🌸乱に利あり。日銀の金融緩和を修正を嫌気。動きのいいIPO銘柄で短期売買。①LaboroAI(5586)公開価格@58円、初値予想@880円から@1170円 ②GENDA(9166)2037円+0 PER20.4倍。③エコナビスタ(5385)2999円-191

来週の日本株の読み筋=国内長期金利にらみ神経質な展開も

16:30 配信

 来週(7月31日-8月4日)の東京株式市場は、国内長期金利の動向をにらみ、神経質な展開も考えられる。28の日銀金融政策決定会合では、YCC(イールドカーブコントロール、長短金利操作)の柔軟化という、市場が解釈に迷う方針が示され、金融マーケットに禍根を残す可能性がある。

 長期金利の変動幅については従来のプラスマイナス0.5%を据え置いてはいるが、あくまで「メド」としてそれ以上の上昇を許容する。会見した植田日銀総裁は「1%を超えないように差し値オペを実施する」としており、YCCの事実上の撤廃に踏み切ったとも受け止められる。当面は、長期金利の真の上限を瀬踏みする形で上昇する展開が想定される。為替も円安方向には動きにくくなる可能性があり、株式相場の重しとして意識されやすい。

 次回の日銀会合は9月21-22日で、場合によっては向こう2カ月近くはマーケットがやきもきする状況が続くかもしれない。同時に、さっそく0.5%を上回ってきた長期金利の上昇を、当局がどこまで許すのかが最大の焦点となってくる。

 スケジュール面では、国内で7月31日に6月鉱工業生産、8月1日に6月失業率・有効求人倍率、2日に6月15-16日開催の日銀金融政策決定会合議事要旨が発表される。海外では31日に中国7月製造業・非製造業PMI(購買担当者景気指数)など、1日に中国7月財新製造業PMI、米6月JOLTS(雇用動態調査)求人件数、米7月ISM(全米供給管理協会)製造業景況指数、2日に米7月ADP(オートマチック・データ・プロセッシング)雇用統計、3日に米7月ISM非製造業景況指数、4日に米7月雇用統計が予定されている。

提供:ウエルスアドバイザー社


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