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大阪の怖い場所の話を書こうかと思って~千日前番外編~

 千日前は心霊現象の話題に事欠かない場所です。怖い場所の話はそれが本題ではないのですがちょっとだけ書いておこうかと思います。

 千日前の有名な心霊スポットといえば千日デパートビルの跡地ですね。1972年の千日デパートビル火災の後、しばらくあの場所はそのまま放置されていましたが今は某家電量販店が入っています。

 火災の後、放置されていた場所に最初に入ったのはプランタンなんばでした。そのころから幽霊を見たという話は巷に広がっていて、ビルの壁に人の顔が浮き出ているという噂の後に壁一面にタイルが貼られるなど話題に事欠きませんでした。霊感があるという友人も自分たちしか乗っていないエレベータの中で誰かに触られたなどと言っていましたね。

 霊感のあるという人はあのあたりに行くと気分が悪くなるようですがそういう話を家族にすると「まあ刑場のあとやからなあ」と言っていてビルの火災よりそもそもそういうことの起きやすい場所であるという認識でした。

 ところで千日前の怖いスポットというと千日デパートビルのあったところだとされているのですが、わたしにはもっと怖い場所があります。

 あの場所より少し南にあるレジャービルの方がわたしにとっては怖いのです。そこには千日前という土地のエネルギーがぎゅっと押し込められているように感じます。莫大なエネルギーが集積している怖さというものがあるのです。

 その場所には心霊現象の噂もたくさんあるのですけど怪談の題材ではそれほど聞いたことがありません。ただし数少ない噂話は身の毛もよだつような話ばかりなのでそういう意味でも怖いところなんだろうなあとは思っています。

 レジャービルがある場所。そこは生産性のない娯楽を楽しむには素晴らしい場所です。千日前のエネルギーにぴったり合っていますから遊興のために行った人は満足できるのではないでしょうか。

 ぜひ、経営方針を変えないで存続していって欲しいものです。

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