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セルフヘルプ・認知行動療法

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抑うつや、不安な気分を克服する、科学的な方法を紹介します。 克服方法を練習すれば、以降は悩まされないので、費用対効果の高いスキルです。
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#哲学

先延ばし克服と上達を両立するGtGという手法

この記事では先延ばしを防いで物事も上達する、GtGという方法について書きます。 ここ一年ずっと実践しているのですが、 ・先延ばしにしていること ・慣れていないこと、 ・初めて読む本 などに対して非常に効果が高いです。 私達が何かを練習する時、大きく分けて2つ方法があります。 1 限界的練習1つは限界的練習といって、簡単に言えば、集中して一生懸命やる方法。 この手法は、自分が安心だと感じることができる領域をコンフォートゾーンというのですが、コンフォートゾーンの外

【セルフヘルプ 1】 マイナスの気分を作るのは感情ではなく歪んだ考えという話

世の中には認知療法、あるいは認知行動療法と呼ばれるものがあります。 認知療法をシンプルに説明すると 認知療法=気分を持ち上げる簡単な方法を学ぶこと という解釈でOKです。 世の中には「何も学んでいなくても、生まれつき自分の気分を持ち上げるのは得意だ」という人も存在しますが、大半の人は身につけていないでしょう。 この記事を書いている私も、そのような心の知能指数的(EQ)な能力は、普通の人よりも劣っていました(最初から出来るなら学ぼうとはしない)。 というわけで、気分

歪んだ楽観主義、精神勝利法とは

精神勝利法とは、魯迅 阿Q正伝の主人公が身につけていた考え。 解釈を歪めて常に勝利していく姿は、匿名掲示板の強者を思わせます。 何かあっても常に良い気分であれば、それは楽観主義と言えるのであり、悲観主義より、ずっと健康的であると言えなくもないです。 行き過ぎた楽観主義を表す言葉として、ポリアンヌ的(全て良かったこととする考え)というのがありますが、今回は精神勝利法について語らせていただきたい。 ちなみに楽観主義というのは、ワンパンマンのキングの周りの人のように振る舞う