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対話道の探究(13、自信)

長いこと「自信がない」と頻繁に口にしていた。

言葉の力(いわゆる言霊)、という点でいえば

それが余計に自信をなくすことにつながっていたのかもしれない笑

自信がないわりに、努力もしてないな、と
今は思う。

努力というものが、どの程度のものかは
誰とも比べることができない。

私の場合は
努力という言葉よりも
日々の行動・取り組み という言葉のほうが妥当な表現だと
この頃思っている。

かつて自信がないと思い込んでいたとき

自信がある状態って何だ?と考えたら

とてつもなく大きくて、遠いところにある、
自分の手の届かないところにあるものだと
感じていた。

そして、自信がない自分にダメだしをしていたし
早く自信を身につけなければと焦っていた。

今思えば、そういうことではないのよね、たぶん。

小さな行動の積み重ね。
面倒くさいことの積み重ね。

意識しなくても
自然にできていくことが
自信ってことなんだろう。

もし、あなたが
自信のためにがんばると決意したなら

自信を感じられないときに
戻る場所を、もっておくこと。
そして、戻る自分を、ゆるすこと。

これも自分の生きる力をつけるために必要。

自信をもつために、何をするか、
どの部分を大切にするかは
誰かが教えてくれるのではなく
自分が気づいて、決めるもの。

いわゆるHow To本を読んだとして

著者の意図をそのままコピーするのは
なかなか難しい。

ヒントにしたり、
自分の考えと照らし合わせて
確認・認識するために活用する、
という感じで良いのではないかしら。

そのままコピーすることをゴールにすると
できなかったときに自分を責める原因になってしまうことも。
そんな形で自信がなくなるのはもったいない。

私も、
伝える仕事をしていて常々感じることだけれど
こちらの思いや意図を100%伝えることは難しい。

言葉の解釈や意味づけって
人によってちがう場合がある・・・いや、違ってあたり前で。

受け取る側は、
今の自分にとって都合の良い部分を受け取って
自分用に解釈して使っていくのが普通だろうなと思っている。

「自」「信」と書くぐらいだから
最終的に、
自分を信じて、自分らしいやり方を築いていく
ことにつながっていくのなら
伝える側の役目は、それで十分果たしているということなんだろう。


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