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能力は、心地よい場所で使いたい。

―文書の保存習慣―
私はかつて、
法律事務所で事務に従事していた時期がある。

私にしては長く勤めていた。
そのおかげで、
社会人として学ばせてもらったこと
身につけたスキルは計り知れなくて
とても感謝している。

そこで習慣になっていた、
「文書◎年保存」というもの。

実際、過去の記録や記憶が必要なこともあるので
業務としてはあたり前なのだけれど。

退職してからずいぶん経つ今でも
たまにその習慣を維持してしまうことがある。

憶えといたほうがいいかも
あとで使うかも
と、捨てられないっていう・・・。

今朝、そんな書類を一つ、無事に廃棄処分した。

数年前、数名で仕事をした際
リーダー格の人物が、突然弁護士を雇って、
他のメンバーを相手に、自己の利益主張を一方的にしてきた経験がある。

その記録を、「2020年廃棄」として残していたのだ。

代理人の弁護士は、たいそう上から目線。
(依頼人の主張だけを聞いてるから当然なのだけれど)
雑で乱暴な主張をしてきていたが
私も、その手の文書は山ほど見てきてお手のものだったから
「なにぃ?!」って感じで逆上してしまい
(命縮まるね~、笑)
速攻文書を作成して返信し、その交渉を終えたけど。

捨てる直前、書類をちらりと見たら
当時の自分が体調を崩していたこと、
リーダー格の人の態度で深く傷ついたことも、
文書の最後に主張していた。
(当時、はらわたが煮えくり返ってたから、書かずにいられなかったのだ)

置いとかなくてもよかったね、書類・・・笑

けど捨てた瞬間、今日のnoteに書こうって思ったから
それはそれで、私には必要だったのか
(読む人そっちのけですね、すみません笑)

何が言いたかったかというと

せっかく身につけた能力、
本来もっている能力も含めてだけど

私はやっぱり、
自分を、自分が生かしたい場所で
共にいる人に喜ばれ、
成長したいと願う瞬間に使っていきたいし、磨きたいなって。

こう感じたのは財産。

苦い経験ではあるけど
今の私になるまでのプロセスとしては上質な経験ともいえるのだ。

確実に、自分にも、大切な人のためにも
生きる経験にしているわけだから。

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