見出し画像

【アフターコロナを見据えて】ものづくり補助金の準備をしよう6

前回、オンライン申請にあたり必要なGビズIDの取得についてお話しました。

さて、ダラダラ書いている間に2次公募の採択発表が出ました。

採択率は

画像1

1次の時に比べて少し下がっていますね。特別枠に比べて一般型は採択率がちょっと低くなっています。

新型コロナウイルス感染症の影響に対応する特別枠への優先度は思ったより大きいようですね。

私事ですが、当事務所でサポートさせていただいた事業者様は無事に採択となりました。

結構、採択後が本当に大変ですので、まずは一安心ですが、しっかりと交付されるまでサポートしてゆきたいと思います。

申請スケジュール

画像2

申請締め切り日は令和2年8月3日(月)17時までです。

なぜ、日付だけでなく時間まで指定されているかというと、申請方法が

Jグランツというオンライン申請だからです。

というわけで前回、GビズIDのお話をしたということです。

申請方法

さて、では、実際の申請手順を見てゆきたいと思います。

まずはお手元にこの資料をご用意ください。

そして申請はコチラから行います。

注意点ですが、いきなりJグランツのホームページから入っても申請できず、結局上記のページへ戻されることになりますので、まずは、「ものづくり補助金総合サイト」→「電子申請」のページにアクセスです。

画像3

ここから申請画面へ向かいます。

画像4

そしてログイン画面へと進みます。ログインすると申請者(自分)のメインページに飛びます。

画像5

これはワタクシの管理画面ですが、申請ステータスにはどういう状態か白いシカクの中に出てきます。

ちょっといじったのでワタクシのステータスは「申請準備中」になっています。はじめての場合は「未申請」となっているはずです。

そして「特別枠」または「通常枠」どちらかの申請に進みます。

今回は「通常枠」を例にして見てゆこうと思います。

画像6

Aの応募者のプロフィールの上から順番にやってゆく必要があります。

途中からはできません。リンクは順番にやっていく事で解放されます。

なんかのゲームみたいですね。

A 応募者のプロフィール

応募者の概要1

画像7

GビズIDのおかげですでに自動入力されている欄もありますが、商号の(カナ)や郵便番号、電話番号などは記入する必要があります。

郵便番号はハイフンなし、電話番号・FAX番号はハイフンありで記入します。

画像8

画像9

応募者のプロフィールを入力し、「登録」ボタンを押します。

画像10

すると作成状況が日付と作成済になり、次の「応募者の概要2」に進むことが出来ます。

応募者の概要2

画像11

概要2は経営状況を記載します。上の画像の数字はフィクションです。

実際の「売上高」「経常利益」「当期純利益」を直近期から2期分遡って書きます。左から古い順に。

桁区切りのカンマは自動で入るようになっています。単位は「円」ですのでそこは注意です。

これは個人事業主の場合の画面で、実は法人の場合、さらに入力する項目があります。

画像12

株主一覧表と、役員一覧表を記入してゆきます。

株主は5人まで名前と比率を書き、それ以上株主がいる場合、ほか〇人 〇% を書きます。

役員は全役員です。

事業内容

このへんまでは特に困ることもないと思いますが、この事業内容から少しづつ時間がかかるようになると思います。

ここから先はわかりやすいので、「電子入力ガイド」を引用しながら、書き方のポイントをお話しできればと思います。

画像13

類型で「一般型」を選んだ場合、特別枠の事業類型、補助率を選ぶ画面は出てきません。特別枠のこの部分はまたあらためてお話します。

事業計画名

30字「程度」で書くとされています。ポイントとしては「何をどうするためにどうする」と簡潔に補助事業の申請内容を書きます。

30字程度ですので、あまり短すぎるのも長すぎるのもよくなく、できるだけ30字に近い文字数で書くようにします。いわゆるタイトルですが、スピッツのように歌詞と関係ないタイトルをつけずに、異世界モノのラノベのようにタイトルだけで内容がある程度わかるように書きましょう。

事業計画の概要

今度は100文字程度で概要を説明しなさい。と、そんなわけで、さきほどの30文字より詳しく書きます。

概要になるので、「誰が、何を、なんのために、どうやって、どのようにする」と、わかりやすく書きます。

こちらも文字数に注意です。ポイントですが、「何をどうする」をしっかり「事業を行う」というする事です。

補助金の申請は「設備・機材を買う」ためにするのですが、気を付けたいのはここの概要で「設備導入」をゴール地点に設定しない事です。機材を買うというのはいわゆる「どうやって」の部分にあたり、目的達成の手法ですので、ゴールは「機械設備を導入して、生産性を30%あげる。」など効果の部分にあたります。

