分でできるようになる点をアピール

Kindle出版も、「やり方知らないけど自分の本を出してみたい人」は必ずいます。前の職場の人で、友人経由で僕がKindle出版しているのを聞いて興味を持っていた人がいたくらいです。

もちろん、出版方法を教えてしまったら2本目の記事を納品してくれる可能性は落ちます。ただし、教えたとしても「やっぱり稼げなかったからWebライターに戻ろう…」となり、親切に接してくれたクライアントと認知されて再度連絡をくれる人もいると思いますよ!
(出版方法がわかっているだけでは稼げないから)

「実績になります」という提案は見かけますが、Webライターにとって電子書籍ライティングは何の実績にもなりません。

「とりあえず量が書けるライター」くらいにしか見えないです。
自分で出版して、安定した収益を上げて初めて「実績」と言えます。

Web上の記事を書くWebライティングには様々な書き方や考え方があり、構成さえできれば自由に書ける電子書籍ライティングとは根本的に別物です。僕が企業のWeb広告担当として記事を発注するとしたら、少なくとも「電子書籍ライティング=実績」と勘違いするレベルのWebライターにはお願いしたくありません。

予算の少ない低単価の案件が受注できる程度にしか、実績として役に立つ場面はないでしょう。

僕は、1年前に電子書籍ライティングを0.15円/文字で受けていましたが、1万文字を7記事くらい納品した時点で「これじゃあ稼ぐのはキツすぎる」と判断してやめました。それ以後は単価1円以上でしか電子書籍の原稿は書いてません。やはり、自分がやっていて「きついな」という単価で発注してほしくはない、というのが本音です。

2.出版検討中の電子書籍に需要はあるか

どんなに素晴らしい構成や内容にしても、需要のないジャンルを選ぶと稼ぐのが超ハードゲームになります。最低限の条件として、HARMの法則に関連する内容にしないと厳しいです。

HARMの法則については、下記noteでお話しています。

HARMの法則すら知らないレベルでは、外注しない方が無難です。外注するライターが「〇〇のこと書けます!」と言っても、その内容でどうHARMの法則に絡めてニーズのある本にするか考えられないからです。

また、仮に良いアイデアだと思っても、外注して電子書籍化する前にAmazonで似た分野の本がどれくらいあるかはチェックしてください。

✔ニーズがあっても魔境(レッドオーシャン)になりそうなジャンル
✔そもそもニーズがなさそうなジャンル

レッドオーシャンになるジャンルは、変化球で挑まないと勝てません。
例えば、Kindle出版、メタバース、NFT、ミニマリスト、Webライター。
つみたてNISAなど投資ジャンルの大半もレッドオーシャンです。

これらは、比較的誰でも書けるのでどんどん量産されます。マーケットの穴を突く変化球を投げられれば稼げますが、それができないと確実にいずれは埋もれて稼げない本になるでしょう。僕の「Webライターで5万円稼ぐ教科書」も結構危ういです。

ニーズのなさそうなジャンルは、、、もちろん却下です。

ブログ、noteなどでマネタイズできている人以外は、1冊目くらいは自分で執筆・出版して「そもそもどれくらい稼げる実力があるのか」を測定した方が良いでしょう。やってみないとわかりませんからね。

3.Kindle本の印税が増える仕組みを知っているか

はっきり言います。「冊数を増やせば収益が伸びる」は80%間違いです。

「稼げる本を増やせば収益が伸びる」が正しい。

僕は邪推しますが、「量で稼ぎましょう」とだけ主張している人はKindle出版関連で稼ぎたい人のポジショントークとしか思えません。

たしかに書かなければ始まりませんが、売れない本を10も100も書いても同じこと。僕は7冊出して月400円だった時代がありました。

↓↓↓僕の黒歴史はこのnote↓↓↓

Kindle本は、有料購入とKindleUnlimited購読(既読KENP)の2つ。あえてKindleUnlimited非対応にしてAmazon以外のプラットフォームで売る手法もありますが、基本的にはKindleUnlimited対応が王道です。

有料購入と既読。両方上がらなければ稼げる本にはなりません。

よく、Kindle出版レジェンド級の人が「有料購入されるとAmazonが上位表示してくれる」と言っていますが、これは100%誤りです。誤りというより、これからKindle出版を始める人の99%が実行不可能な(超いじわるな)アドバイス。

✔SNSフォロワー1000人未満
✔まともに稼げるブログなし

これでどうしたら有料購入されるのか教えてほしいですね。無理でしょ?
宣伝しろとか言いますけど、フォロワーの少ないアカウントで宣伝してもほとんど効果ありませんよ?

僕は今でこそフォロワー900以上いますが、出版を始めた黒歴史時代は180。
誰が僕のツイートに反応するのだろうか…と思っていました。

Kindle出版で稼いでいる人の大半は、鶏を1羽も持たない僕たちに「卵を生産しろ」と言っているのと同じです。不可能にもほどがある。

恐らく「絶対に話したくない事実」を隠している可能性が高いです。なぜここまで言い切れるかって?

ほとんど有料購入されない僕の電子書籍を上位表示させることが可能だったからですよ。

「Webライターで1万円稼ぐ教科書」でほぼ常に検索KW「webライター」で3位です。検索順位は変動しますが、出版してから1年近く経つ今でも上位です。一度上位表示が安定すれば、まともな導線を組んでいれば有料購入は増えていきます。ここまで読んで、分かった人ならすぐ実行できます。

Amazonには明確すぎるSEO対策がある!

4.まとめ

知らないなら外注するな、とは言いません。あくまで外注は一つの手段です。外注して稼げれば、これほど素晴らしいことはないのも事実です。

✔自分の時間を別のことに使える
✔コツを掴めばほぼ確実に稼げる本を増やし続けられる

僕は外注していませんが、2022年2月の収益は月3万円以上、その後も月2万円以上を維持しています。Amazonを正しく利用すれば月2万円は稼げるんです。同じジャンルで本を増やすと共食いの懸念はありますが、共食いは工夫次第で簡単に克服できます。(同じジャンルは3冊までが無難)

僕の手法にどこまで再現性があるかは、検証しています。
いずれは何かしらの手段で有料公開しますので、楽しみにお待ち下さい。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。






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