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オリジナルを隠さない

「世界でいちばん安いミシュラン」という剛力な冠をかぶった点心のお店「TimHoWan」が日本初出店した、ということで10代の頃からの友人・ユウコ&リョンミと行く。「美味しいものは脂肪と糖でできている」というコピーの優秀さを実感しつつ3人とも無言で食らう。ひとり2600円でお腹いっぱい。冠に偽りなしです。

THREEのカフェへ移動し「椅子がつめたい尻が凍る」「10円玉の上に座ってるみたい」「ケーキあの小ささで580円とかマジ狂気」などと言いつつやっと話し出す。3人の事情からかなんとなく「オリジナルを隠さず生きる」というテーマになった。自分も今年に入ってずっとそういうことを考えているから、やっぱり同じことを考える人と集うんだなあと思う。それぞれの意見が楽しい。ジャニーズの人たちかわいそうとかディーン・フジオカあれ人前で歌えるのすごいとか、余計なお世話だけど。

リョンミが働くドトールが、性適合手術のための有給などLGBTの人達が働きやすい取り組みを行っていたり、りゅうちぇるが「ちゃんとした方がかっこいいって散々言われたけど自分はこれがいい」と好きな格好をしていたり(確かに男っぽい格好をすると驚くほどイケメンよね)、もしかしたら日本はこれからもっと息がしやすい国になるのかな、と希望を持てた。姪のサオリが大人になるころには、サオリがいまやっているように「今日は4時間目から行って給食食べて帰ろ〜」とか、自分でカスタマイズできるようになるかもしれないね。

ユウコは、待ち合わせをするともう絶対に遅刻をしてくる人だ。ダメだよと言ったこともあるけど、彼女は自分のペースじゃないと動けないのだ。私は何度も彼女と旅行に行って、こんなに楽な人はいないと思っている。相手に何かを強いることがないからだ。でも、別の友人がその旅行に入ると、だいたいその人が不機嫌になって私が間にはいることになる。(なんで沖縄に来て映画観なきゃいけないの、というまっとうな友人と「新宿の映画館よりすいてそうだし、ずっと見たかったから」というユウコ、など。ちなみに私もその映画が見たかったのでナイスアイデアだと思った。言えなかったが。)

リョンミ・ユウコ・サヨコ3人の力を結集してもどうにもならないのが写真の下手くそさ。夫を誘うも「まずそう」と言われてしまうのだった。

ほんとにまずそうだ。

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