ゴールに設定する部分は実はその下の「事業分野」にあたります。

①新商品(試作品)開発
②新たな生産方式の導入
③新役務(サービス)の開発
④新たな提供方式の導入

この4つのうち選択した分野の実現のために、機械設備を導入するという考え方で進めてゆきます。

この事業分野は「経営革新計画」の事業分野です。経営革新計画についてお話した過去記事に解説していますので、どうぞそちらもご参照ください。

補助事業の具体的な内容

画像14

手引きにWORD等で作成し、と、あるので、作成しますが、いわゆるこの添付する資料が申請の核。つまり、一番重要な資料を作成する事になります。

ここはしっかりと解説しますし、記載例も公開します。

一旦先に進めて、次回でガッツリやりましょうか。遅筆気味になってしまっていますが、速やかにこちら公開できるようにします。

簡単にポイントをお話しますと、この「その1」「その2」と計算根拠の「その3」合わせて10ページ以内で具体的な内容を作成します。

役に立つのが、総合サイトでダウンロードできる「参考様式」です。

審査項目を満たして、わかりやすく表などを交えて記載します。

では、いったん次に。必ず、この部分は詳しく書きます。

画像15

例えば、資金調達の手段として、クラウドファンディングで実績がある場合、一定の実績で点数がもらえるとされています。

30年補正で行われたものづくり補助金は、クラウドファンディング加点があり、100万円以上集めた実績のある会社は加点されていました。

今年は「加点」項目とはされていませんが、事実上の「加点」項目で、実績があれば入力しておきたいところです。

その下、「環境に配慮したビジネス」ですが、バイオマス製品等・・・などと書かれています。国の政策に合致するか。それがあれば特筆せよという事です。

では、国のどんな政策かというと、

環境省の「プラスチック資源循環戦略」であると思われます。

とはいえ、明記されていませんし、上記戦略政策に一致しなくとも、例えば「省エネ」になるのであれば「環境に配慮」になりますので、「環境に配慮」する取組があればあまり上記政策にとらわれずに記入したほうが良いと思います。

その3:会社全体の事業計画

画像16

数字です。基準年度は直近決算期で良いと思います。

ただし9月決算など直近期が採択発表の9月末より1年開いてしまう場合は、決算の試算表を出してそこを基準年度にしたほうが良いと思います。

数字の考え方は上の資料を読みながら計画を立案してゆきます。

また、ここで入力した数字の根拠はまた別の添付資料を作成する必要があります。必須です。

事業計画書作成支援

画像17

添付の事業計画書の詳しい内容を作成支援、助言など受けた場合は記載します。

これは公募要綱にこう書いてあるためですが、審査には影響しないと言われています。

画像18

まぁ、補助金目当てで計画書を丸投げして、後でトラブルになったり、報酬額がべらぼうに高くて後でトラブルになったらまとめて公表するから書けという事ですが、民間の契約に経産省なり中小企業庁が介入するような真似をしていいのか疑問です。

まぁ、それでなくとも悪徳なコンサルもいるので、ある程度注意喚起する上でもこれは必要なのかもしれませんが、補助金の本分として、補助金はやっぱり全額補助事業で使うべきですので、条件が不透明な契約とか、出鱈目な成功報酬とか、書けないような事はダメですよと。

これはもしこの記事を読んでいただいている作成支援者の方がいらっしゃったらしっかりと肝に銘じてください。

作成支援者を記載しないように求めることは「不適切な行為の例」にも書かれています。

当事務所では、こうした不適切な報酬の請求や不透明な契約は行っておりません。契約の際にはしっかりと内容を説明し、双方納得の上で契約を締結させていただいております。http://kitagoh-gyousei.com/?page_id=31

実績説明

次の項は、過去の補助金等の事業に係るこれまでの実績報告です。

画像19

過去、ものづくり補助金など受けた場合はその内容を書きます。そして、現在のその補助事業の実績、今回との相違点を書きます。

事業成果・実績の部分では「事業化段階」を選択します。

今、前回の補助金を受けてその補助事業はどういった状態かを選択します。

資金調達内訳

そして、今回の補助事業で購入する経費を記入し、その資金調達をどうするかを入力します。

画像20

この画像のマニュアルは非常にわかりやすいので、見ながら申請してゆくのがいいですね。

経費の内訳については、公募要綱を見て、導入する設備の経費が何に当たるのかしっかり確認します。

画像21

画像22

画像23

画像24

公募要綱にこういった形で対象経費が書かれており、これ以外の経費は対象外です。また広告宣伝・販売促進費は特別枠のみです。

資金調達の内訳というのは、その設備を購入する際、どういった形でその資金を調達するかを入力します。

項目としては、「自己資金」「補助金」「借入金」「その他」で、補助金は補助事業終了後に振り込まれるのが原則なので、支払いはとりあえず自己資金か借入またはその他で行なわなくてはならないため、その調達方法を書きます。

全て自己資金の場合はそれでもいいです。

借入の場合は、金融機関名と支店名を記載します。

一部借入でも、一部自己資金でもかまいません。

加点項目の入力

画像25

その他加点項目として、これまでに説明した

(1)成長性加点・・・有効な期間の経営革新計画の承認取得(申請中も含む)
(2)政策加点・・・小規模事業者または創業・第二創業間もない会社
(3)災害等加点・・新型コロナウイルス感染症または有効な期間の事業継続力強化計画の認定取得(申請中も含む)
(4)賃上げ加点・・・給与支給額総額2%以上かつ地域別最低賃金+60円または被用者保険の適用拡大の任意適用

該当するものにチェックを入れて申告する事になりますが、これは後程添付ファイルで証拠書類をアップすることになります。

労働者名簿

小規模事業者の場合は労働者名簿という、従業員一覧を入力します。

画像26

これで「A.応募者のプロフィール」の入力は完了

ここまでで半分終了です。

ここから先は主に、ファイルのアップロードになります。

添付書類に関しては

・ 申請書類(事業計画書)・・・その1、その2、その3合わせて10ページ以内

・ 加点項目のエビデンス資料

  ① 経営革新計画の承認認定書または申請中の申請書

  ② 履歴事項全部証明書または開業届または後継者の開業届
  ③ 事業継続力強化計画の認定書または申請中の場合、申請書

・ 直近2期分の決算書または確定申告書(1期分を1ファイルに)

・ 役員一覧表

・ 機械装置の内容(任意)

です。

次回は

添付資料の事業計画書についてお話します。

この事業計画書を作る上で、参考様式1を使います。

画像27

これはこれまでの入力を行う際にも使用できますので、有効に使いましょう。

次回はできるだけ早く更新します。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?