見出し画像

補助金は採択された後も結構大変

きたごう行政書士事務所です。

今年も残すところ30日と少しになりまして、時の流れに身をまかせていたら沖へ出てしまい狼狽えている気分です。

12月になると急にバタバタしだすのが「補助金の清算」関係の事です。

「「小規模事業者持続化補助金」の清算手続き、なんもやってねー!やべーよやべーよ。」ってご相談を年末にかけてよく頂きます。

と、いいますか、年始に「なんもやってねーよ」とか言われると正直、こっちの肝は急速冷凍フリーズドライで出荷されるので、年末に言われればまだましな方ですね。


小規模事業者持続化補助金の実績報告

小規模事業者持続化補助金は採択され、申請した補助事業を行い、そして実績報告をしてから交付されます。

事業期間は今年の場合、最長で12月31日までです。

そこまでに申請した事業を完了しなければなりません。

ホームページ作成にしろ、チラシ作成配布にしろ、設備投資にしろ申請時に設定した期間までに見積もり発注納品支払いまでを終わらせる必要があります。約半年弱で行う必要があるのです。

その後、実績報告を行うわけなんですが、これがなかなかの事務作業となっております。

特に最初に注意しておかなければいけないのは、交付要綱の第16条です。

引用します

第16条 補助事業者は、補助事業が完了したときは、その日から起算して30日を経過した日、または2020年1月10日のいずれか早い日までに、様式第8による「小規模事業者持続化補助金に係る補助事業実績報告書」を日商事務局長に提出しなければならない。

つまり、終了後30日かデッドラインの2020年1月10日までに様式8をまとめて「郵送で」提出しなければ補助金は交付されません。


あ、様式8を書くだけでいいの?って思われるかもしれませんが、もちろんそんなわけありません。

実績報告書等提出時には、チェックリスト・経費支出管理表および(別紙2)支出内訳書のご提出をお願いいたします。

これは事務局のHPに書いてあることなんですが、この経費支出管理表(別紙2)支出内訳書も同時に提出する必要があります。

さらに言えば、チェックリストには

1 見積金額・仕様がわかる書類

2 相見積の書類

3 発注日がわかる書類

4 請求金額がわかる書類

5 支払を証明する書類

など

が必要とあるので、これらのとりまとめも必要です。


書類管理は確実に

それぞれ、1つづつ見ていきますと、

ここから先は

1,549字

¥ 100

期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?